トラベル特集 ようこそ隣国ニュージーランドへ

トラベル特集
試合開始前にマオリの伝統的な踊り「ハカ」を披露するオールブラックス Photo: allblacks.com

ラグビーW杯2011開催国
Haere Mai !
ようこそ隣国ニュージーランドへ

 

 2011年9月9日、ラグビー・ワールド杯(RWC)2011が幕を開ける。開催国のニュー ジーランド(NZ)では、国家史上最大のイベントと言われているだけあって、政府と キーウィ(Kiwi=NZ人)のRWCへの意気込みも最大級だ。隣国NZは豪州にとって身 近な存在だけれど、実は案外知らないことが多いかも ? シドニーからオークランドへ 移って約3年のライターが、住んでみて感じるNZの魅力をお伝えする。

※Haere Mai(ハエレマイ)=ようこそ

文・構成= ヘンドリー明子

 

ニュージーランド基本情報

正式国名 New Zealand / Aotearoa
元首 エリザベス女王II世
首相 ジョン・キー(John Key)
首都 ウェリントン(Wellington)
公用語 英語・マオリ語
人口 4,407,885人(2011年7月9日現在)
面積 268,216平方キロ・メートル(日本の約3/4)
時差 豪東部時間との時差は+2時間。2011年9月25 日〜12年4月1日の期間は夏時間が実施され、 時差は3時間になる。
気候 温暖な海洋性気候。平均的な最高気温は、夏 が20〜30°C、冬が10〜15°C。ただし天候が変 わりやすく、地域差も大きい。北島北部の夏 は亜熱帯気候となる一方、南島の山岳部では 冬の気温がマイナス10°Cになることもある。
通貨 ニュージーランド・ドル 1NZD=¥67.57(2011年7 月9日現在)。紙幣は$5、$10、$20、$50、$100 の5種類。硬貨は¢10、¢20、¢50、$1、$2の5種類 (5セント硬貨はなく、端数は四捨五入。ドル硬 貨は豪ドルと逆で、$1より$2の方が大きい)。
電圧 230〜240V、50Hz、コンセントはオーストラリア と同じ三つ又、または二又
チップ 特別なサービスを受けた時以外、通常は不要。
飲酒 18歳以上
喫煙 レストラン、カフェ、バー、カジノなどサービス 業関連の施設内での喫煙は禁止
GST 物品・サービス税(GST)は15%(通常は表示価格 に含まれている)
車の運転 日本、豪州と同様の左側通行。右折車優先の規則に注意
緊急電話番号 111(警察・消防・救急)

 

■ラグビー・ワールド杯(RWC)2011 試合日程

開催日 開始時間(現地) 対戦国 開催地 会場
日本代表 (プールA) 9月10日(土) 6PM フランス オークランド North Harbour Stadium
9月16日(金) 8PM ニュージーランド ハミルトン Waikato Stadium
9月21日(水) 7:30PM トンガ ファンガレイ Northland Events Centre
9月27日(火) 5PM カナダ ネイピア McLean Park
オーストラリア代表
ワラビーズ (プールC)
9月11日(日) 3:30PM イタリア オークランド North Harbour Stadium
9月17日(土) 8:30PM アイルランド オークランド Eden Park
9月23日(水) 8:30PM アメリカ合衆国 ウェリントン Wellington Regional Stadium
10月1日(土) 3:30PM ロシア ネルソン Trafalgar Park
3位決定戦 10月21日(金) 8:30PM オークランド Eden Park
決勝戦 10月23日(日) 9PM オークランド Eden Park

 RWC2011に向けて施設やインフラを増強 してきたNZでは、観戦チケットの売れ行きも 好調。開会式のボランティア・スタッフのオー ディションが進み、街にはRWC関連の看板や ディスプレイ、店にはRWC関連グッズなどが 続々登場している。

国全体でRWCを盛り上げるべく、今年は公 立校の学期休みもRWCの終盤に合わせるほど の気合いの入れようだ。

NZ代表チームのオールブラックスは、豪州 や南アフリカ、フランスなどと並ぶ世界有数の 強豪チームだが、実はRWCでの優勝は、豪州 と共催した1987年の第1回大会のみ。悲願の2 度目の優勝を目指して気勢を上げているのだ。

