異国文化のマーケティング・ソリューション──doq pty ltd

【ビジネスPICK UP】

異国文化のマーケティング・ソリューションを提供
doq(ドック)


 2009年の起業以来、日本の大手企業や政府機関をクライアントに持つなど、急成長を遂げている在豪日系企業がある。そのdoqの作野善教マネジング・ディレクターに話を聞いた。

 


作野善教マネジング・ディレクター

——doqとはどんな会社でしょうか。

私たちは「Cross Cultural Marketing Consultancy」という異国文化のマーケティング・ソリューションを提供する会社です。doqという当社のブランド名には、dock(桟橋・寄航港)という言葉とその意味を込めています。

桟橋や寄航港がもたらすような、世界のさまざまなアイデア、人材、物をクライアントの新規市場機会創出に役立てることができればと思っています。

 

——具体的には進出日系企業が豪州人消費者向けに行うアピールを最大化するということですね。そのために大切なポイントは何なのでしょうか。

簡単ではないのですが分かりやすくまとめると以下の3点に集約できると思います。

 

① 己(自社製品・ブランド)のことをよく知る
マーケティングをする際に最も重要でありながら、多くの組織で自社ブランドの定義が見落とされがち、あるいは詰め切れていない状態のままマーケティングがなされることが多々あります。マーケティングにおいて「ブランド・エッセンス」や「ブランド・コア・バリュー」と言われていますが、自社のブランドが消費者に存在意義また他社より優位に提供できる価値を明確に定義していくことで差別化されたブランド構築をすることができます。

 

② ターゲット(豪州消費者)のことをよく知る

マーケティングとは最終的に消費者に「付加価値」を約束し提供することが重要ですが、その「付加価値」とは極めて主観的であり、ターゲットによって何を付加価値として感じるかが異なります。ですので「消費者のことをよく理解すること」が重要であることは、どこの国でマーケティングを実施する時にも変わりはありません。
ターゲットを設定した後(例えば20代女性など)、その人たちの行動、消費や趣味の傾向、あるいはどのような人たちと接点があるのかをよく理解し、彼らにとっての「付加価値」とは何なのかを理解することが不可欠です。

 

③ 己とターゲットの各接点を線にしコミュニケーションを構築する

上記①と②を明確にした後、自社ブランドと消費者の間で効果的なコミュニケーションを図ります。目的に合わせて、媒体を選ぶことだけでなく、適切な時間、シチュエーション、場所などさまざまな選択肢と手法を探り、その中で最も効果的な「点」を割り出し、その点を組み合わせて「線」のコミュニケーションを戦略的に構築していきます。
基本的には、人と人とのコミュニケーションに似ていると考えます。気になる人、あるいはお付き合いしたい方がいたら、その方とどうやって人間関係を構築していくか。このビジネスで活躍できる人は、人間のコミュニケーション力にも長けている方が多いのはきっとそういうことだと思います。


doqを構成する5人のメンバー

 

——会社にはどのようなスキルや経験を持ったスタッフがいるのですか。日系企業は何を期待できますか。

当社の参加条件でもありますが、メンバー全員が「異国文化のマーケティング」の実務経験があります。

私と共同創始者はLeo Burnettでグローバル・マーケット担当時にプロのマーケターとして世界の第一線で仕事をしていました。Leo Burnettは、毎年カンヌ国際広告祭で数々の賞を受賞する、世界でもトップレベルのブランド・エージェンシーです。私は主に「ブランド・マネジメント」を専門とし、特に新規ブランドの開発、新規市場開拓戦略立案およびブランドのリ・ポジショニングの戦略立案を行っていました。数々のブランドを中・長期的により強固なものに構築し、ビジネスを成長させた経験があります。

共同創始者であるTaka Aogakiは、アイデア創出、インタラクティブ・ウェブ・デザインからグラフィック・デザイン、店頭やイベント会場のデザインまで、幅広いクリエイティブ開発を担います。彼もクリエイターとして世界の第一線で活躍していたので、優れたアイデア(ただ単に良いアイデアではなくクライアントのビジネスにとって効果的なアイデア)を創出し、それを表現する天性のデザイン・センスがあります。

また、シリコンバレーのウェブ系スタートアップ企業で3年間働いていた日系アメリカ人のKai Mitsushio、あのカップヌードルで有名な日清食品の元マーケターであるAkiko Nagaiらが弊社のアカウント・マネジャーとしてクライアントと1つのチームになり日々クライアントのビジネスをサポートしています。

私たちの仕事は、何かをクライアントに売りつけることではなく、クライアントのビジネスを本質的に成長させることです。弊社とクライアントの関係は、いつも上記の人材とクライアント・メンバーがともに「One Team」として各プロジェクトに取り組んでいます。「良いものは良い。悪いものは悪い」と正直に議論できる建設的な関係を構築し、共通のビジネス目的の下、それぞれの強みを精一杯引き出せるクライアントと一体化したチーム作りが弊社の最大の特徴であり、日系企業にも期待していただけることです。

現在、新社屋オープンに伴い無料でブレインストーミングをご提供しています。美味しいコーヒーを片手にピアモント・ハーバー沿いの公園を歩きながら貴社のマーケティング・ソリューションのアイデアを創出しますので、ぜひお気楽に弊社までお越しください。


■doq Pty Ltd
Web: www.thedoq.com

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