病気を防ぐ!生活習慣を見直そう

 

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「未病」とは?

特に病気というわけではないが、なんとなく調子が良くない。医者にかかるほどではないが「元気」と言える体調とは思えない。そんな自覚症状を感じる状態を、東洋医学では「未病」と呼ぶ。身に覚えがあるという人も、少なくないのでは?

未病の状態のまま「いつものことだから」と放っておくと、ちょっとした油断の隙間から、病が忍び込んでくることも。日々のちょっとした心がけを継続することで不快な症状を改善に向かわせたり、大きな病気に発展するのを未然に防ぐことができるはずだ。

今回は、一般によくみられる「未病」の症状をいくつか取り上げ、その原因と、普段からできる予防方法などをナチュロパス(自然療法士)である植村和美先生のお話を中心に専門家の意見を交えながらまとめていく。健康で生き生きとした毎日のために、本特集を参考にしていただければ幸いである。

記事協力:植村和美 Naturopath
BHsc Naturopathy, ATMS member, Certificate Ⅳ Massage Therapy, Diploma of Beauty Therapy
政府公認のナチュロパス資格取得後、NerangのSharkey’s Healing Centreにてコンサルテーションと療法処置に携わる。Southportのコミュニティセンターで月1回、健康に関する無料セミナーを開催。

疲れがたまる


家族でハンドマッサージをし合うものおすすめ

「今日は疲れたな」と感じた時、すぐに体を休めゆっくり眠れば翌日は元気いっぱい!というのが理想的だが、疲れがひどく夜眠れなかったり、イライラが募ったり、だるさがいつまでも残っていると感じるようなら、体が何らかの警告を発しているととらえるべきだろう。

疲れがたまる原因としては過労による肉体的疲労、人間関係などによる精神的疲労、長時間同じ姿勢をとったり、眼など体の一部を酷使したりすることによって起こる神経的疲労といったものが考えられる。中でも近年はストレスによる精神的疲労を訴える人が増え続けているという。

私たちの体がストレスを感じると、内分泌器官である副腎髄質や副腎皮質から、それぞれアドレナリンとノルアドレナリン、コルチゾールといったホルモンが分泌される。血圧を上昇させたりすることでストレスに応戦したり、うまくかわしたりという作業をしてくれるのだが、頻繁に長期のストレス状態が続いてしまうと、これらのホルモンが正常値を超えたり低下したりという異常が起こり、さまざまな病気を引き起こす原因へとつながっていく。また、鉄分不足や、栄養バランスの偏りから起きる疲れもあるという。植村先生は「ベジタリアンの人は、野菜だけでは補えない必須アミノ酸、赤血球やたんぱく質の合成を助けるビタミンB12や葉酸などを意識してサプリメントなどで補うようにするとよいでしょう」とアドバイスする。さらに完治したと思っていた過去の感染症などのウィルスが、実は体内のどこかに残留していて、それらが免疫のパターンに影響を及ぼすことによって引き起こされる疲れもあるという。

ストレス性の疲労には、ゆっくりお風呂に入ったり、スポーツなどで汗をかいて発散するのも効果的な方法。お酒や煙草でしのぐのは、結果的に疲労が増す上にほかの病気を引き起こす原因になりかねない。「時間がない人は、公園などに出かけて緑に触れるだけでも心が癒されるはずです」と植村先生。恵まれたオーストラリアの自然を活用しない手はない。

疲労回復に効くツボ「湧泉(ゆうせん)」
 土踏まずの上端の中央、足の指を反らすとへこむ部分にある。両親指の先を使って強めに押す。3秒間で息を吐きながら押し、3秒かけて息を吸いながら離す。湧泉が温かくなるまで3〜5回繰り返す。

豆知識1 賢い食品選びで自分の体をサポート

加工食品などに使われている添加物や保存料は、腸のバランスを崩したり、肝臓に負担をかける原因となる。

健康的な生活習慣を推奨しているサウス・ポートの日本語医療センターでは、「例えばスーパーマーケットでは、すでに袋に入っているものではなく、自分で袋にいれるものを中心に買うようにする。つまり加工食品より野菜や果物などの生鮮食品が健康によい選択です」とのアドバイスを日ごろから患者に対して行っている。

