ISILと戦い、豪人元兵士戦死

クルド部隊に参加、ISIL陣地攻撃中

 シリア、イラクでISIL(ISIS、イスラム国とも)と戦っているクルド人部隊に参加していたオーストラリア人の元兵士が、ISIL陣地攻撃中に戦死したと発表されている。当初、戦死者は北部準州出身の元労働党北部準州支部幹部とされていたが、その後の調べで別人と判明、最終的にQLD州出身の元兵士と判明した。

 2月26日付のABC放送(電子版)が伝えた。

 戦死したのは、QLD州出身の元豪陸軍予備役のアシュリー・ジョンストン氏と見られている。ジョンストン氏は7年間の兵役の後、2014年に中東に渡り、ISILと戦っているクルド人のYPG「防衛隊」に参加した。豪国防省スポークスマンも元予備役の戦死を把握しているがコメントは拒んでいる。一方、クルドYPGに参加しているアメリカ人、ジョーダン・マトソン氏が、「IS攻撃中にジョンストン氏が小火器によって死亡した。アシュリーは不平を言わず、常にポジティブでいい男だった。彼は、自分の国を守るために戦っていたがその彼の国は彼を犯罪者扱いしている。彼に出会い、彼と戦ったことを名誉に思う」と語っている。

 また、ジョンストン氏の友人も、「彼ほどの親友はいない。アシュリーは心が寛く、他人を思いやる人物だった。彼の家族のことを思うと心が張り裂けそうだ。彼と過ごした時を生涯忘れない」と語っている。

 また、クルド人のフェースブックでも「クルド人のために戦い、クルド人に殉じた初めての西洋人だ。かれは会う人の誰に対しても謙譲で親切な態度で接し、人々にポジティブな影響を与えた。シンガル近くの小村のISISの陣地攻撃のさなかに戦死した。彼の8人の小隊のトラックが故障したが、それでも彼らは果敢に大人数のISISを相手に戦闘を続けた。どうか彼のことを忘れないで欲しい」と書かれている。

 クルド人部隊は外国で義勇兵を集めることはしていないが、イスラム国と対立する勢力に投じる欧米人が増えていることが報じられている。また、義勇兵は給料などをいっさい受け取っていない。

 一方、オーストラリア政府の外務貿易省は、「海外の戦乱に参加しているオーストラリア人は直ちに戦乱地域から退去しなければならない」と公式発表している。
■ソース
Islamic State: Former Australian soldier Ashley Johnston killed fighting militants in Middle East

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