規制の緩和でどう変わる?新型コロナウイルスへの各州の対応

こちらの記事は、NSW,VIC州の新たな発表を踏まえ、2020年5月12日にアップデートされています。

新型コロナウイルスの対応で制限されていた活動が、感染者の現象により緩和されようとしています。今回の緩和で何ができるようになるのか、また行動範囲が広がった際にクラスター感染を防ぐためにできることをご紹介していきます!

新型コロナウイルス対策委員会が、規制の緩和に言及

先日行われたオーストラリアの内閣会合では、5月8日(金)より規制の緩和を推奨するガイドラインを発表しました。ただし、これに対する実際の緩和については各州に委ねられています。

以下は現在の各州の緩和状況についてまとめています。

ニューサウスウェールズ州/シドニー

5月1日より、大人2人とその子供が伴って友人や家族の訪問をすることが可能になりました。訪問時には、室内での社会的距離、良好な衛生状況を維持することが求められています。
また、5月11日(月)から週1日の小学校・高校への登校がはじまります。詳細については各学校からの連絡を確認してください。

5月15日(金)より以下が認められます。

・最大10人までの屋外での集まり
・カフェ、レストランで最大10人が着席しての食事
・一度に最大5人までの家の訪問
・結婚式最大10人、室内の葬儀20人、屋外30人までの参加
・宗教的な集まり最大10人までの参加
・注意しての屋外運動施設の利用
・屋外プールの一部利用開放

ヴィクトリア州/メルボルン

5月11日(月)までヴィクトリア州は緊急事態宣言を延長しており、それまで規制の緩和をする予定はありません。外出は日曜必需品の購入、通院、運動、通勤・通学(リモートで不可能な場合のみ)に限られています。

5月12日(火)深夜適用の規制緩和により以下が認められるようになりました。
・介護、看護のための外出
・必要な場合、最大5人まで家族や友人の訪問
・接触の無いスポーツやレクリエーションを目的とした最大10人までの集まり
・社会的距離を保って、室内で最大10人までの宗教的な集まり

カフェやレストランの再開、娯楽のための旅行での宿泊等については今回の緩和策には含められませんでした。

クイーンズランド州/ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ

5月1日には最大2名までとなっていましたが、5月10日(日)より、同世帯の5人までが他の家庭を訪問することができるようになります。

また、自宅より50kmの範囲でレクリエーションの外出が認められ、同居していない人物1名(介護が必要な場合は必要な人数)を含むことができます。

ワーキングホリデー等での季節労働者が入州する場合、入州許可証、過去2週間の滞在住所、州内での雇用が確認できる文書、雇用中の滞在予定住所を開示する必要があります。

5月15日(金)深夜よりステージ1としてレストランやカフェ、パブやクラブを再開する計画があり、一度に最大10人まで食事を楽しむことができるようになります。また、遠隔地については感染が見られなかったことを踏まえ、最大20人としています。この緩和はバーとギャンブル施設には適用されません。

また自宅からの移動可能距離は150kmに拡張される予定です。その際には図書館、屋外の運動施設、プレイグラウンドについても再開を予定しています。

オーストラリアンキャピタルテリトリー/キャンベラ

1同居世帯が同時に友人や家族の訪問をすることが可能になりました。また同居していない訪問者は1度に最大2名まで迎え入れることができます。訪問時には、室内での社会的距離、良好な衛生状況を維持することが求められています。

日用必需品の購入以外にも、買い物をするための外出ができるようになりました。また、NSW州への旅行制限が一部緩和されています。

ウエスタンオーストラリア州/パース

屋外での運動(器具の共有をしないもの)や葬儀、結婚式などの集まりで10人まで参加できることになりました。1家族が10人以上の場合は全員一緒に行動することが可能です。

5月18日(月)よりステージ2として、最大20人までの屋内屋外の集まり、屋外での冠婚葬祭は最大30人までが許可されます。外食もできるようになり、一度に最大20人が食事を取ることができます。この際、職場への復帰も推奨されています。