食品を選ぶ際のポイントについてナチュロパスの植村先生は「できるだけ、添加物を使用していないオーガニック食品を選んでいただきたいですね。また、ラベルに脂肪分ゼロなどと表示のあるものにも注意。代わりに砂糖が使われていたり、逆にシュガーフリーや、加糖ゼロなどの表示のあるものでも、甘みをつけるために何かを添加しているはずなので、それが何なのかをチェックすることも大切です」と、成分表などの表示を確認することを薦めている。

●砂糖の代用としてお薦めの天然系材料アカベネクター、ステビア、キシリトール

 

豆知識2 自分の体に興味を持ち、定期健診は自分で計画しよう

どんな症状も、発見が早ければそれだけ治癒も早く、手遅れになることを防ぐこともできる。日本語医療センターで多くの患者の通訳をしてきたスタッフは「オーストラリアでは日本のように会社での定期健診が一般的ではありませんので、ご自分でイニシアチブを取り、早期に不調を発見しましょう。ただの虫刺されだと放っておいたために細菌に感染し入院といったケースなど、早めに受診されていれば、大事に至らなかったという例も多くあります」と話す。さらに普段から自分の体の状態に興味を持つことを医師は薦めている。「女性であれば、乳房の触診は月に1回はしましょう、そうすることによって小さなしこりでも、早い段階で見つけ適切な処置を受けられます(同センター医師)」。

 

手足が冷える、むくみ

夏でも手足だけが冷たく、なかなか温まらない。靴下をはいても足が冷える。顔は火照って赤くなるのに、手足は冷えている。このような「冷え」の悩みは、特に女性に多い。下半身の血流が悪くなり、心臓よりも上の部分へ血液を多く届けている状態は、心臓へ非常に大きな負担がかかることになる。冷えの原因としては、血行が悪い、運動不足、甲状腺の異常(※)などさまざまなものが考えられる。また、むくみに関し、腎臓で、体内の老廃物処理がきちんとできていない場合は肝臓の機能に問題があることも考えられるので、頻繁に起こる場合はチェックが必要だ。

ブリスベンで整体を営む北山豪太郎先生は「冷えは万病の元とも言われ、体が冷えるとさまざまな病気にかかりやすくなると考えられてます。特に冬の寒い時期、脳卒中、高血圧、心筋梗塞、がん、腎臓病、糖尿病、肺炎などといったさまざまな病気による死亡率が上昇することも、体の冷えとの関係を否めない事実です」と懸念する。

※甲状腺は新陳代謝やホルモン物質の分泌に深く関わる器官。甲状腺の疾患は、女性に大変多く、正常に機能しなくなると体温を保てなくなったり、頭痛やめまい、倦怠感、疲労感、動悸、息切れ等、自律神経失調症と同様の身体症状が現れる。

 

入浴、半身浴で基礎代謝と体温をあげる

夜は浴槽にお湯を張ってゆっくりと温まろう。特に血行不良や下半身の冷え性に効果的なのが半身浴。お風呂に入れない時は、気持ちよく疲れも取れる足湯が効果的。

 


リラックスタイムに最適な足湯


お気に入りの場所を見つけて習慣にしたいウォーキング

(1)半身浴の仕方

お湯はぬるめ(37〜40度)、みぞおちに湯面があたる程度の量にし、寒いと感じる時は上半身にタオルをかけたり、首に暖めたタオルを巻く。約20分ほどで温まってくるので、汗が出始めたら水で濡らしたタオルを頭の上にのせるなどしてのぼせるのを防ぐ。入浴の前後にはコップ1杯の水を飲むようにする。食後すぐや、満腹感があるとき、また生理中は避けること。

 

(2)足湯(フット・バス)の仕方

深めの足湯用バケツなどに湯を張り、10分程度両足を浸す。好みの精油を入れるとよりリラックス効果が高まる。テレビを見ながら、読書をしながら手軽にできて心も癒される。

 

エクササイズ

ウォーキングなどの有酸素運動を定期的に行うことを心がけよう。ストレッチやラジオ体操だけでも続ければ違いを感じられるはず。また同時に、瞬間的に筋肉を使う無酸素運動で筋力をつけていくことも基礎代謝をあげる上で大切なことだ。

冷え、足のむくみに効くツボ「三陰交(さんいんこう)」
 ツボの場所は内くるぶしの頂点から指幅4本分上がったところで、骨と筋肉の境目。3秒間くらいでゆっくり息を吐きながら押し、また3秒間かけて息を吸いながら離す。これを3〜5回程度繰り返す。あまり強く押しすぎないこと。

豆知識3 精油(エッセンシャル・オイル)とは?