ところで、2010年の「人間開発報告書」 (国連開発計画)によると、NZの国民の豊か さ指数は豪州に次いで3位。オールブラックス と羊ばかりが有名かもしれないが、ほかにはど んな魅力があるのだろうか。

 

■アオテアロア Aotearoa

北島と南島から成るニュージーランド。先 住民マオリの言葉では「アオテアロア」と呼 ばれる。

マオリの言い伝えによると、約1,000年前、 ポリネシアのハワイキという地から、探検家の クペがカヌーでNZの北島に着いたという。そ の際にクペの妻が「アオテアロア(=長く白い 雲)」と表現したのが由来だとか。空を見上げ ると確かにそんな感じで、オーストラリアの鮮 やかな青空とは違い、霞がかった淡い水色の空 に雲がたなびく。

季節や地方にもよるが「1日のうちに四季が ある」と言われるほど天気が変わりやすく、 降って晴れては虹が出る。筆者はオークランド へ来て初めて「pot of gold」と呼ばれる虹の 端(虹が地面に接していて七色の向こう側が透 けて見える風景)を間近に見た。

 

■ビーチからフィヨルドまで

日本と同じく、環太平洋火山帯の上に位置するNZ。全国的に火山が多く、丘陵地帯、山岳 地帯、原生林などが広がっており、数時間もド ライブすればいろいろな風景を楽しめる。北島 の北端部には絶好の釣りスポットや美しいビー チが点在し、巨木カウリが今も残る。

南太平洋とタスマン海に挟まれたオークラン ドを抜けて南下すると、湖や火山、温泉などで 有名な観光地や広大な国立公園、ワイン産地な どが続き、北島南端の首都ウェリントンに出る。

クック海峡を渡って南島へ下ると、太平洋側 にはクジラやイルカに出会えるスポットや平坦 なぶどう畑が続き、タスマン海側には氷河や フィヨルドで有名なサザン・アルプスが広がる。

こんな変化に富んだ環境ゆえ、アクティビ ティーも実にバラエティー豊富。ダイビング、 サーフィン、釣り、サイクリング、ゴルフ、カ ヤック、カヌー、ラフティング、スカイダイビ ング、パラグライダー、バンジー・ジャンプ、 スキー、スノーボード、ハイキング、本格的な 登山…など、アウトドア好きにはたまらない !

 

■人間よりも羊が多い ?

NZのお土産として人気の羊毛製品。確かに 質が良く暖かいので、キーウィももちろん愛用 している。

実際、羊を見かけることは多い。郊外や山間 地を車で走ればあちこちにいるし、観光地では 羊の毛刈りショーも見られる。ラム肉料理も キーウィのお気に入りだ。

もともとは英国人探検家ジェームス・クッ クが連れて来て、後に豪州からも大量に運ば れてきた羊だが、よく「NZは人間より羊が多 い」と言われたりする。調べてみると、1982 年は人口318万人、羊が7,030万頭、2010年 は人口437万人、羊が3,260万頭。人口は増 え、羊の数は減っているが、本当に羊の方が 断然多い。

ちなみに牛もよく見かける。2010年の乳牛 の数は約590万頭、肉牛の数は390万頭。乳製 品と肉類が輸出額の1、2位を占める酪農大国 NZだけに、当然と言えば当然か。

 

■鳥の楽園

トラベル特集
NZ固有の飛べない鳥キーウィPhoto: Tourism New Zealand

豪州同様、 NZにも固有 の生き物がい る。種類は爬 虫類やコウモ リ、海洋哺乳 類、昆虫、魚 類などさまざ まだが、特に鳥、しかも飛べない鳥が有名だ。 NZの象徴であり、NZ人の愛称にもなっている キーウィや、タカヘ、カカポ、絶滅してしまっ た巨大な鳥・モアもその一種。約8,500万年前 にゴンドワナ大陸から離れ始めたNZには、陸 上の哺乳類がほとんどいなかったらしい。鳥に とって天敵が少ない、飛ぶ必要のない楽園だっ たのだろう。

