Post Natal Depression:産後うつ

セレブに見る心の病
セリーヌ・ディオン(ⒸAnirudh Koul)

心理カウンセラーのさえみ先生が
ストレス・フリーな暮らしをサポート

セレブに見る心の病 ケース・ファイル

 

セレブ・ゴシップなどでは目にするものの、直接自分には関係ないとついつい無関心になりがちな心の病のこと。中身をひも解いてみれば、意外と身近な存在である可能性も。心身ともにより快適な毎日を送るため、その症状や対処法を正しく紹介する。

昨年の秋に双子の赤ちゃんを出産した歌手のセリーヌ・ディオン。多忙ながらも育児に大きな喜びを感じる一方、産後のマタニティー・ブルーにも悩まされたそうです。

Post Natal Depression:産後うつ

ママなら誰でもなる可能性が…

出産後自宅に戻ってから、自分が自分でない気持ちになり、食欲もなくなってしまったというセリーヌ。理由もなく泣いてしまったこともあったそうです。これは出産後2〜3日ごろから出てくる反応で、マタニティー・ブルーの典型的な症状です。出産後のホルモンの変化や精神バランスの不安定から生じますが、1カ月程度で回復するのが普通で、セリーヌも自分のお母さんから「それは普通のこと」と聞いて安心したそうです。

産後うつも、ママなら誰でもなる可能性があります。出産後2〜3週間過ぎてから症状が現れるとされていますが、マタニティー・ブルーから移行することもあります。精神的な症状においては、悲観したり、気持ちの浮き沈みが激しかったり、パパに対して強い苛立ちを覚えたりします。身体的には、だるさや頭痛が続いたり、眠れないなどのさまざまな不調が現れます。産後うつは適切な治療で治りますので、1カ月以上症状が続くようなら、早めに医師の診察を受けてください。

がんばりすぎないこと

気持ちの持ち方としては、がんばりすぎないことです。初めての出産なら、慣れないことばかりで泣きたくなるのも当然。2人目、3人目のベテラン・ママでも、新たな状況に戸惑うこともあるでしょう。家族が協力的なら、育児や家事の手伝いを遠慮なく頼み、その時は自分のやり方と少々違っても口出しをせず、任せましょう。またお買い物やオムツの宅配サービス、保育所などの便利なサービスもあるので、必要に応じて利用してみてはどうでしょう?

産後うつかもしれないママがいる家族は、次のように配慮してあげてください。

 

1.家事の負担を減らすことを考える。
2.「がんばって」と励まさない。
3.ママのネガティブな言動に過剰に反応しない(特にパパ)。


セレブに見る心の病

 
馬場佐英美(ばばさえみ)
Town Hall Clinic

プロフィル◎国際基督教大学教養学部卒。Australian College of Applied Psychologyで心理カウンセラーの資格を取得。NSW州カウンセラー&サイコセラピスト協会臨床会(CAPANSW)、オーストラリア・サイコセラピー&カウンセリング連盟会員(PACFA)。シドニー市内でさまざまな心の悩みの相談に応じている。

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