陰陽師・橋本京明の開運指南「暦」

「ラスト陰陽師」橋本京明が、毎日を笑顔で過ごせる開運方法を指南!
 

第4回 暦

今回のテーマは暦。皆さんは、暦がなぜ誕生したと思いますか。年月において1年とは、簡単に言えば、地球上の気候が春、夏、秋、冬の順序で変遷する時間を表したものです。また「七曜日」という言葉があり、占術家は土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月の順で表しますが、一方で皆さんは日ごろ、日曜日から土曜日の順序で表しますね。

日本で暦が初めて用いられた時代には暦の制度はなく、文武天皇の大宝年間(701−704)に陰陽寮を置いたところから始まります。今で言うところの省庁にあたります。暦道・天文道はここで司り、暦博士を置いて暦が作られたのです。

また、暦は政治だけでなく、農業にも深く関わり、農業暦も作成されていました。それは政治も農作物も、各季節や時に合致したことを行わないと「自然」と「人間」の調和の歯車が合わなくなるため、また「時令思想」として、時候・時節・年中行事が重んじられていたからです。当時の陰陽師は暦に基づいてタイミングを計り、時期と政治や人々のあり方を平行に進める仕事をしてきました。暦に基づいた占いは生活に密着し、欠かせないものだったのです。

暦が誕生した理由について、私は次のように考えています。私たち人間は宇宙と平和に調和しながら生きていくために、知らないことや謎だらけの宇宙について科学や学問として研究を進め、宇宙の理解を深めてきました。知らないことを知ることは、未知への恐怖や不安の解消につながります。人間はそうした防衛本能的な意識と同時に、知らないことを知りたいという好奇心を与えられた生き物でもあります。私たちには過去や現在を整理して未来を見つめようとしてきた歴史があり、そのため暦は誕生したと考えます。

時間はすっかり私たちの日常に組み込まれています。現代においても、陰陽師である私にとっても、その人の運命のバロメーターを算出するのに、暦は必要不可欠なものです。今日という日は2度と訪れることはありません。1日が1カ月をつくり、1年を築き上げます。まずは皆さんも、カレンダーを見て時間を有効に使うことを心がけ、より良い人生を送れるように努めてください。


☆プロフィル
著者・橋本京明◎神官の家系に生まれ、幼いころから念視・予知、霊感・霊体験をし、小学2年生で四柱推命、紫微斗数、奇門遁甲などの占いを学び始める。その後、数々の寺院で修行。高校卒業後は会社に勤めながら占いの個人鑑定を開始し、2008年に独立。「ラスト陰陽師」としてメディアにも多数出演。現在は東京都にオフィスを構え、個人鑑定を行っている。

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