このほか、トゥイ、ウェカ、キア、プケコな どマオリ語の呼称も愛らしい鳥や、多種多様な 海鳥もいる。人類が入ってから、生態系の変化 により絶滅が危惧されている種も多く、政府に よる保護政策が取られている。

 

■マオリ+パケハ+アイランダー+アジ アンの国

NZの人々の印象をひと言で表すと、ゆった りと構えていてフレンドリーという感じ。豪州 と同じく移民国家なので、人種はさまざまだ。

NZでは、前述の探検家クペに続いてマオリ の人々が次々と移り住み、部族間の闘争が繰 り返されていたが、1642年にオランダ人探検 家のエイベル・タスマンがここを発見。1769 年にはジェームス・クックがNZの地図を製作、 1839年までには約2,000人のパケハ(=ヨー ロッパ人)が移住していたという。

1840年に英国のウィリアム・ホブソン副総 督が、マオリの各部族の首長と「ワイタンギ条 約」を締結、NZは英国の植民地となる(1907 年からは英連邦の自治領)。1860年代には 南島でゴールド・ラッシュがあり、英国やス コットランド、アイルランド、中国などから の移民が流入。1890年代にはダルマチア(ク ロアチア)人が、1950年代にはオランダ人 が、1960〜70年代にはサモアやトンガ、フィ ジー、クック諸島などの人々(=パシフィッ ク・アイランダー)が大量に入ってくる。

近年はアジア諸国からの移民も急増。2006 年の国勢調査によると、ヨーロッパ系77%、 マオリ族15%、アジア人10%、パシフィック 系7%、中東・南米・アフリカ系1%となってい る(複数の人種に該当する人もいる)。

多民族国家を反映して各地で多様なイベント が開催されており、特にオークランドで毎年 3月に開催される「パシフィカ・フェスティバ ル」は、世界最大のパシフィック文化の祭典と して有名だ。

 

■先住民マオリとの共存

トラベル特集
マオリの人々の集会場マラエ(marae)Photo: James Heremaia

NZでは、ワイタンギ条約に基づきマオリの 人々の権利や文化が尊重されているため、日常 生活でマオリ文化に接する機会も多い。マオリ 語は全国の地名や通り名にも多く、また公用語の1つであるため公的文書にも使用されてい る。TVのニュースが「Kia Ora(キオラ=こん にちは)」で始まることも、パケハとマオリが 隣人同士であることも、人種の枠を越えた結婚 も珍しいことではない。

近年は特にマオリの文化を継承する動きが活 発になっており、TVにはマオリ語専用チャン ネルができ、学校ではマオリ語が教えられ、 Googleのマオリ語バージョンも開設されてい る。6月から7月にかけて、マオリの新年を祝う 「マタリキ・フェスティバル」も開催されたば かりだ。

 

■食べて飲んで楽しむNZ

移民国家だけあって、フード・コートなどで 世界の料理を気軽に食べられる点は豪州と似て いる。BBQやフィッシュ&チップスが定番な のも同じだが、チップスにチキン・ソルトでは なく、トマト・ソースかビネガーを付けるとこ ろが少し違う。

トラベル特集
どれもキーウィの お気に入り。手前 は一家に1つはある 玩具「Buzzy Bee」

家庭料理の定番としては、カロリーたっぷ りのベーコン&エッグ・パイやフィッシュ・パ イ、缶詰のクリーム・コーンと小麦粉を混ぜて 焼くお好み焼きのようなコーン・フリッター (corn fritters)、茹でたジャガイモと玉ねぎ やキャベツなどを混ぜて焼くバブル&スクイー ク(bubble & squeak)などがある。

デザートの定番はパブロバだ(豪州とNZの どちらが発祥か長く議論されてきたが、どうや らキーウィ発という結論が出ているらしい)。 また、カリッとした感触のトフィーが美味しい ホーキー•ポーキー(hokey pokey)・アイスク リーム、ガムドロップ(gumdrops)と呼ばれ るグミ入りの(ちょっぴりラムネ風味の)アイ スクリームなども人気。フルーツなら、キウイ フルーツはもちろん、独特の酸味がクセになる フィジョア(feijoa)も有名だ。

