ブッダ・ボウル・カフェ
Buddha Bowl Cafe
編集部セレクト 絶品レストラン・コレクション
日豪プレスのスタッフがプライベートで訪れ、舌鼓を打ったレストランを実際に食したメニューとともにご紹介。
プラント・ベースの料理にこだわった、ビーガン・フレンドリーのカフェ

シドニーのニュータウン駅からエンモア・ロード方面に歩いて10分ほどの所にある「ブッダ・ボウル・カフェ」は昨年7月にオープンしたばかり。オーナーのアダムさんは、5年ほど前はベジタリアンで、カフェをオープンしたころからビーガンになったという。
「最近、特にこの周辺では、ベジタリアンやビーガン・レストランがたくさんオープンしているが、オイルやシュガーなど全ての素材にまでこだわっている所は少ない。“ビーガン=ヘルシー”というわけではなく、本当の意味でヘルシーな料理を提供する店を作りたいと思いオープンした」と語るアダムさんは、同店のコンセプトを「ヘルシーかつシンプル」と表現する。朝食には、卵やチーズを使用したベジタリアン向けのメニューもあるが、食材は新鮮なオーガニックにこだわり、ほぼ全てのメニューがナチュラルでプラント・ベースの物だという。


最初にオーダーしたドリンクは、天然の藍藻(らんそう)類の1種であるスーパー・フード、ブルー・グリーン・アルジーのスムージー「Blue Algae」と数種のベリーとバナナ、マンゴーなどのフルーツに加えマジュール・デーツやチア・シードなどがふんだんに使用された「Berry Boost」。どちらも素材そのものの甘さが引き立ち、フレッシュで飲みやすく、見た目も鮮やかな色彩は舌だけでなく目も楽しませてくれる。
そして今回は、5種類のランチ・ボウルの中から「Classic Buddha Bowl」と「Creamy Chickpea Curry」を頂いた。スイート・ポテトとレンズ豆を煮たミネストローネのようなパッサータと、栄養価が高い穀物としても注目されているワイルド・ライスとの相性が抜群の「Classic Buddha Bowl」にはビートルートとニンジンのホモス、そして新鮮なケールが添えられている。酸味の利いたザワークラウトがボウル全体の味のバランスを整え、さっぱりとしてとても食べやすい。また、ヒヨコ豆とカリフラワー、スイート・ポテトをじっくり煮込んだ「Creamy Chickpea Curry」は、ワイルド・ライスとブレッドと共にサーブされる。2品共シンプルで素材そのもののうまみを十分に味わえ、体に優しい物を口にしていると実感できる料理だ。


シンプルでヘルシーなオーナーのライフスタイルが反映された同店で、ビーガン・メニューを味わってみてはいかがだろう。
(リポート:編集部・石井ゆり子)
Buddha Bowl Cafe
住所:100/3, Gladstone St., Newtown NSW
Tel: (02)9517−9070 Web: buddhabowlcafe.com.au
営業時間:月~金7AM~4PM、土9AM~2PM、日休