サウスオーストラリア州/アデレード

社会的距離を遵守した上で10人以下の集まりが認められています。ただし、可能な限り2人の集まりで済ませることが推奨されています。

5月11日(日)よりレストランやカフェの屋外席での食事が認められました(元々スペースがあった店舗に限る)。公共の施設や運動場なども、入場制限を設定しつつ再開される予定です。また、キャンプサイト等を利用しての旅行ができるようになりました。

ノーザンテリトリー

5月1日より屋外でのレクリエーションや、家庭訪問などが許可されています。

今後ステージ2として5月15日(金)に、ステージ3として6月5日に段階的に規制緩和の予定が出ています。ステージ2ではフードコートやレストランの、図書館や博物館の再開を予定しています。ただし、外食時には2時間以内の滞在等の制限が設定される予定です。

タスマニア州/ホバート、ロンセストン

現在ところ規制の緩和について言及はあったものの、新しく変更となった規制はありません。

カフェやレストランの再開については5月18日(月)を目標としています。

スコット・モリソン首相が3段階の緩和プランを発表

5月8日(金)に発表された内容は、今後以下の3ステップをとることでビジネスを再開し、経済を活性化、安全を保ちながら新しい「通常」に戻っていくということです。

ステップ1:社会的距離、公衆衛生を伴った集まりの拡大

・最大5人の訪問者
・最大10人の屋外での集まり
・リモートワーク
・公共施設の再開(図書館、公民館、プレイグラウンド、ブートキャンプ)

自宅付近でのの行き来が活発となり、買い物や外食を楽しむことができます。州内での旅行も始めることができます。

ステップ2:社会的距離、公衆衛生を伴い、ほとんどの商業活動を再開

・最大20人の屋外での集まり
・リモートワーク

ジムや美容関係のサービスに行くことができます。また、映画館やアミューズメントパーク、美術館などで楽しむことができます。州を跨いだ旅行をすることができます。

ステップ3:社会的距離、公衆衛生を伴い、オフィスを再開

・最大100人の屋外での集まり
・オフィスでの就業

本土と島間の移動、ナイトクラブやフードコートの再開ができます。

それぞれのステップにどれくらいかかるの?

発表によると、経過を3週間ごとに見直し、それぞれのステップは最短4週間の間を取るという計画がたてられています。

COVIDsafeアプリをダウンロードして、感染状況の把握に協力しよう!

携帯電話にこのオーストラリア政府公認のアプリを入れると、bluetoothを利用してオーストラリア国内で新型コロナウイルスの感染者と接触があった人を素早く探し当てることができます。アプリをインストールした人同士の接触状況をトレースすることで、結果的にウイルスの拡散を抑えることを目的としたアプリとなります。

今まで通り手洗いや社会的距離の励行を続けると共に、たくさんの人がこのアプリを使うことで、規制が緩和されていった場合も急激なクラスター感染を未然に防ぐことができるかもしれません!

現在オーストラリア国内ではダウンロードを推進しています。こちらのアプリはコロナウイルスの危機が収束した後にいつでも削除することが可能です。

時間はかかるけれど、少しずつ元に戻る計画が進んでいます

上記の通り州ごとに感染状況が違うため、緩和の状況にも差が出ています。しかし、オーストラリア全体では感染が落ち着きを見せ、今後どのように経済活動を再開させるかが大きな目標となっています。政府もビジネスや労働者のサポートに大きな力を注いでおり、今後の復興に向けて明るい兆しが見えてきているのではないでしょうか。

もちろんいつでも感染状況は変わってきますが、クラスター感染を押さえた上で通常の生活をしていくために国全体が動いています。

新型コロナウイルスの対応について知りたいことがあったら

日豪プレスでは新型コロナウイルスに対するオーストラリア国内の対応状況を今後もお伝えしていきます。現在疑問に思っていること等、お気軽にフォームよりお問い合わせください

これからも日本語でわかりやすい情報をお届けします!

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