歯を矯正したいのですが、見た目に目立たない矯正はありますか?

日ごろ怠りがちなデンタル・ケアや、日々進歩する歯科技術など、歯を健康に保つための秘訣を毎月お伝えします。

ハッと驚く歯のはなし

ハッと驚く歯のはなし

Vol. 14
Q
 歯を矯正したいのですが、金具を付けるのが気になります。見た目に目立たない矯正はありますか?

A
 歯の矯正というと皆さんはすぐに、ブレースと呼ばれる金具や針金のような物を使用する歯列矯正器を装着しなければならないと想像されるかもしれません。しかし、インビザラインという治療方法で矯正をする場合は、こういったブレースを装着する必要はありません。その代わり、透明なアライナーと呼ばれるマウスガードに似た物を装着することになります。このアライナーを装用していることは、ほかの人に伝えない限りおそらく気付かれることはないでしょう。
 インビザラインによる矯正治療は、まずその人の写真、レントゲン写真、歯型を取ることから始められます。これを基に3次元コンピュータ画像技術を使用し、治療開始から終了までの過程がシミュレーションされます。そして、このシミュレーション結果に基づき、その人に最も適した治療方法が選択され、アライナーが製作されます。患者は歯科医師による監督のもと、2週間ごとに少しずつ形の違う新しいアライナーを装用します。これにより歯は徐々に移動し、きれいな歯並びへと変化していきます。  治療終了までにどのくらいの期間がかかり、いくつのアライナーが必要になるかは、症例により異なります。例えば前歯の間にある隙間が気になり、これを治そうとするような場合、その治療にかかる期間はおよそ9カ月ほどと予想され、この場合この期間中に必要となるアライナーの数は、約14個となるでしょう。
 インビザラインで矯正治療することによるメリットとしては、まずアライナーを取り外せることから、歯磨きやフロスがいつも通り行えるということが挙げられます。食事も変える必要はありません。また、アライナーは装着していても目立たず、さらに金属アレルギーの方でもその心配はなくなります。


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イアン・マラトス
Dr. イアン・マラトス歯科医院

 歯科医歴24年。多数の日本人患者の診察・治療経験を持つ。1年間の日本滞在経験もあり、日本語が堪能。日本の歯科事情はもちろんのこと、日本人社会のシステム、日本文化にも深い理解がある

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