イビキは舌トレで改善できる!?

フィジオセラピストに聞こう 体の痛み改善法 第104回
イビキは舌トレで改善できる!?

 今、あなたの舌はどこにありますか?口中に浮かしていますか?上の前歯の裏ですか?それとも下の歯のそばですか?

 次の質問です。朝、起きた時に口の中が乾いていたり、喉がカラカラになっていませんか?または鼻腔(鼻の中)が乾いているように感じませんか?

理想の舌の位置

 発声したり咀嚼(そしゃく)している時以外、理想の舌の位置は、上の前歯の少し後ろ、歯茎に舌の先が付き、かつ舌の前3分の2が口蓋(こうがい:口の中の上壁)に付いている状態です。上下の唇は閉じら
れ鼻呼吸を行い、そして上下の歯は噛み合っていない状態が望ましいのです。

 しかし、現在や過去に鼻炎、花粉症などの原因で鼻呼吸が慢性的にできない状態を経験すると、舌を口腔(口の中の空所)の下側に下ろして口呼吸せざるを得ず、その時の癖が残っている場合があり得るのです。

 舌は筋肉でできているため、鍛えて強くすることもできれば、使わなければ弱化することもあります。弱った舌の筋肉は口腔の下に落ちている時間が長くなり、こうなると、起きている時もさることながら、睡眠時にはその機能は更に低下し気道を塞いでしまうため、イビキが深刻な場合は睡眠時無呼吸症候群の原因となり得るのです。

 睡眠時無呼吸症候群に対して、今では「CPAP」や「BiPAP」という優れた機械が睡眠時の正常な呼吸を手助けしてくれる治療法が確立してきましたが、できれば自分の内的要素(弱化した舌の筋力改善や舌の位置の改善)をリハビリすることで解決できれば、機械に頼ることなく健康で快適な日々が過ごせますよね。

「舌トレ(ぜっトレ)」


1. 舌腕立て・・・2~3分、口蓋に舌を押し当て、前後左右にゆっくり動かしたり、強弱を付けて押し当てたりする。


2. ”Charlie Chewing Choice of Cheese”と5回復唱する。舌に軽い疲労感があれば、きちんと効いています。

 まずは、日中、舌を正しい位置に置き、鼻呼吸するように意識するところから始めてみましょう。そして、「舌トレ」で弱った舌の筋肉をトレーニングして、イビキを改善していきましょう!

セラピスト紹介

奥谷 匡弘(ただひろ)

奥谷 匡弘(ただひろ)

オーストラリア・フィジオセラピー協会公認筋骨格系理学療法士。セント・ヴィンセント病院で勤務後、自身のクリニックでプロ・スポーツ選手や財界の著名人の治療に多く携わる。特に顎関節症や頭痛治療に造詣が深く、セミナー講師も務める。
Web: www.metrophysiotherapy.com.au/

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