精油とは植物から抽出された100%天然の素材。有機成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質で、アロマテラピーの基本となるもの。フレグランス・オイルなどと表示のあるものはエッセンシャル・オイルとは全く異なるので注意。また、極端に価格の安いものは1度容器を詰め替えたりしてあることも多く、種類によっては極端な性質の劣化も考えられる。1度開封したものは1年以内に使い切るのがよい。柑橘類などは特に品質が変化しやすいため保管期間は半年を目安にする。

◆精油使用に当たっての注意点
・原液を直接肌につけない。
・目にはいらないよう注意する。
・引火に注意する。
・同じ精油を長期間、または多量に使わない。(2週間を目安に代える)
・不快感や異変を感じたら使用を中止する。
・光毒性に注意し、日光が当たる部分には使用しない。
※光毒性とは、化学物質が皮膚についた状態で紫外線を浴びたときに色素沈着や炎症が起こる現象。光毒性のある物質を含む精油、ベルガモット、グレープフルーツ、レモンなど。

◆妊娠中の使用について
 精油の中には通経作用があるものもある。8週目までは胚子の細胞分裂が盛んで最も精油の影響を受けやすい時期なので、5カ月位までは芳香浴にとどめることが推奨されているが、日本アロマ環境協会によると、基本的には安全な濃度(1%以下に希釈)を守れば危険視する必要はないとされている。

◆特定の病気について
 高血圧、心臓病、肝臓病、てんかんなど特定の病気がある場合は専門医の指示に従って使用する。

 

胃腸が弱り気味

さまざまな症状の中でも、植村先生が最も重要視しているのは免疫をつかさどる細胞の70%が集中している“腸”の健康状態だという。腸内が元気であるためには、胃酸のphバランスを良い状態に保つことが大切。胃酸はとても敏感で、例えば薬を服用することによっても変化し、添加物を含む食品や、精製された炭水化物食品の過剰摂取などにも影響される。腸内には悪玉菌と善玉菌が隣合わせに存在している。善玉菌に餌を与えてくれるものをプレバイオティックスと呼び、オリゴ糖や食物繊維を含む食品(例:バナナ、にんにく、アスパラガス、玉ねぎなど)がそれに当たる。

また、腸内細菌のバランスを整えて快適な状態に保つには発酵食品が一番で、そのような食品をプロ・バイオティックスと呼ぶ。ビフィズス菌などの乳酸菌が豊富なヨーグルトもその代表的なものだが、実はこの乳酸菌には株の種類がいくつもあり、人によって合うものが違うという。中にはヨーグルトに含まれるラクトースという成分にアレルギーを持つ人もいるが、その場合はココナッツ・ヨーグルトなどを探してみるとよい。1口にヨーグルトといっても製品によって含まれる乳酸菌の種類も量も違っている。普段から自分に合った発酵食品を1つ見つけておけば、自分だけの整腸剤として困ったときに力を発揮してくれるだろう。

なお、健康な腸のバロメーターは健康な便。「茶色で、バナナのような形、力まなくてもスーッと出てきて、便器の底にしっかりと沈むのが健康な便です」(植村)とのこと。

 

食欲不振、胃に元気がないときの簡単レシピ

コップ1杯の水に、りんご酢をティー・スプーン1杯分混ぜ、朝起きてすぐに飲むようにしよう。

 

胃腸に効くハーブ

ジンジャー、フェンネル、カモマイル、ゴールデンシール、リコリス。これらはナチュロパシーで処方されるハーブの1例。濃度は違うが、ドライ・ハーブなどを購入してハーブ・ティーとして飲むのもよい。コーヒーを飲む割合を少し減らす手助けになる。

 

