日本人の5人に1人がこの病

セレブに見る心の病
(Photo by Domain Barnyard)

心理カウンセラーのさえみ先生が
ストレス・フリーな暮らしをサポート

セレブに見る心の病 ケース・ファイル

 

セレブ・ゴシップなどでは目にするものの、直接自分には関係ないとついつい無関心になりがちな心の病のこと。中身をひも解いてみれば、意外と身近な存在である可能性も。心身ともにより快適な毎日を送るため、その症状や対処法を正しく紹介する。

シンガーのレディー・ガガは、多大な名声を手に入れたために普通の感覚を失い、音楽のことを考え続けたり、ファンからどう思われているかが気になったりして、夜も眠れなくなっている…。

Insomnia:不眠症

日本人の5人に1人が不眠症

レディー・ガガのような特別な状況でなくても、眠れない経験というのは誰にでもあるでしょう。それもそのはず、日本人の5人に1人が不眠症で悩んでいると言われているのです。

症状のタイプとして、寝つきが悪い、眠りが浅い、眠りの途中で何度も目が覚める、朝早く目が覚めて眠れなくなる、などがあります。また睡眠時間の長さというよりは、目覚めた時にだるさや不快感があることが特徴です。睡眠は心身の健康を保つ上で大切なので、乱れが生じると辛いですね。

不眠で悩んでいる人は、原因をチェックして、それを取り除く工夫をしてみてください。主な原因と対処法は次のようになります。

 

(1)身体の不調:咳や熱、かゆみなど → 病気の治療
(2)環境の変化:暑さや騒音、部屋が明るすぎるなど → より快適な環境作り
(3)精神的なストレス:悩みやイライラ、極度の緊張 → リラックスする+友人や専門家に相談
(4)心の病気:うつや不安障害などの症状の一環 → 病気の治療
(5)物質的な要因:薬、アルコール、カフェインの摂取 → 量を減らす+医師や専門家に相談

環境を整えて、リラックスする

いずれの場合も、生活面で眠りやすい環境を作る工夫は大切です。リラックスすることもそれに含まれます。レディー・ガガはベッドに寝転がってお祈りし、深呼吸を続けるそうです。また落ち着ける音楽、読書、入浴、アロマなど、自分がリラックスできる方法を見つけて眠る前の習慣にするのも効果的です。

レディー・ガガは「不眠はストレスではあるけれど、それはそれで嫌いじゃない」とも言っています。自分との付き合い方を知っているのでしょうね。不眠症は悪影響もありますが、永久に続くものではありません。そのことでさらに悩みを深めるより、一時的な状態なのだと認識して肩の力を抜いてみましょう。


セレブに見る心の病

 
馬場佐英美(ばばさえみ)
Town Hall Clinic

プロフィル◎国際基督教大学教養学部卒。Australian College of Applied Psychologyで心理カウンセラーの資格を取得。NSW州カウンセラー&サイコセラピスト協会臨床会(CAPANSW)、オーストラリア・サイコセラピー&カウンセリング連盟会員(PACFA)。シドニー市内でさまざまな心の悩みの相談に応じている。

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