飲み物の代表選手は、北島のパエロアとい う町で1904年に初めて作られたというレモン 風味の炭酸飲料、エル&ピー(L&P=Lemon & Paeroa)。スパイツ(Speight’s)やトゥイ (Tui)、ライオン・レッドなど、ビールの種類 が豊富なのも嬉しい。

ワインも多種多様だ。白はソーヴィニヨン・ ブランからシャルドネ、ピノ・グリ、リースリ ング、赤はシラー(豪州のシラーズ)からメル ロー、ピノ・ノワールまで、上質でお手ごろな ワインがずらり。ワイン・バーの中には、テイ スティング用グラスで異なる種類を少しずつ楽 しめる店もある。

NZのマカダミア•ナッツやオイスター、チー ズなどをおつまみにすれば完璧 ! 家飲み用の おつまみなら、缶入りの「Reduced Cream」 とオニオン・スープの粉末、レモン汁を混ぜ るだけのキーウィ流ディップも試したい。 家庭料理の定番レシピを知りたい人は、歴史 あるレシピ本「EDMONDS CLASICS New Zealanders’ Favourite Recipes」をめくって みよう。

トラベル特集
地中で蒸し焼きにするマオリの伝統料理ハンギ Photo: James Heremaia

ちなみに、前述のディップの材料はお土産にもいい。ほかにも、タバスコより酸味が弱く辛 味が強い、北部発のチリ・ソース「カイタイア・ ファイアー(Kaitaia Fire)」や、ブランドの 種類も豊富なマヌカ・ハニー(manukaは豪州 ではティーツリーと呼ばれる)、NZのブラン ド「Watties」のベイクド・ビーンズやスープ の缶詰なども、キーウィっぽいお土産だ。

マオリの文化に触れる機会があれば、伝統 料理のハンギ(hangi)もお薦め。地面に穴を 掘り、熱々にした石と、肉や魚介類、野菜を たっぷり入れた籠を入れ、濡らした布で蓋をし てじっくり調理する蒸し焼き料理だ。クマラ (kumara)と呼ばれるサツマイモもよく使わ れるらしい。スモーキーな風味と自然の甘みが マッチした独特の味だ。

 

■右折してくる車に注意 !

NZの自由旅行にぜひ活用したい車。左側通 行でラウンドアバウトもあり、豪州での運転に 慣れていれば特に困難は感じないだろう。た だ、1つだけ大きく違う「右折車優先ルール」 がある。自分が左折する際、対向車線に右折し ようとする車がいて、自分のすぐ後ろや追い越 し車線に車が来ない場合、右折車を優先させて 自分は待つのだ。慣れるまではご注意を。

 

■ファッシュ&チャップス ?

NZのTVやラジオから聞こえてくる英語 は、オージー英語のアクセントに慣れた耳に はちょっと新鮮で、イギリス英語に近く聞こ える。よく言われるのが、キーウィは「i」の 短い音を「ə」に近い音で発音するというもの で、定番のフィッシュ&チップスをキーウィ風 に発音すると「ファッシュ&チャップス」とな るらしい(実際に聞くことはあまりないが)。

また、スコットランド英語の影響が強い南 島のダニーデンなどを除き、「r」を巻き舌で 発音することはなく、やはりイギリス英語に 近いようだ。

豪州では聞かなかった単語や言い回しもあ る。時々聞くのがteaだ。イギリス英語の影響で、夕食のことをこう呼ぶ人もいる。初め て「今日のteaは何にするの ?」と尋ねられ た時、「お茶の種類 ?」と思ったのは言うま でもない。また、豪州でエスキー(Esky)と 呼ばれるクーラー・ボックスは、NZではチリ・ ビン(chilli bin)。Thongs(ビーチ・サンダ ル)はjandals、mobile phone(携帯電話) はcellphoneとなる。休暇に出かける別荘やホ リデー・ハウスはbachだ。

ちなみにパブでビールを注文する際は、 schoonerとmiddyではなく、大きいグラス ならpint(約450ml)、小さいグラスはhalf pintとなる。

トラベル特集山に囲まれたハーバーが美しい首都ウェリントン Photo: Wellington Tourism
トラベル特集
いくつものワカ(カヌー)で移ってきたというマオリの言い伝えを再現 Photo: Fay Looney

 

■リアル・ニュージーランド・フェスティバル

RWCの開催に合わせ、「リアル・ニュージー ランド・フェスティバル」と称して、全国各地 でさまざまなイベントが実施される予定だ。旅 の目的地のイベントをウェブサイトで調べてみ よう。もちろん、ニュージーランド政府観光局 と、RWC2011の公式サイトも要チェック!

