第154回 あばれ祭

書家れんのつきいち年中行事

第154回 あばれ祭

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 ご機嫌いかがですか、れんです。日本中を旅して風光明媚に触れ、ご当地名物を頂く、なんてことは1つの憧れです。九州出身で大学で東京に出た私は山陽道、東海道はよく利用しましたが山陰や北陸を訪れる機会がありませんでした。いつかゆっくり行ってみたいと思っています。

 さて、その北陸は石川県、能登町の宇出津(うしつ)地区では毎年7月の第1金曜日と土曜日の2日間、県の無形民俗文化財である「あばれ祭」、別名「宇出津のキリコ祭り」が開催されます。キリコとはお神輿のような担ぎ棒の付いた巨大な燈籠(とうろう)です。

 江戸時代にこの地で疫病が流行ったことで京都の祇園社(八坂神社)から牛頭天王(ごずてんのう)を勧請(かんじょう)して盛大に祭礼を開催。すると大きな蜂が出現して病人たちを刺すとたちまち皆病が癒えたのです。これに感謝した人びとが大きなキリコを作って練り回ったのが始まりとされています。更に勇ましいことを好む牛頭天王を喜ばせようと神輿やキリコを激しく暴れ回らせるのです。

 朝の八坂神社での神事の後、酒垂(さかたる)神社と白山神社の氏子が八坂神社のお神輿を担ぎ、各町内からは40本以上のキリコが出動します。キリコを担ぐのは各町内の男女で、担ぎ手と囃子方で2000人以上。上には子どもたちが乗り、笛を吹き鉦(かね)を鳴らし太鼓を叩きます。宵祭りでは7メートルもある松明が燃え上がり、降りかかる火の粉を浴びながら勇壮に乱舞するキリコに祭のムードは最高緒に達します(2021年は開催中止が決定しました)。

このコラムの著者

れん(書家/アーティスト)

れん(書家/アーティスト)

アーティストとして永住権取得。作品「ふるさと」が国有財産として在豪日本国大使館蔵。豪・日・ドバイ・NZで作品展、大書ライブ、workshop多数。ハリウッド映画『The Wolverine』製作に参加。シドニー総領事表彰。新元号「令和」揮毫(総領事館蔵)。豪五輪委員会で応援大書。書道教室運営。LINE stamp販売中。
Web: renclub.net / Email: renclub@gmail.com / 動画: youtube.com/user/renclub

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