頭痛、肩こり、目の疲れ

近代社会では、慢性的な肩こりや目の疲れ、原因のはっきりしない偏頭痛などに悩まされる人も多い。特にパソコンに1日中向かったりするデスク・ワークの仕事に携わる人は、長時間同じ姿勢をとるため血行も悪くなり、首、肩、背中、腰にかけて体の張りや痛みを感じる症状が現れたり、さらに頭痛を伴ったりすることも多くなる。また植村先生は「肩こりの原因として、内臓疾患が考えられることもあります」という。あまりに頑固な肩こりが続くときは肺疾患、右側だけが痛む場合は心臓疾患、また左の場合は胆のうの疾患などが原因というケースも考えられる。ほかにも消化器系や肝臓疾患が背中の痛みとして現れることもあるので、マッサージや運動でも解消されない痛みには注意が必要だ。

また頭痛の引き金となる要素もさまざまだが、植村先生によると、チラミンと呼ばれる血管を収縮させる原因となる成分を含む食品、熟成されたチーズやワイン、チョコレートなどが、頭痛を引き起こす場合もあるという。さらに、暴飲暴食で肝臓に負担をかけた結果、体に毒素がたまりやすくなり、それが頭痛の原因になることもある。美味しいものは適当な量で控えておくのが賢い楽しみ方のようだ。

 

エッセンシャル・オイル(精油)の活用

日々のトリートメントにお薦めなのが自宅でも手軽にできる精油を使ったマッサージや対処法。

 マッサージをする場合はベースとなる植物油(ホホバ油、スイートアーモンド油など)に精油を混ぜてマッサージ・オイルを作る。植物油10mlに対して精油2〜3滴。筋肉の緊張を和らげるローズマリー、鎮静効果のあるラベンダー、利尿作用、解毒作用のあるジュニパーベリーなど。緊張型の頭痛にはラベンダー、片頭痛や二日酔いにはスッキリするペパーミントがお薦め。

 

スッキリアロマレシピ

洗面器に冷たい水を張り、ペパーミント1滴とラベンダー2滴を落としてよく混ぜる。水に浸して絞ったタオルをおでこや首の後ろに当てる。目の上にあてると刺激が強すぎる場合があるので注意。

 

無理のないウォーキング

体全体をほぐしてくれる習慣的なウォーキングは、凝りと頭痛にとても効果的。普段からなるべく車を使わず、適度な距離を歩くように心がけることから始めたい。

 

よく眠れない

日常の中で最もつらい症状の1つに「不眠」がある。眠りたいのに眠れない、睡眠が浅くすぐに目が覚めてしまう、夜に眼が冴えて昼間に眠くなってしまうといった訴えを耳にすることは非常に多い。

不眠にもほかの症状と同様、さまざまな理由があるが、主な理由を大きく分けると、不安や緊張からくる心理的なストレス、朝と夜が逆になるような生活で体内のリズムが乱れるケース、寝室の環境、カフェインなどの刺激物によるもの、加齢によるもの、病気によるものなどが考えられる。

ブリスベンのCool Bodyでセラピストとして多くのクライアントに接するYokoさんは、「不眠や疲れは、身体が自分自身に伝えている信号です。信号を無視せず、病気になる前に適度な休息をとるように心がけましょう」と、自分の体の声を聴く大切さを語る。また、質の高い眠りを得るためには「就寝の1〜時間前にお風呂に入ることも深い眠りにはお勧めです。また、柔らかすぎるマットレスは睡眠中の寝返りを妨げてしまい、身体に負担がかかります」といったように、自分自身で工夫をしたり環境を整備することで改善できる場合もある。植村先生にもよい睡眠のための準備や条件について教えて頂いた。

●夕食は軽めにし、鶏肉や魚など良質のたんぱく質を中心に摂り、炭水化物や刺激物、脂っこいものを控えるようにする。
●午後8時以降はエクササイズなどはしない
●午後3時以降はカフェインなどの刺激物を摂らない
●睡眠時間が近づいてきたら部屋の明かりを落としてメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を促す
●寝る前にアルコールを摂り過ぎない
●寝室の中に明かりが入らないよう真っ暗にする
●音を遮断し静かな環境をつくる
●携帯電話など電磁波を発するものを枕元や部屋に置かない
●夜7時以降は食事をとらない

 

