第1回 ビジネス・プランを立てる

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豪州でビジネスを始めるには?

第1回 ビジネス・プランを立てる

豪州での日本企業の縮小化に伴い、自身でビジネスを始めようと考える人が増加中だ。しかし、一体何から手をつければいいのか分からないという人も多い。そこで、税金対策から経営アドバイスまでを手がける公認会計士が、豪州でビジネスを始めるための基本ノウハウを解説。

独立したい。起業したい。ビジネスのアイデアはある。しかしどこから始めたらいいのか分からない、という人に起業の第一歩としてまず実践してほしいのが、ビジネス・プランを書くことです。豪州で一般的なのは、皆さんが頭の中で思い描いているビジネスの内容を以下の4つの項目別に書き出す方法です。

1.Business Description(ビジネスの詳細について)
2.Environment(競合相手などビジネスを取り巻く環境について)
3.Business Strategy(マーケティングなどのビジネス戦略について)
4.Financial(予算設定などの財政戦略について)

ここで重要なのは、例えば飲食店を立ち上げたい場合であれば、どの場所で、何を、いくらで売って、何人雇って、いつまでに、どれだけ稼ぐ…というように、できるだけ詳細かつ明確に書き出すことです。そうすることにより、現在何が足りていないのかが具体的に見えてくるからです。特に、予算設定や市場調査などはこの機会に徹底的に行うべきです。

とは言っても、外国である豪州ではなかなか難しいですよね。そこで私が参考資料としてお薦めするのが、FMRC社(*1)などが提供する統計リポートです。同社の場合、各リポート(業種別)の購入費用は250ドル程度ですが、市場を把握するのに役立つ詳細なデータを入手できます。また、VIC州政府(*2)などが無料で提供しているビジネス・プランのテンプレートを参考にするのもいいでしょう。

5年10年、そして次世代へと財を残す起業家は、行動力だけでなく、高い計画性を兼ね備えています。皆さんも成功する起業家になるために、まず詳細で明確なビジネス・プランをきっちりと立てることから始めてみてください。

(*1)Web: www.fmrcbenchmarking.com.au
(*2)Web: www.business.vic.gov.au


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【プロフィル】
渡辺哲(わたなべてつ)

●豪州CPA、税理士。不動産管理業、個人会計事務所経営、大手監査法人勤務などを経て、2010年5月よりヴィンセンツ公認会計事務所にて日系企業の会計、税務、経営の総合的アドバイスを提供するジャパニーズ・ビジネス・ソリュルーションズを設立。

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