世界に衝撃-復活公演を目前に急逝

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訃報
マイケル・ジャクソン、天国へ
世界に衝撃-復活公演を目前に急逝
R.I.P Michael Jackson
 米人気歌手のマイケル・ジャクソンさんが6月25日昼(豪時間26日未明)、ロサンゼルス市内の自宅で倒れ死亡した。享年50歳。死因は心不全と見られているが、多量の鎮痛剤を常用していた可能性もあり、29日現在、公式な死因については未発表。ジャクソンさんは25日午後、ロサンゼルス近郊の自宅で心臓発作を起こし、カルフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)附属病院に救急搬送された。救急隊が到着時にはすでに意識不明・呼吸停止状態で、蘇生措置などが1時間以上施されたが回復することはなかった。


King of Pop逝く
 マイケル・ジャクソンさんの死亡は米時間25日午後2時26分。米ロサンゼル・タイムス電子版などが速報を流した。観光客によって偶然撮影された、自宅から搬送される映像も世界中を駆け巡った。死亡報道は世界各地でトップ・ニュースとして扱われた。また、各界から相次いで追悼コメントが発表された。アルバム『スリラー』のプロデューサー、クインシー・ジョーンズは「あまりにも早すぎる。言葉がない」と声を詰まらせ、80年代にブレイク期をともにした盟友マドンナは「涙が止まらない。しかし、彼の音楽は永久に生き続ける」と悲嘆に暮れた。エルトン・ジョンはイベントに参加中、死亡報道を聞きつけ、哀悼の意を込めて急きょ『Don’t Let the Sun Go Down on Me(太陽を沈めないで)』を歌うなど、衝撃の大きさを伺わせた。
 UCLA附属病院には、多数のメディアや数百人を超えるファンが駆けつけジャクソンさんを偲んだ。
 ジャクソンさんは度重なる整形などから来る感染症説や皮膚がん説など幾度となく重病説が囁かれていた。広報担当者は「体調はベストである」とを否定してきたが、体調の悪化からか先月、復活コンサートの延期が発表されたばかりだった。
不滅の金字塔、永遠に
 マイケル・ジャクソンさんは69年、兄弟で結成したバンド「ジャクソン5」でデビュー。ソロになってからは、アルバム『スリラー』(1982年)で全世界1億枚以上のセールスを記録、史上最も成功したエンターテイナーの称号を不動のものとする。また、“ムーン・ウォーク”など革新的なダンス・パフォーマンスは音楽を「聴く」から「観る」ものへと変え、音楽ビデオやコンサート演出における概念を大きく変革したとされる。また、エチオピア難民救済を目的としたチャリティー・ソング『We are the World』(85年)や人種差別撤廃をテーマにした『Black or White』(91年)など社会に大きな影響を与える楽曲も数多く発表した。レコード売上総計7億5,000万枚、グラミー賞13度受賞は不滅の記録として音楽史に輝いている。
 一方、晩年は、「King of Pop」であると同時に「ゴシップの王様」とも呼ばれた。93年、皮膚色素が失われる「尋常性白斑」と診断されたほか、少年に対する性的虐待で告発(03年に逮捕、05年無罪判決)されて以降はマスコミのバッシングなどにより、心労を抱え続けていたようだ。その結果、次第に奇行が目立つようになるなどキャリアに暗い影を落としていった。また、死してなお、推定10億米ドル(約960億円)にもおよぶ遺産問題や3人の子どもの親権問題、不審死の疑いなどゴシップが付きまとっている。
 こうした一連の紆余曲折を経ながらも今年3月、12年ぶりのツアー開催を発表。36万枚用意された前売り券は18時間で完売。公演数は当初の10から50まで追加された。ジャクソンさんは急逝前夜、ロス市内でコンサートに向けてのリハーサルを行っており、20代のバック・ダンサーが畏怖の念を抱くほどのダンスと歌を披露したという。しかし、復活公演は幻となって消えた。

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