女を磨く、がんばる女子のためのコラム
続・乙女修行にいざ行かん
部員Zの女磨きレポート
ズボラ女子でもセルフ・ネイル!③
フレンチ・ネイル編

ネイル・カラーをきれいに塗る方法を試した前回(Web: nichigopress.jp/healthcare/otome-shugyo/122428)から1歩進んで、今回はネイル・アートに挑戦。模様や柄を描いたり、ライン・ストーンや、「3D」と呼ばれる半立体的なモチーフを付けたネイル・アートもあり、もはや爪に色を塗るだけではないネイルの世界。今回は、初心者でも簡単な「フレンチ・ネイル」を試してみることに。
ネイリストの知人いわく、結婚式や記念日のために特別なネイル・アートを施したネイル・チップをオーダーし、使用した後も額に入れて飾っておく人も多いのだとか。イベント用の華美なもの以外にも、日常的に使えるおしゃれなデザインもたくさんある。インターネットで「ネイル・アート」と入力して画像検索しても、ジュエリーのように美しいものからユーモアあふれるデザインまで、さまざまな作品が並ぶ。爪という小さなキャンバスに描かれた絵のように繊細なデザインは、まさに「アート」と呼ぶにふさわしいものばかりだ。
とはいえ、それを自分でやるとなると話が変わる。女子力なし、絵心なし、おまけに手先が不器用、と3拍子そろった部員Zは「ネイル・アートか……」と遠い目でつぶやいて、開いていたウェブ・ブラウザをそっと閉じた。
しかし現実に目を向け女子力向上の努力をせねばと気を取り直し、再び開いたブラウザに検索ワードを入れる。「ネイル・アート 簡単」と。それでも全てが難しそうに見えて途方に暮れ、知人ネイリストに再び知恵を借りるとどうやら「フレンチ・ネイル」というデザインなら初心者でも比較的やりやすいと言う。
フレンチ・ネイルを自分で!
フレンチ・ネイルとは、爪の先端部分だけを別のカラーで塗り分けたデザインのこと。元々は爪のカーブに沿って先端の数ミリ~1センチほどにホワイト系のカラーだけを載せるのが主流だったが、最近では色を限定せずにデザインされることも多いそうだ。
自分でやるなら、「斜めフレンチ」と呼ばれる、爪の表面を斜めのラインで区切って色を塗り分けるデザインが難易度低め。爪が短くてもバランス良く作ることができ、指を長くきれいに見せる効果もあるとか。色を塗り分けるために爪専用のテープでカバーしてから塗るという、あたかもペンキ塗りのマスキング(塗りたくない部分をカバーしておく)のような方法があると聞くも、あいにく当方はズボラにつき専用テープを買いに行く気が起きない。ラッピング用のマスキング・テープなら、と頭をよぎるがそのような女子力高めな製品はそもそも持っていなかったので、唯一使えそうだったばんそうこうを使って試してみることに。手順は以下の通り。
① 爪の形を整え表面を磨いたら、ベース・コートを塗って乾かす。
② ベースとなるカラー(今回はオレンジ系)を爪全体に塗る。
③ しっかり乾かしてから、色を塗り分けたいラインにテープ(ばんそうこう)を巻く。
④ テープから出た上の部分に別のカラー(今回はピンク系)を塗る。
⑤ テープをはがしてから、重ね塗りしてムラを補正。
⑥ 2色の境目にラメ入りのカラーで線を引く。
⑦ 乾いたらトップ・コートを塗って完成。
ばんそうこうでガイド・ラインを作ったので、臆さずにまっすぐな線が引けた。とはいえ最初にぴっちりすき間なく貼ることを怠ったせいで一部は線からカラーが若干はみ出してしまったが、その部分を隠すべく⑥のようにラメ入りのカラーを塗ってしまえば大丈夫(セルフ・ネイルを始めてから、ラメにお世話になる頻度が高い)。プロの完成度には遠く及ばないが、初回としては及第点と思える仕上がりになった。テープやばんそうこうを貼る角度と位置さえ間違えなければ、イメージ通りの斜めフレンチ・ネイルを簡単に作れそうだ。女子力はともかくクラフト魂に火が着いたので、次回は別のネイル・アートにもトライしてみようと思う。



