おうちでエンタメ&アート三昧!オーストラリア編

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 オーストラリア各州の公共施設や団体が、自宅からインターネット上で楽しめるイベントやアクティビティーを続々公開中だ。場所や時間の制約を超えて、誰でもアクセスできるのはオンラインならでは。パソコンやスマートフォンから、見る、聞く、参加するといった様々な方法で、エンターテインメントやアート、エクササイズなどを楽しもう。

PICK UP!
1オペラハウス

見逃した人気公演もじっくり味わえる

シドニー・オペラ・ハウス

Sydney Opera House

オペラ・ハウス内外での公演の様子をオンラインで配信中

「From Our House to Yours」と題して、音楽、トーク、ダンス、哲学など、オペラ・ハウスで過去に開催された多岐にわたる公演や、最新のデジタル・プログラムが公開中。注目は、メルボルン出身の女性歌手ミッシー・ヒギンズのコンサート、オーストラリア先住民のダンス・コンペティション、シドニー交響楽団の演奏回、イギリスのコメディアン&児童小説家デヴィッド・ウォリアムスのトークなど。アーティストや思想家による、刺激的なポッドキャストやインタビュー映像もあり、音楽ホールにとどまらないオペラ・ハウスの魅力を再発見できそう。

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3恐竜展

迫力満点のバーチャル恐竜展、専門家の解説付き

メルボルン美術館「ダイナソー・ウォーク」

Melbourn Museum: The Dinosaur Walk

会場の雰囲気をそのまま感じることができるビジュアル・ツアー

 メルボルン美術館では、恐竜、翼竜、巨大生物の17体の骨格標本を展示中。「Take a virtual tour」をクリックすると、会場をインターネットのブラウザ上で自由自在に見て回ることができる。恐竜たちは何を食べ、どう移動し、生きたのか。詳細な説明に加え、専門家による「恐竜と鳥の関係性」「なぜタルボサウルスは狩りが上手か」などの解説映像もあり、ダウンロード可能なファクト・シートに色を塗ったり書き込んだりしながら楽しく学ぼう。

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5ビエンナーレ

世界中からアクセスできる芸術祭に進化

シドニー・ビエンナーレ

第22回シドニー・ビエンナーレ芸術監督のブルック・アンドリュー(Photo: Zan Wimberley)

会場の雰囲気をそのまま感じることができるビジュアル・ツアー

 2年に一度の大型現代アート展が6月8日まで開催中だ。今年は、オーストラリア先住民の系譜を持つ現代美術家ブルック・アンドリューを芸術監督に迎え、101組のアーティストが参加。日本からはアイヌ出身のマユンキキが出展している。今回のテーマ「NIRIN」は先住民族ウィラドュリの言葉で「端」や「境界」を意味し、アートを通じて先住民を含む世界中の人びととの対話やつながりを探求する。今年は、ポッドキャスト、インタラクティブなQ&A、料理のレシピなどから、作品と作者に触れる。インスタグラム(@biennalesydney)の作品解説動画もお勧めだ。

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6図書館

数々のデジタル・コンテンツで歴史と文化を知る

NSW州立図書館

State Library of NSW

書籍だけでなく、総合的に「知」を提供するNSW州立図書館

 閉館中の図書館も、オンラインで知的冒険を提供している。NSW州立図書館では電子書籍の貸し出し(要登録)はもちろん、オーストラリア先住民の言語と英語で聞けるショート・ストーリーや、シドニー・ハーバー・ブリッジの歴史を知るポッドキャストなど、子どもから大人までが文化と歴史に触れられるコンテンツが充実。併設ギャラリーに展示された絵画作品には、サウンドスケープをプラスし、「ビジュアルと音」の融合をオンラインで楽しめるなど、先進的な試みが盛りだくさんだ。

7図書館

FAMILY
8タロンガ

飼育の「裏側」も覗き見できる

タロンガ動物園

Taronga Zoo

ライブ・カメラや、飼育員による愛情たっぷりの解説などのレア映像

 配信プログラム「タロンガTV」では、ゾウやトラの暮らしを24時間覗くことができるライブ・カメラや、飼育員による愛情たっぷりの解説、アザラシや鳥のショーのトレーニング風景などのレア映像がラインアップされている。他に、動物について子どもが飼育員に直接質問ができる「Ask An Expert Webcasts」など、キッズ向けプログラムも充実。


9水族館

サメも画面のすぐ向こうに!

シー・ライフ・シドニー水族館

SEA LIFE Sydey

愛らしいペンギンの食事風景などの動画が楽しめる

 海の生き物が好きなら、シー・ライフ・シドニー水族館のライブ配信がお勧め。アイドル的存在のジュゴンが玩具で遊ぶ姿を間近に見られたり、愛らしいペンギンの食事風景を見ながら生態の解説を聞くことができたりと、実際に水族館を訪れただけではわからない情報が満載。全動画はFacebookページ上にアップロードされている。

MUSIC
10MSO

クラシック・ファン垂涎のコンテンツ

メルボルン交響楽団

Melbourne Symphony Orchestra

過去のコンサート映像を自宅で

 メルボルン交響楽団(MSO)の演奏に、自宅でたっぷりと浸るチャンス。過去のコンサート映像の他、「シューマンを解体」と銘打って演奏の合い間に指揮者や演奏者の解説が入るものや、チェコの作曲家マルティヌーの「マドリガル」の弦楽二重奏など、配信のために特別に収録された演奏も楽しめる。