ニュージーランド政府観光局Web: www.newzealand.com

RWC2011オフィシャル・サイト:www.rugbyworldcup.com

リアル・ニュージーランド・フェスティバルWeb: www.realnzfestival.com


■スキー・シーズン真っ最中!

トラベル特集
絶景を楽しめるリマーカブルズのゲレンデ
Photo: Destination Queenstown

6月上旬〜10月中旬は、国内各地のスキー場に、世 界中からスキーヤー&スノーボーダーが集まってくる 時期だ。北島には、オークランドから車で4〜5時間の ルアペフ山に、ファカパパ、トゥロアという2カ所の ゲレンデがある。南島はゲレンデの宝庫。クライスト チャーチから車で2時間のマウント・ハット、クイーン ズタウンから車で30分のコロネット・ピーク、約45分 のリマーカブルズなどが有名だ。クイーンズタウンか ら車で約2時間のワナカ周辺にも、トレブル・コーン、 カードローナといった人気のゲレンデがある。ゲレン デにより特色は異なるが、初心者から上級者まで幅広 く楽しめるのも魅力。中〜上級者ならヘリ・スキーにも 挑戦できる。国内各都市から出発するスキー・ツアー や、スキー用具のレンタルなども利用して、雄大な自 然に囲まれたゲレンデをぜひ体験してほしい。


■フライト情報 (直行便を運航する航空会社)

シドニー⇔オークランド
カンタス航空、ジェットスター航空、ヴァージン・ オーストラリア航空、ニュージーランド航空、エミ レーツ航空、ラン航空、アルゼンチン航空、エア タヒ チ ヌイ、中国東方航空など

シドニー⇔ウェリントン
カンタス航空、ヴァージン・オーストラリア航空、 ニュージーランド航空、中国東方航空、アシアナ航空 など

シドニー⇔クライストチャーチ
カンタス航空、ヴァージン・オーストラリア航空、 ジェットスター航空、ニュージーランド航空、エミ レーツ航空、中国東方航空、アシアナ航空など

※ホークス・ベイ空港(ネイピア)へは、オークラン ド、ウェリントン、クライストチャーチからNZ国内便 を利用。 ※ネルソン空港へは、オークランドまたはクライスト チャーチからNZ国内便を利用。


各都市情報

 ※は日本代表または豪 州代表の試合開催地

 

北島 North Island

トラベル特集
Photo: Tourism New Zealand

①ファンガレイ Whangarei※

オークランドから車で北へ約2時間半。ノースランドと呼ば れる北島北部で最大の街だ。中 心部のマリーナでヨットを眺め ながらくつろぐもよし、アー ト・ギャラリーや博物館でNZの 芸術と歴史に触れるもよし、NZ 固有の動植物に接するもよし。 高さ23メートルのファンガレ イ・フォールズや、少し遠出し てブリーム・ベイの白砂のビー チを楽しむのもいい。北上して 歴史的な条約締結の地・ワイタ ンギを訪ねたり、ベイ・オブ・ア イランズの島々の眺めを楽しんだり、西海岸側のワイ ポウアでカ ウリの森を 探検したり と、NZの 自然と歴史 にたっぷり 浸れる。

②オークランド Auckland※

トラベル特集
Photo: Kieran Scott

海に囲まれ数多のヨットが集まることから「帆の街(City of Sails)」とも呼ばれる、 NZ最大の街。シティ中心部と 近隣エリアには、オフィス・ ビルや博物館、動物園、水族 館、ショッピング街、レスト ラン、パブなどが集まってい る。市内には休火山が点在し ており、頂上から市内を一望 できる。シティのすぐ近くに 浮かぶ、約600年前の噴火でで きたランギトト島(Rangitoto Island)への散策ツアーや、少 し先のワイヘキ島でのワイナ リー巡り、さらに先のグレー ト・バリア島でのサーフィンな ども贅沢な楽しみ方だ。

