
世界中から毎年約110カ国のゲストが訪れるという、東京のサクラホテル。ここでは毎日国際色豊かな光景が広がっている。そこで本コラムでは、このサクラホテルのスタッフたちが、ユニークなゲストたちやエピソードをご紹介。
サクラホテル/ホステルとは?
「世界中の人びとが出会い、お互いに理解し合う場を作りたい」をモットーに、創業以来、海外からのゲストに東京での滞在先を提供。姉妹会社のサクラハウスでは、短期から長期滞在の人向けにドミトリー、シェア・ハウス、アパート、町家スタイルのバケーション・レンタルなども案内している。
サクラホテルにようこそ
サクラホテルに入社し、やっと1年半が経ちました。毎年、世界中から約110の国と地域のゲストが来ますが、オーストラリアからのお客様の数は必ずベスト3に入るほど多いと思います。私は、インドネシア出身ですが、これまでにシンガポール、大好きなオーストリアに住んでいたことがあります。
オーストラリアのメルボルンで勉強していたので、3年間滞在しました。そのため、ホテルにオーストラリアからお客様が来るとついうれしくなり現地の方言などを使い会話します。簡単なオーストラリアのあいさつ「G’day, how ya going mate?」と言うと、お客様が笑顔になります。
さまざまな国に住みましたが、ぜひオーストラリアの面白いことを2つ紹介させて頂きたいと思います。1つ目はとにかく、オーストラリア人はとてもフレンドリーだということ! 自分の友達だけではなくて、知らない人にまでとても優しかったです。オーストラリアにいる間に、もちろん困ることがいっぱいありましたが、現地の人びとの温かさに何度も救われました。親切なオーストラリア人に助けられたことは、今でも忘れません。
2つ目は、やはりバーベキューです。ホームステイ先の人とのご飯や友達とのバーベキューなど、一緒に食事をすると仲良くなります。バーベキューを通し会話をすると、それまで知っていたのとは明らかに違う国民性を知ることができます。生まれた国によってこんなにも違うのかと思います。ただ、人間である以上、人としての共通点も感じます。

現在、私は4年間日本に住んでいます。自分の母国、第2ホームのシンガポールとオーストラリアが恋しいです。私が働くサクラホテルもお客様の約8割が外国人であるため、日本にいるのに外国にいると感じています。
小さな建物のサクラホテルの中で、世界中から人が集まって来るのはすごいことだと思います。これからもサクラホテルのスタッフとして世界中から集まるゲストとの出会いを日々大切にしていきたいと思います。日本でお待ちしています!
ベルナデット・ホーカー(サクラホテル幡ヶ谷)