クラウンとは何ですか?そしてどれくらい長持ちするものですか?

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Q: デンタル・クラウン(被せ物)の治療をする必要があると言われました。クラウンとは何ですか?そしてどれくらい長持ちするものですか?
(37歳男性=会社員)

A: デンタル・クラウン(被せ物)とは長年にわたって治療した詰め物や、神経治療を行なったことにより弱った歯を守るために必要な治療です。

ここ100年ほどの間、クラウンはさまざまな素材で製造されてきました。すべて金属で製造されたクラウンから始まり、金属とセラミックで製造されたクラウンの過程を経て、オール・セラミック・クラウンが製造されました。

クラウンの素材と製造過程の向上により(ハンドメイドから、機械にての作製に変更)、クラウンの寿命も以前に比べて非常に長くなりました。

 

クラウン製造の歴史
 欧米では、1980年代前半まではすべて金属で作られたクラウンを使用していました。しかし70年代後半のセラミック素材のリサーチの向上により、見た目が良く、天然の歯のようなセラミック・クラウンが作られるようになりました。
 しかし当時のセラミックでは十分ではなかった強度を増すために、外側はセラミックでも内側に金属を用いたクラウンを製作していました。これらのクラウンは、内側に金属があることによりアレルギーを引き起こしたり、金属が錆びることにより歯茎の辺りが黒ずんでしまうことが問題でした。

 

オール・セラミック・クラウンの誕生
 90年代の中ごろから、いくつかの歯科技術研究所がセラミックの強度を高めるリサーチを行ない、オール・セラミック(金属が中に入っていない)クラウンを製作す
ることに成功しました。2000年ほどからこれらのオール・セラミックには、ジルコニアや、イーマックス(E-MAX)という特殊なセラミックが使われており、これらのクラウンは15年以上長持ちすると言われています。

 

日本でのクラウン治療について
 日本では保険でカバーされるため、今でも金属が入っているクラウンや、プラスチックでできている(ハイブリッド)クラウンを施術してもらうことが可能です。しかし、現在では多くの日本居住患者が、保険対象外にもかかわらず、丈夫で見た目も綺麗なオール・セラミックの治療を好んでいます。
 日本でも保険対象外なこのクラウンは、オーストラリアと日本とで価格の差はほとんどなく、オーストラリア滞在中に治療を行う日本人患者もたくさんいます。
 また、クラウンだけでなく、イーマックスを使った2次虫歯予防が可能な新技術の詰め物も人気です。


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ノックス・キム院長
シティ・ワールドタワー歯科
(Dental Clinic @ World Tower)

韓国ソウル生まれ。オーストラリア・シドニー大学歯科学部を卒業。キャンベラやストラスフィールドで勤務した後、03年にワールドタワーレーザー歯科を開院(東京・大阪・名古屋・千葉・京都・韓国・アメリカ・中国に姉妹院あり、医療法人徳真会グループ)。一般歯科治療のほかにも多くの歯科関連資格を保持。インビザライン特別推薦ドクター。東京臨床協会(SJCD)、アメリカ審美歯科学会会員。シドニー大学臨床講師。

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