自分に似合うオーストラリアのファッションを知りたい!
そんなあなたに送る、OZを知り尽くしたファッション、ビューティーのプロによる
オーストラリアン・ブランドのデイリー着こなし講座。


今回のモデル
Mayaさん
(ヨガ・インストラクター)
シドニー在住のヨガ講師。栄養学も勉強中。日本人の母とイタリア人の父を持つ。普段はベーシックなデザインのモノトーンの服が多いので、ほかの色も試したい。長く着られる上質なものが好き。Web: www.balancedbymaya.com



耳前の髪を、編み込みの裏目が表に出る「裏編み込み」に

真ん中のお団子パートに左右の髪を巻き付けて後ろはタイトに

続いてメイク・アップ。うっとりするような綺麗なカラーがそろう

「現場でのアイディアも大切にしたメイクを」と担当のKenさん

チークやリップに女性らしい色を乗せ完成。肌の艶もより引き立つ

サングラスはサイドにアクセントのあるデザインが多くの人に好まれる。今回選んだツートン・カラーの1本は、フロントは黒で大人っぽく、サイドはマーブル柄で可愛らしく。日本人向けに鼻幅は狭くデザインされているところも◎/COACH $249

揺れる鮮やかフェザーで
週末の街のヒロインになる
ドレス(De Lempicka Dress)/Aurelio Costarella $690、シューズ/Aurelio Costarella 参考商品
コスメ/すべてSHISEIDO
Veiled Rouge Lipstick PK304/$38、Glow Enhancing Primer/$45、Per fecting Stick Concealer/$45、Future Solution Total Radiance Foundation/$110、Future Solution Total Radiance Loose Powder/$90、Shimmering Cream Eye Colour BR727/$44、Automatic Fine Eyeliner BK901/$60、Per fect Mascara Full Definition/$50、Natural Eye Brow Pencil BR602/$38、Face Enhancing Trio RD1/$60
スキン・ケア
Vital Perfection White Revitalizing Softner/$95、Vital Perfection White Revitalizing Emulsion/$105、Ultimune Power Infusing Concentrate/30ml $90、50ml $125、75ml $175
クール&フェミニンなメガネで洗練度アップ

メガネ・フレーム/Dior $449
写真=馬場一哉

ファッション・コンサルタント
里村英恵(さとむらはなえ)さん
バイヤーとしてN YやE Uの数多くのブランドを日本に初導入。現在はシドニーを拠点に、豪ブランドの買い付け〜輸出までをトータルで行う。バイイングオフィス代表
Web: apalog.com/hanaesatomura

メガネ・スタイリスト
内川祐紀(うちかわゆうき)さん
パリミキ(チャッツウッド店)勤務。同店に赴任し3年になる。「皆さまとの出会いを楽しみに日々過ごしております。チャッツウッド店での日本のおもてなしをぜひご体験ください」
Web: www.paris-miki.com.au

メイクアップ・アーティスト
Ken Matsudaさん
SHISEIDO・ナショナル・メイクアップ・アーティスト。Australian Fashion Week、NZ Fashion Weekなどのバックステージや、各種メディアでも活動中
Web: www.shiseido.com.au

ヘア・スタイリスト
加藤絵里香(かとうえりか)さん
埼玉県出身、27歳。1年半渡英後、東京吉祥寺の美容室で勤務。海外で美容師をしたいと1年前に渡豪、シドニー「Planet Hair」などでスタイリストとして活躍中
Web: www.planethair.com.au

Pickup ITEM
フルーツ・カクテルのように色鮮やかな、1920年代パリジェンヌ・シルエットのドレス 、De Lempicka 。シルク・シフォンに手の込んだビーズ刺繍を施し、レザーでトリミング、さらにオーストリッチの柔らかな羽根を縫い込んだ、アーティスティックな作品です。ファッション・ウィークも近い街の喧噪の中を歩けば、まるで映画のワン・シーンのよう。(里村さん)

Pickup ITEM
Diorの中でも外側が少し上がったこのデザインは特に人気です。メイン・カラーは黒で、フロントにクリア・トーンの張り合わせがされていることでふんわり感を演出。サイドの金色のロゴも大人っぽさをさらに引き立たせてくれます。耳に触れる部分は角が取れた丸みのあるデザインで、かけ心地が良いところもお薦めのポイントです。(内川さん)

Pickup ITEM
Veiled Rouge Lipstickで作る、ビビッドなカラー・ドレスにも負けない“大人色っぽい顔”。配色に気を付けてあくまでも全体のコーデに合わせた艶っぽいリップ・カラーをセレクトし、質感も、内側からにじみ出てくるような色気を感じさせる唇が理想。肌にも透明感のある“ヌケ感”を作ると、やり過ぎず、古くさくない“大人色っぽい顔” に。(Kenさん)

Pickup POINT
①全体にソフト・ワックスをもみ込みまとめやすくする。②髪を頭頂部から耳前と後ろにかけて分ける。③耳後ろの髪を後頭部の低い位置(盆の窪)でお団子にまとめる。④耳前の髪を両サイド・トップから裏編み込みに(編み込みでも可)。2〜3回編むごとに編み目から髪を少しルーズに引き出すと可愛い。⑤編んだ髪をお団子に巻き付けピンで固定。(加藤さん)

これがイイかも!OZブランド ・ヒストリー
AURELIO COSTARELLA

若いデザイナーズ・ブランドが次々と生まれては消える近年にあって、30年もの間、常にセンス良く、世界のセレブリティーにも愛されるドレスを発表し続ける「AURELIO COSTARELLA」。ファッションのイメージがあまりない西オーストラリア、パースで生まれたブランドです。
デザイナーのAurelioは上品でハンサムな50歳。その名の響きのごとく、イタリアから移住してきたご両親の間に、オーストラリアで授かった初めての男の子として大切に育てられました。彼の幼少時代の写真の中では、仕立ての良いスーツに身を包み裕福なご家族に囲まれた美しい少年がいつも優しくほほ笑んでいます。
当時のパースはニッケルや鉄などの鉄鋼業が栄え、街は労働力と活気にあふれ、とても賑わっていたといいます。そんな中19歳のAurelioは自分の服を地元の人気ブティックで販売し始め、夜は家でひたすら新しいドレスを縫うという、多忙な駆け出し時代を始めます。
彼の作る繊細でタイムレスな服は、エレガントなライフスタイルを保った家族と、パリやニューヨークにはない、パースという街の強烈なエネルギーの融合によって育まれたに違いありません。(文=里村英恵)
※AURELIO COSTARELLAから、ブランドの歴史も分かる壮麗なビジュアル・ブックを先着1人にプレゼント! 応募はnichigopress.jp/campaignより。
住所:23 View St., North Perth 6006
Web: aureliocostarella.com(オンライン・ストア有り)

■デザイナー・プロフィル
Aurelio Costarella◎母の影響で10歳から裁縫を始め、本などで服飾デザインを独学。1983年、19歳でブランド創業。その魅力はMY ERなどの国内ブティックのほか、海外取扱店でもチェックできる。イッセイミヤケやヨウジヤマモトなど日本の服飾にも関心が高く、訪日経験にインスパイアされたテキスタイルも。