オーストラリア国籍男性、イラクに渡る

ISと戦うアッシリア系義勇兵部隊に

イスラム教国はもとより、オーストラリア、ヨーロッパからもシリア、イラクに渡り、ISIL(ISIS、イスラム国とも)に加わる若者が現れているが、逆にISILと戦うために義勇兵として中東に渡る者も時折報道される。メルボルンのアッシリア系イラク移民男性がイラク領内のアッシリア人の義勇兵部隊に参加したことが報じられている。

ABC放送(電子版)が伝えた。

この男性はハミス・ゲワルギス・ハミスさんで、イラク北部でイスラム国と戦うキリスト教系民兵組織「挺身隊」に加わっている。この民兵組織はイスラム国がイラク国内のアッシリア人少数派グループを攻撃し、何万人ものアッシリア人を住み慣れた土地から追い払っている。ハミスさんは、「彼らイスラム国は殺人や拷問にかけては見境がない。彼らは野蛮人だ。死ぬつもりでやって来ている。だから、彼らがどんなに住民家族や子供達に恐怖をまき散らしているか考えてみればいい」と語っている。

ハミスさんはメルボルンでは結婚しており、2人の子供を持つが、今はISILが占領するイラクの都市モスルから30kmの町を他の「挺身隊」隊員とともに守備しており、「このところイスラム国の攻勢が続いているが、同盟軍の空爆とクルド系民兵組織ペシュメルガの防衛で食い止められている。我々はペシュメルガやイラク政府軍と同じ側で戦っているがどちらからも援助はない。国際社会らの援助が欲しい」と語っている。

ハミスさんは私戦を禁ずるオーストラリア国法を知っているが、オーストラリアに帰って罪に問われることが喜んで受けて立つと語り、「国際社会がアッシリア人に人道的援助を行い、このイスラム国を駆逐し、この町や村から追い出し、住民が帰って来られるようにしてほしい」と語っている。

オーストラリア国内のアッシリア系コミュニティは、オーストラリア政府に対して、「イスラム国と戦うアッシリア系国民を処罰しないでほしい。そればかりでなく、イラク国内のアッシリア人を援助してほしい」と要求している。
■ソース
Islamic State: Australian man joins ‘self sacrificers’ group Dwekh Nawsha fighting militants in Iraq, calls for international support

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