11カウチ

ハーモニーの喜びを自宅でも

カウチ・クワイアー

Couch Choir

パブからカウチへ。外出自粛中でもできる参加型イベント

 ブリスベンのパブで2017年に始まった合唱イベント「パブ・クワイアー」が、外出自粛の今、「カウチ・クワイアー」に進化した。その名の通り、自宅のソファから参加できる合唱イベントで、事前にFacebookページ上で参加者を募り、本格的にコーラス・パートを決めて練習し、当日にライブで配信するというもの。カーペンターズからキッスまで幅広い選曲も楽しいので、ぜひ参加してみては。


12DJ

週末は在宅クラブ・パーティー

ワン・シックス・ワン

One Six One

金曜と土曜の夜はDJのプレイをライブ配信

 メルボルンのクラブ「ワン・シックス・ワン」は、DJのプレイをライブ配信して金曜と土曜の夜を盛り上げる。従来、数十人だった参加者は、オンラインに移行してから500ビューアーまで増えたという。ソーシャル・メディアで、かけて欲しい楽曲のリクエストも受け付けている。オーストラリアのミュージック・シーンをオンラインでも熱くしよう。

ART
13美術館

こんな時こそ、アートが心の栄養

NSW州立美術館「トゥギャザー・イン・アート」

Together In Art by Art Gallery of New South Wales

レッスン、パフォーマンス、インタビューなど多岐にわたるコンテンツを公開

 NSW州立美術館によるアートの贈り物。「ポケット・エキシビジョン」と名付けられ小さなオンライン作品展、画家が指導する「顔の描き方」レッスン、空っぽの美術館で歌うソウル・シンガーのパフォーマンス、アーティストやキュレーターへのインタビューなど、アートを身近に感じるプログラムがずらり。江戸時代に疫病の流行を予言したという日本の妖怪「アマビエ」の解説や、村上隆バージョンの絵の公開もあり。

FESTIVAL
14ヘッドオン

おうちで体験する写真の祭典

ヘッドオン・フォト・フェスティバル

HeadOn Photo Festival

毎年恒例のイベントが、オンラインに会場を移して開催

 5月1〜17日までシドニー開催が予定されていた毎年恒例のイベントが、オンラインに会場を移して開催された。初日夜の開会式&賞金7万ドルのアワード受賞者の発表の他、展覧会、国内外の写真家によるトーク・ショー、撮影のワークショップ、ポートフォリオの作り方指導など、全プログラムをインターネットを介して体験できる。一部プログラムは有料。

HEALTH
15クッキング

料理をもっとクリエイティブに

イージー・パントリー・ディナー

Easy pantry dinners by Taste.com.au

新たなレパートリーに挑戦したい人にお勧めのレシピ集

 外出自粛で買い物の頻度が減った人、欲しい時に欲しい食品が買えない人、そして新たなレパートリーに挑戦したい人にお勧めのレシピ集。豆の缶詰をおしゃれに生かした一皿や、冷凍保存しやすいミートボールを使ったパスタ、30分で完成する5品目のパエリア、野菜もたっぷりのラザニアなど、自宅での毎日の調理を健康的に楽しくするアイデアが満載だ。この機会に料理の腕をさらに磨いてみよう。


16ローナ

運動や食事の管理をお任せ

アプリ「アクティブ・リビング」

Active Living App by Lorna Jane

「ローナ・ジェーン」による、スマートフォン・アプリ「アクティブ・リビング」

 オーストラリアの人気フィットネス・ウェア・ブランド「ローナ・ジェーン」による、スマートフォン・アプリ「アクティブ・リビング」。ダウンロードも利用も無料で、ワークアウトのビデオ、運動量の管理や計画表、栄養アドバイス、健康な生活へのアイデアなどにアクセスできる。アプリで運動のモチベーションを維持しながら、自宅をフィットネス・クラブ代わりにエクササイズを続けてみては。

TRAVEL
17ウルル

オンラインで、のんびり国内旅行

ストーリー・スフィアズ

Story Spheres

360度カメラの画像で映し出されるアボリジナルの聖地ウルル

 世界で2番目に大きい一枚岩ウルル(エアーズ・ロック)など、アボリジナルの聖地を擁するウルル=カタ・ジュタ国立公園。その様子を、360度カメラの画像と、先住民の言語で語られるストーリー(英訳付き)や歌、鳥のさえずりや風の音などと共に楽しむことができる。実際に現地を訪れたような開放感のあるビジュアルと、古来からの価値観や文化に触れる体験で、家にいながら旅行気分を味わおう。


18リーフ

オーストラリア最大のサンゴ礁の海を観察

リーフ・トラックス

Reef Tracks by Citizens of the Great Barrier Reef

ダイビング気分でジンベイザメ、イタチザメ、ホークスビル・タートル、マンタレイなどの映像を楽しむ

 オーストラリアの自然遺産の一つ、グレート・バリア・リーフ。その豊かな生態系の一部である海洋生物の生態を追い、情報を収集する保護団体が、ジンベイザメ、イタチザメ、ホークスビル・タートル、マンタレイなどの貴重な調査記録映像を公開中。海中を悠々と泳ぐその姿を見てダイビング気分を味わいながら、気候変動や海洋汚染で破壊の進むサンゴ礁の価値を、今一度考えてみたい。

FILM
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観る、撮る、創る、シネマの世界

オーストラリア映像博物館

Australian Center for the Moving Image

マニアも満足させるラインアップ。物語や映像作りのヒントをプロが語る

 毎週水曜にお勧めフィルムを紹介する「バーチャル・シネマティーク」は、1960〜70年代ロシアの作品や、イランの映画監督ジャファール・パナヒの作品など、マニアも満足させるラインアップに注目。各作品はYouTubeで無料視聴可だ。物語や映像作りのヒントをプロが語る動画やポッドキャストも全て無料という太っ腹ぶりで、撮影やアニメ制作の解説コンテンツはキッズ向けだが、大人も楽しめそう。

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