肥満ぎみ


呼吸やホルモンバランスを整え、血行を促してくれるヨガは理想のエクササイズのひとつ

肥満の主な原因は甲状腺の異常から来る病気によるもの、ホルモン・バランスの乱れから来るいわゆる加齢によるもの、そして食生活など日常の生活習慣から来るものに分けられる。女性は更年期に差し掛かると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少する。これによって満腹ホルモンであるレプチンの働きが低下、炭水化物や脂肪を分解する機能が衰えるため内臓脂肪が付きやすい傾向になることが分かっている。

理想的な体重を保つには、はっきりとした病気が原因である場合以外は、まず自分が何を食べているのか、きちんと知るところから始めよう。内臓の機能や普段の生活に最低限必要な基礎代謝量と自分が1日に活動する量を考え、消耗するカロリーよりも多くカロリーを取れば当然体重は増加していく。深刻な肥満に発展する前に、一度、消費と摂取のカロリーを割り出してみよう。

 

理想的な日本食

繊維の多い野菜や酢の物、海藻や豆類を使った和食のスタイルは健康面からも理にかなった理想的な食事。日本食の良いところを日々の食生活に生かそう。最近では緑茶に含まれるエピガロカテキンがダイエットにひと役買うことも明らかになった。

 

日本人に超肥満体の人がいない理由

チャビーな日本人は時々見かけるが、オージーや欧米人の肥満体のような人はあまりいない。日本人はもともとインスリンの分泌能力が低く、太ってしまうと糖尿病などの生活習慣病になりやすいため、ある程度以上には太れないのだ。だからこそ日本人は特に肥満には注意する必要がある。

 

ダイエット時の油抜きは厳禁!

「ダイエットで油抜きをする人がいますが、健康面から言えば必須脂肪酸を含む良質の油は摂取する必要があります」と植村先生は指導する。オメガ3脂肪酸が豊富に含まれた亜麻仁油(フラックスシードオイル)、リノール酸を含むアボカド、脂肪分を燃焼しやすいと言われるココナッツ・オイルなどを取り入れるとよい。朝食のパンにマーガリンを塗る代わりに、アボカドを塗るのも良い方法だ。

※日豪プレスQLD版8月号紙面にて、上記の「必須脂肪酸」を「必須不飽和脂肪酸」として誤植がありましたことを深くお詫びいたします。

<特別リポート>
日本発、注目の温石療法 「温める」にこだわったリラックス治療院

Arigato-Sun 温熱整体院


治療に使われる玄武岩

地図を片手に訪れた場所は閑静な住宅地。玄関を入るとすぐに、明るく広々とした治療室が右手に見える。清潔感に溢れた空間と、北山先生のやさしい関西弁、そしてお母様が入れてくれる緑茶の甘い香りで、早くもリラックス・モードだ。

北山先生はオーストラリアと日本で整体やリメディアルなどの資格を取り、8年間の間にさまざまなクリニックなどで実績を積んできた整体師。特定の施術法だけでなく、クライアントの症状に合わせていくつかの施術法を組み合わせれば、もっと効果が上がるのではと考え、自分の治療院を持つことにした。

実際の施術に入る前に先生が見せてくれたのは温められた手のひら大の石。ホット・ストーン・マッサージに使われるものよりも5〜6倍は多きな玄武岩で、これを体全体に押し当てるようにしてほぐしていくのだ。この石を使うことにより、表皮から5センチの深さに温熱が伝わるのだという。温石を使えば通常の指圧などでは届かない深い組織まで、軽い刺激でしかも心地よく、堅くなった筋肉をしっかりと緩めていくことができる。温かな空気のお風呂に入っているようなポカポカ感、張りが緩和され、すべての細胞までが副交感神経になったのかと思うほどのくつろぎに包まれる。

さらにこの治療院にはいくつかの強力な秘密兵器(?)がある。3,000度に燃える小さな“太陽”が中に入っているという光線療法のマシン。温灸で使用される“もぐさ”の溶液を体内に浸透させる稲垣式温熱治療器など、まさにここでしか受けられない治療が満載だ。

5月に開業し、リピート率は83%だという。「他のどこにもない治療院を目指して、来院される方の意見をどんどん取り入れていきたいです」と語る北山先生。人気店になるのは時間の問題のようだ。(文=パティスン美幸)

 

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