編集部イチ押し!Xmasに観たい映画をチェック

辛口コメントで映画を斬る、映画通の日豪プレス・シネマ隊長と編集部員たちが、レビューやあらすじとともに注 目の新作を紹介 ! レイティング=オーストラリア政府が定めた年齢制限。G、PG、M、MA15+、R18+、X18+があ り、「X18+」に向かうほど過激な内容となる。作品の評価は5つ星で採点結果を紹介。
 
007 スカイフォール
Skyfall
    アクション/M 

今月のムービー・レビュー

11月22日公開予定 満足度:★★★★
隊長が観た !

あのびっくりするような秘密兵器の登場に、ちょっとエッチなシーンもアリで、個人的に昔から“まさに正月映画”と思っていた作品が『007』。男の子なら誰もが憧れるスパイが主人公ということで、子どものころから毎回ワクワクしながら観に行ったのを覚えている。そして今回はシリーズ誕生50周年の記念作。世界的に人気の歌手アデルをテーマ・ソングで起用したり、『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞を獲ったサム・メンデスが監督を務めるなど、既に公開前から大きな話題になっている。

007ことジェームズ・ボンドを演じるのは、これで主演3作目になるダニエル・クレイグ。彼が起用されてからはハードでリアルなボンド像へと方向転換したようで、感情を表に出すことも笑うこともない。ちょっとクール過ぎると思うが、まあ、彼にはこの路線の方が合っているのだろう。個人的には、ボンド・ガールとイチャイチャしたりするような「憎めない女たらし」という、人間味あふれるチャーミングなボンドがちょっと懐かしい…。

一瞬、「カルーセル麻紀?」と思ってしまった仏女優ベレニス・マーロウなど、今回も例のボンド・ガールが登場するけど、今作での正真正銘のボンド・ガールは、ジュディ・デンチのMだろう。ガールじゃなくておばあちゃんだけど、ストーリーも彼女を中心とした展開で、メイン・キャラクターの1人だ。

今月のムービー・レビュー

そして肝心の敵役がペネロペちゃんの旦那、ハビエル・バルデム。『ノーカントリー』でアカデミー賞助演男優賞を授賞しているだけあり、今回もいい演技をしている。この手の映画は、敵役のキャラクターによって出来栄えが左右されるけど、今回は完璧! 怖くて憎いだけのありふれた敵役ではなく、ユーモアも交え、クールなボンドとは対照的なキャラになっている。さらに、『シンドラーのリスト』のレイフ・ファインズも出演していて、かなり豪華な出演陣だった。

また、50周年ということで、過去の作品のオマージュ的な要素も取り入れられていて、シリーズを代表する名車アストンマーチンDB5の登場には拍手喝采! ビールのハイネケンを飲むボンドについて、一部のファンからは不満が出ているみたいだが、ここ最近の『007』ムービーでは企業とのタイアップは当たり前。腕時計のアップのシーンが出てきたりするが、今作でもちゃんとステアせずにシェイクしたマティーニも飲んでいるし、いいんじゃないだろうか。たまにはビールも。

ロケーションも、いつものごとく観光プロモーションのようにトルコから始まり、上海、マカオ、ロンドン、スコットランドなどの都市が綺麗に撮られている。特に上海のネオンをうまく使ったアクション・シーンとか、大好き。最近、アジアでの撮影となると日本ではなく中国が起用されて、ちょっと寂しいが、重要なシーンで出てくる「デッド・シティ」と呼ばれる廃墟の島が長崎の軍艦島にそっくり。というのも、実際にスタッフが軍艦島を訪れ、それを元にセットを組んだそうで、ちゃんと日本もモデルになっているらしい(エンド・ロールにも軍艦島とクレジットあり)。

複雑になりがちなスパイ映画としてはシンプルなストーリー展開で、アクション・シーンも迫力がありお薦め。ただ、監督がサム・メンデスのためか、全体的に落ち着いたトーンで、若造になったQも登場するが、やはり方向転換のせいか奇想天外な秘密兵器がなかったのは残念。でも古くからのファンはもちろん、今作が初めてという人も十分楽しめる1本になっている。


不思議の国のガーディアン
Rise of the Guardians
     ファンタジー・アニメ/レイティング未定

今月のムービー・レビュー

12月13日公開予定 期待度:★★★★

 ドリームワークスが描く長編冒険ファンタジー・アニメ。5人の不思議な能力を持つ妖精たちが、世界を永遠の闇に葬ろうとする悪霊に立ち向かう姿をスペクタクルな3DCG映像で魅せる。作家ウィリアム・ジョイスの絵本シリーズ『The Guardian of Childhood』を映画化。子どもたちの希望や信念、想像力を守るために結束するというテーマに大人も心を動かされる。ジュード・ロウ、ヒュー・ジャックマンら豪華な声優陣にも注目。


ザ・セッションズ       The Sessions   コメディー/MA15+

今月のムービー・レビュー

公開中 期待度:★4.5

米国のジャーナリスト、マーク・オブライエンの自叙伝を映画化したハートフル・コメディー。幼児期にポリオを患い、人工肺で生活を続けるマークは、38歳のある日、ついに童貞を捨てることを決意。神父やセックス・セラピストの助けを借りながら、初体験を試みようとするが…。インデペンデント系ながら、全身麻痺の主人公に扮したジョン・ホークスの演技が話題を呼び、米サンダンス映画祭では観客賞を受賞。オスカーも見えてきた !?


リベラル・アーツ       Liberal Arts   コメディー/レイティング未定

今月のムービー・レビュー

12月13日公開予定 期待度:★★★

人気若手女優エリザベス・オルセンをヒロインに、年の差の恋愛ギャップをコミカルかつ叙情的に綴るラブ・ストーリー。満たされない毎日を送る中年のジェシー(ジョシュ・ラドナー)は、ひょんなことから母校の大学教授の引退スピーチに招かれ、大学2年生のジビー(オルセン)と出会う。奔放で明るいジビーに惹かれるジェシーだが、16歳差という年の差から、価値観や興味のすれ違いなどから、「恋愛の本質とは何か」という悩みを抱えることになる。


ピッチ・パーフェクト       Pitch Perfect   コメディー/M

今月のムービー・レビュー

12月13日公開予定 期待度:★★★

大学生活に辟易としていたベッカ(アナ・ケンドリック)はある日、大学のシャワー室で鼻歌を歌っているところをアカペラ部のリーダー、クロエ(ブリタニー・スノウ)に見初められ、強引に入部させられる。そこからカレッジ・コンテストの優勝を目指す道のりが始まるが…。米国ドラマ『glee』のような歌とダンスがたっぷり詰まった青春ミュージカル風コメディーで、個性豊かなキャスト陣の演技とアナの圧倒的な歌唱力が話題に。

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