編集部イチ押し!10月の新作映画をチェック

辛口コメントで映画を斬る、映画通の日豪プレス・シネマ隊長と編集部員たちが、レビューやあらすじとともに注 目の新作を紹介 ! レイティング=オーストラリア政府が定めた年齢制限。G、PG、M、MA15+、R18+、X18+があ り、「X18+」に向かうほど過激な内容となる。作品の評価は5つ星で採点結果を紹介。
 

ドレッド(3D)
Dredd(3D)
アクション/レイティング未定

今月のムービー・レビュー

10月25日公開予定★★★
隊長が 観た !

アーノルド・シュワルツェネッガーとシルベスター・スタローンは、ともにアクション俳優として大活躍し、日本でも大人気だった。最近では、スタローンの監督・主演映画の『エクスペンダブルズ』にシュワちゃんがカメオ出演したりするなど、まさに良きライバルであり、旧友とも呼べる2人だ。スタローンの『ロッキー』シリーズや『ランボー』シリーズ、シュワちゃんの『ターミネーター』シリーズなど、ちょうど80年代から90年代にかけて、“肉体派ヒーローもの”といえば必ずどちらかが主演と言っても過言ではないほど、ヒット作を連発していた。コリン・ファレル主演でリメイクされた、先日公開の『トータル・リコール』は、シュワちゃんの代表作の1つ。シュワちゃんとコリン・ファレルでは、見た目もボリュームもかなり違うけど、今風の味付けで意外とおもしろかった。

そこで今回紹介するのはシュワちゃんではなく、スタローンの1 9 9 5 年の『ジャッジ・ドレッド』のリメイク作品。リメイクと言っても、もともとがイギリスの同名コミックを映画化したもので、今作はスタローン版とは違ったストーリー展開になっている。人気のあるオリジナル・コミックを再度映画化したものということでつながりは全くない。

スタローン版は、オリジナル・コミックのファンからはかなりの不評で、興行的にも失敗したため、続編製作がポシャってしまったが、今回はかなり原作を意識した作りになっている。スター映画だった前作では当然、スタローンの顔を見せないわけにはいかないので、ヘルメットを脱いで顔をさらしていたが、今作では、ニュージーランド出身で主演のカール・アーバンは、最後までヘルメットを脱ぐことはなかった。

今月のムービー・レビュー

ストーリーは、荒廃した未来のアメリカが舞台。「メガシティ・ワン」と呼ばれる犯罪がはびこる巨大都市では、裁判官・陪審員・死刑執行人の複合的な権力を持つ「ジャッジ」と呼ばれる警察官が、秩序を保っていた。街では、「スロー・モー」と呼ばれる麻薬が蔓延中で、ジャッジ・ドレッドは新米ジャッジのアンダーソンとともに、その元締めである麻薬王・マーマのアジトで200階建ての超高層スラム・ビルに潜入する…。

普通、映画をできるだけ多くの人に見てもらおうと、過激なシーンはカットしてレートを下げるよう努力するが、今作は成人向け。この割り切りによって、今回の再映画化は大成功したと言える。前作のヌルい感じは全くなく、バイオレンス度が格段にアップし、ハードなアクション・シーンが満載だ。また、ドラッグの扱いもぼかすことなく描かれており、スラムの汚れたイメージの画像が、「スロー・モー」のドラッグ・シーンでは一転し、キラキラ! 光の粒が浮遊しまくって、3D効果もバッチリ。エセ・ドラッグ体験のようだ。ただ、メインの悪役となる麻薬王・マーマに、カリスマ性などが不足していたのが、残念。顔にいくら傷を作っても、滲み出てくるようなワルの気配はなかった。

ビルから落とされた死体とか(でも、あの高さならもっとグチャグチャだと思うけど)、エグいシーンもあるけど、新米ジャッジの成長物語としての展開もあり、意外に楽しめた1本だ。


マダガスカル3(3D)   
Madagascar 3: Europe’s most wanted
     アニメ/PG

 

今月のムービー・レビュー

公開中★4.5
編集部員が観た !

アニメ映画シリーズ『マダガスカル』の3作目で初の3D。今回の舞台はヨーロッパだ。ニューヨークの動物園を飛び出した主役4頭は、ニューヨークへの帰還を決意するが、いつのまにか動物管理局から指名手配されることに。だが、追っ手から逃げる途中、列車で旅をする移動サーカスの動物たちと出会う…。動物たちのアクロバティックなショーや、カラフルな花火が印象的で、まるで遊園地にいるような気分になれる作品。友達や家族と一緒に観に行ってはいかが?


フランケンウィニー   
Frankenweenie
     コメディー・アニメ/レイティング未定

 

今月のムービー・レビュー

10月25日公開予定★★★★

 奇才ティム・バートン監督の新作。彼が25歳の時に制作した短編映画をストップ・モーション技法の3Dでリメイクした。カリフォルニア郊外に暮らす主人公の少年ヴィクターは、学校の化学の授業で電流によりカエルが蘇生するのを見て、交通事故死した愛犬スパーキーを掘り返し、電気ショックを与える。見事、蘇えらせるのに成功するが、住民はモンスターだと排除しようとする。つぎはぎだらけの“フラン犬”と主人公による、ディズニー映画らしい心温まるお話。


オン・ザ・ロード   
On the road
     アドベンチャー・ドラマ/MA15+

 

今月のムービー・レビュー

9月27日公開予定★3.5

 1950年代中盤から60年代中盤にかけ、アメリカの文学界で注目を集めた“ビート世代”を代表する作家、ジャック・ケルアックの同名小説(邦題は『路上』)を映画化。若者たちの自由奔放な放浪旅が描かれており、ビンテージな情景にマッチしている。主人公には『コントロール』のサム・ライリー。主要キャストに『トロン:レガシー』のギャレット・ヘドランド、『トワイライト』のクリステン・スチュワート、ほか豪華俳優陣がキャステイングされている。


メンタル   
Mental
     コメディー/MA15+

 

今月のムービー・レビュー

10月4日公開予定★2.5

豪州発のドタバタなコメディー・ドラマ。主演はオーストラリア出身のトニ・コレットと『ソルト』のリーヴ・シュレイバー。情緒不安定ではちゃめちゃな5人娘と、子どもには目もくれない政治家の夫、バリーが原因で、妻は精神病院に入る。バリーは娘たちの面倒を見ることになるが、結局お手上げ状態に。そんな時、ヒッチハイクをしていた謎の女、シャズと出会い、住み込みの家政婦として雇うが、風変わりな彼女には秘密があった…。オージー・ジョーク満載の1本。

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