秋の入学式

ロイヤー加納の住んでよいとこブリスベン!?
第34回
秋の入学式

文=加納寛之
プロフィル
かのうひろゆき●ブリスベン歴6年半。日・米・豪3カ国の弁護士。NY留学中の2001年に9・11テロを体験後、ブリスベンの青空に心を癒され永住を決意。モットーは仕事も遊びも全力投球!週末は妻、娘(4歳)と一緒に愛犬モモの散歩でリフレッシュ。犬連れのアジア人家族を見かけたらそれが僕たちかも ?


 ここのところ、朝晩すっかり冷えるようになってきました。しかし、1度日が昇るとポカポカとして暖かく、ここブリスベンは本当に過ごしやすい日が続いています。
 さて、先日クイーンズランド日本語補習授業校の入学式がありました。私も商工会より来賓として祝辞を述べさせていただく機会となりましたので、幼稚園児・小学生・中学生の集まるブリスベン校に足を運びました。
 ここQLD州には、ブリスベン・ゴールドコースト校の日本語補習授業校があります。日本語で国語、算数、数学を学ぶ生徒たちは、毎週土曜日、現地の子どもたちがスポーツや家族団らんを楽しむ時間に、一生懸命勉強を続けているわけです。永住者、企業駐在者、そのほか一時滞在者と、オーストラリアにいる立場や期間はそれぞれ違えども、週末も朝早くから授業に間に合うように送り届け、成長を見守る親御さんの想い、現地校の勉強と並行しながら日本語のレベルをキープしつづける子どもたちの努力は皆同じでしょう。また、それぞれ仕事を持ちながら、週末の準備をして授業を行う先生方、運営を行うJCB、日本人会の皆さんの献身を思うと、頭の下がる思いでありました。
 30歳近くなるまで海外旅行もしたことのなかった私は、弁護士となってからも、英語を使って仕事ができたらどんなに素晴らしいだろう、と思っていました。しかしそれが叶って日々英語を使いながら仕事をしている現在は、日本語をもって自由に思考を巡らせることの素晴らしさも実感しています。どの言葉でもいいから、深く物事を掘り下げることのできる言葉を持つことは、自分を本当に理解し、ゆるぎない自信を持つかけがえのない財産につながるものです。
 現地校に通う生徒たちにとって、日本語を使う時間や友達は貴重なものです。この中にも、このエッセイを読んで理解してくれる生徒たちがいるといいな、と思い挨拶をしてきました。秋晴れの中行われた、気持ちのよい入学式でした。

 Happy Rich Harding legal 幌北学園 Japanaroo  kidsphoto
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