 

③ハミルトン Hamilton※

トラベル特集

オークランドから車で南へ約1時間半。ワイカト川が市内を 流れ、大学や博物館、アート・ ギャラリーなどが集まる、落ち 着いた雰囲気の街だ。日本、英 国、インドなどをテーマにした 庭園が美しいハミルトン・ガー デンや、市内中心部から車で5 分ほどのロトロア湖なども散策 したい。日曜日の朝は、有名な ファーマーズ・マーケットで地 元の食材などを要チェック。車 で約50分のマタマタでは、映画 「ロード・オブ・ザ・リング」の 撮影現場ツアーに参加できる。 車で約1時間のワイトモ・ケーブ は、土ボタルが見られるツアー で有名だ。

 

④ロトルア Rotorua

トラベル特集
Photo: Rob Suisted

オークランドから車で南東へ約 3時間半。マオリ文化と温泉で有 名な観光地だ。ロトルア湖畔の市 内中心部は、徒歩圏内に博物館や 土産物店などが集まっていて便 利。マオリの伝統芸能やハンギ、 温泉やスパなどの体験はもちろ ん、ゴンドラで登れる近くのノン ゴタハ山からの眺望や、ロトルア 湖に浮かぶモコイア島へのツアー なども楽しみたい。周辺に多数あ る湖や森林にも、地熱地帯が作り 出す神秘的な地形や泥の沼、間欠 泉などを見られるスポットが点在 しており、ツアーでも回れる。釣 りやラフティング、また羊や牛と 触れ合えるツアーなど、アクティ ビティーも満載だ。

 

⑤タウポ Taupo

トラベル特集
Photo: Destination Lake Taupo

オークランドから車で南東へ約 4時間、ロトルアからは南へ1時間 半弱。約2万6,000年前に大規模な 噴火によって形成されたオセアニ ア最大の湖、タウポ湖がある。年 間を通じてマス釣りを楽しめるこ とでも有名だ。湖から5キロほど 北にある豪快なフカ滝や、25分ほ どの距離にある地熱地帯のオラケ イ・コラコも訪ねてみたい。湖の 南側に広がるのは、マオリの人々 の聖地で世界遺産にも登録されて いる、トンガリロ国立公園だ。北 島のスキー場としても有名なルア ペフ山など3つの活火山があり、 夏場は手軽なウォーキングから本 格的な登山まで、火山地帯ならで はの自然体験を楽しめる。

 

⑥ネイピア  Napier※

トラベル特集
Photo: Chris McLennan

オークランドから車で約6時間 半、ウェリントンから5時間弱。 1931年の大地震で壊滅的な打撃を 受けた後に再建された、アール・デ コ様式の建物で知られる。ネイピ アのあるホークス・ベイ地方はワ インの産地としても有名で、ブド ウ栽培の歴史も1850年代にまで遡 る。併せて食べ物の評判も高く、 週末のファーマーズ・マーケットも お薦めだ。海沿いや街の中、ワイ ナリー、果樹園などを通る40キロ ほどのトレイルを、徒歩や自転車 でのんびり進めば、この地方のさ まざまな風景に出会える。ネイピ アの32キロ南にある、切り立った 崖が圧巻の美しい岬・ケープ・キッ ドナッパーズも見逃せない。

 

トラベル特集
Photo: Kieran Scott

⑦ウェリントン  Wellington※

首都ウェリントンは、アートと文 化とコーヒーの香りが豊かな港町と いう印象だ。コンパクトにまとまっ ていて、気軽に徒歩で観光できる。 まずはウォーターフロントにあるテ・ パパ国立博物館で、NZの歴史やマオ リ文化に触れてみたい。芸術の街ら しく、美術館やアート・ギャラリーも 充実。国会議事堂の見学ツアーも首 都ならではの体験だ。議事堂には3つ の建物があり、1つはその独特な外 観からビーハイブ(蜂の巣)と呼ば れている。ウェリントン・ケーブル・ カーでケルバーン地区へ昇り市内の 眺望を満喫したら、天文台や植物園 へ。夜はパブなどでの生演 奏も楽しみた い。クック海 峡を渡るフェ リーに乗れ ば、約3時間 で南島に到着 だ。

