カールじいさんの空飛ぶ家 他

シネマ・チェック     ★=20点 ☆=10点
カールじいさんの空飛ぶ家
Up/PG
ピクサーの新作アニメ
思い出が詰まった我が家とともに冒険の旅を始めるカールじいさん
9月17日公開予定 ★★★★(YS)

カールじいさんの空飛ぶ家

 第62回カンヌ国際映画祭のオープニング作品となった、ご存知ピクサーの新作アニメ。オープニング作品としてアニメ作品が上映されるのは初めてということで、ピクサーのレベルの高さを証明している。
 そのピクサーのアニメだが、毎回まったく違ったコンセプトで製作されていて、今回の主人公は、なんと80歳近いおじいちゃん ! オープニングで彼の人生を振り返るシーンがあり、これがマジ泣けた…。奥さんとの出会いから別れまで、60年以上にわたる純愛…。これって、はっきり言ってこの映画の対象となるお子様には理解できないだろう。子どもにとっては胸躍る冒険活劇だが、大人にしてみると、その底にはちょっぴり悲しみが漂っていて、それが涙腺をジワジワと刺激してくる。毎回、ピクサーのアニメは大人も楽しめると言っているけど、今回の「カールじいさんの空飛ぶ家」は、マジで大人の方が感動しそう。
 内容は邦題の通り、風船によって家が空を飛ぶのだが、後半はかなりジブリっぽい。大人気の宮崎駿が作り出すアニメには、大空を飛ぶ印象的なシーンがいくつもあり、それらのシーンとダブって見えてくる。もともとピクサーのスタッフに多くの宮崎ファンがいることは有名で、今回もおじいちゃんの相手役としてアジア系の子どもが出てくるのも、ジブリの影響では ? と思ってしまった。
 別の話題では、今作はピクサーとしては初の3D(立体)として制作されていること。通常版と3D版での公開となるので、ここはぜひ3Dの広がりのある映像を楽しんでみてみては ?
 個人的には、アメリカへ行くと言って風船とともに行方不明になった、日本の「風船おじさん」を思い出してしまった…。この映画のように、山奥でひっそり生きているとおもしろいんだけど !

キャプション

バレンティノ
Valentino: The Last Emperor/TBC
公開中 ★★★☆(MH)
 日本でも有名なファッション・ブランド「バレンティノ」のデザイナー、バレンティノ・ガラバーニを追ったドキュメンタリー。昨年に引退し、その最後のショーの準備を軸に、人間関係や仕事に関わるスタッフらとともに彼のファション業界での軌跡を描き出す。でも、やはりパートナーとの私生活でのやりとりが人間臭くておもしろい。

バレンティノ

路上のソリスト
The Soloist/M
公開中 ★★☆(TK)

路上のソリスト

 ロサンゼルス・タイムスのコラムニストによる記事を元にした、2人の男の友情を描いた人間ドラマ。オスカーを手にしたジェイミー・フォックス、それにこのところ演技の幅が広がってきたロバート・ダウニーJrの演技合戦が見所だけど、実話にしてはリアリティーがあまり感じられず、無臭で綺麗なパッケージだけの映画かも。


ブレスト
Blessed/MA15+
9月10日公開予定 ★★★★(TK)

ブレスト

 7人の子どもと、その5人の母親。子どもの視線で進行する前半、そして後半は母親の視点になり、それぞれの置かれた状況が見えてくる…。またまた重いテーマのオーストラリア映画だが、群衆劇でドッシリとした人間ドラマを観たい人にはお薦め。ミランダ・オットー、フランシス・オコーナーなどの目を見張る演技にも注目。メルボルンで撮影。


サブウェイ123 激突
The Taking of Pelham 123/MA15+
公開中 ★★★(mie)

サブウェイ123 激突

 ライダーと名乗る男(無駄に顔が怖いジョン・トラボルタ)がNYの地下鉄をハイジャックし、NY市長に1,000万ドルを要求。交渉役に指名された地下鉄職員のガーバー(役作りで増量したデンゼル・ワシントン)だが、犯人の真の目的に疑念を抱き始める…。期待していたほどの深い人間ドラマはないけど、舞台の地下鉄といい、リアルなアメリカが描かれている。

 幌北学園 blancpa novel-coronavirus nichigowine  kidsphoto

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