 


南島 South Island

トラベル特集
Photo: Ian Trafford

⑧ネルソン  Nelson※

ウェリントンからのフェリー は、ピクトンという町に着く。こ こから110キロ西の「アーティスト の街」がネルソンだ。ギャラリー や工房でのアート体験、美味しい シーフードや果物、ワイン、スパ 体験などをゆっくり楽しみたい。 さらに西には国立公園が3カ所あ る。ヨットでのセイリングや海岸 沿いのウォーキング、海に突き出 す岩、深い洞窟、数日間のトレッ キング・コース、南島の北端の砂 州、湖畔の散策など、この地方な らではの魅力が満載。ちなみに、 ピクトンがあるマールボロ地区は 国内最大のブドウ栽培 地で、ソー ヴィニヨ ン・ブラン が特に有 名。ワイナ リー巡りも 人気だ。

⑨クライストチャーチ  Christchurch

トラベル特集
Photo: David Walld

NZ第2位の街「チチ(Chch)」ことクラ イストチャーチは、「ガーデン・シティ」の 愛称を持つ美しい街だ。今年2月22日の大 地震の被害により、CBDは未だ立入禁止、 RWCの試合も他所に変更されたが、市内の ハグリー公園にラグビー・ファンのための イベント会場を特設する計画が進行中。空 港は平常通り機能しており、CBDを除く市 内やカンタベリー地方の宿泊施設、観光施 設の多くも営業を再開した。平野を見晴ら す熱気球の旅や、サザン・アルプスの絶景 を楽しみながら西海岸へ向かう列車「トラ ンツ・シーニック」、NZの最高峰アオラキ (マウント・クック)や迫力のあるフォッ クス氷河などへのツアーも催行されてい る。最新情報はクライストチャーチ・カンタ ベリー地方観光局のウェブサイト(www.christchurchnz.com)で確認してほしい。

 

⑩クイーンズタウン  Queenstown

トラベル特集
Photo: Destination Queenstown

山々に囲まれ美しいワカティプ湖に面 した、南島南部にある有名な観光地。お 洒落なショップやカフェ、洗練されたレ ストランなどが集まる街で、湖畔の遊歩 道や水族館、カジノなどを巡りながらの んびり過ごしたい。ワカティプ湖のク ルーズや、ゴンドラで昇るボブズ・ヒル からの眺望、丘を下るリュージュなどの アクティビティーを満喫したら、ゴール ド・ラッシュ時代の雰囲気を味わえるア ロータウンも見学しよう。近くのセント ラル・オタゴ地区もピノ・ノワールなどの ワインの有名産地なので、ワイナリー・ ツアーもいい。ミルフォード・サウンド など、フィヨルドランドを楽しむツアー も豊富だ。クルーズ船や小型飛行機から の絶景を目にしたら、自然の迫力にただ 圧倒されるに違いない。

⑪ダ ニ ー デ ン Dunedin

トラベル特集
ダニーデン鉄道駅
Photo: Tourism Dunedin

クライストチャーチから車で南へ約5時 間、クイーンズタウンからは西海岸へ約4 時間半。南島で2番目に大きく、南半球の エジンバラとも言われるダニーデンでは、 スコットランドからの移民が多く入ったた め、博物館や教会など歴史的な建物にその 影響が色濃く見られる。ビールやチョコ レート工場見学も観光客に人気だ。タイエ リ峡谷を走り抜ける観光列車と、珍しいイ エロー・アイ・ペンギンやNZ固有の大きな アホウドリ「ロイヤル・アルバトロス」な ど野生の動物に出会えるオタゴ半島へのツ アーもぜひ体験したい。ダニーデンから 車で3時間半ほど南下すると、オイスター で有名なNZ最南端の港町・ブラフに出る。 ここから、野生のキーウィも生息する南の 島・スチュアート島へフェリーで行くこと も可能だ。

新着記事

新着記事をもっと見る

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る