第12回 付き添い入院初体験

働くママの妊娠・出産・育児奮闘記

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第12回 付き添い入院初体験

 前回は、14カ月の娘との救急車初体験について書いたが、実はそのすぐ後にさらなるビッグ・イベント「娘の付き添い入院初体験」が待っていた。
 最初は大したことはないように思えた娘の下痢も、その後の発熱に続き、ついに脱水症状へと発展してしまった。「点滴が必要」というGPの指示の下、総合病院の小児科へ救急入院。「点滴が終わったら、夕方には帰宅できるかな」などという楽観は見事に裏切られ、病院には2泊することになった。
 というのも、入院直後に3人もの小児科医が娘の腕と足に点滴の針を挿そうと試みたが、あろうことか全員が失敗。「彼女はちょっとおでぶちゃんだし、青い蒙古斑のせいで静脈が見えずらい」という医師らの説明(言い訳)に半分は納得しつつも、泣き疲れて憔悴している娘を見るとやり切れない。「赤ちゃんなんてみんな太めでしょ!」と(おでぶと言われて)娘の代わりに傷ついた私は胸の中で叫んだ。さらに、(アジア人の赤ちゃん特有の)蒙古斑を見たことのない看護師は、虐待の跡だと勘違い。見るからに怪訝な顔を向けられ、不愉快に。勘違いは仕方ないとしよう。しかし、それらの経験は序の口だったのだ。
 下痢は感染性の可能性がある、ということで隔離病室へ移される私たち親子。個室なのはいいが、「病室から出るな」「キッチンへも行くな」で、ある意味 “軟禁状態”に。看護師は皆、基本的には親切だが、ウマが合わない人というのも1人くらいはいる。夜中、娘が痰を詰まらせ息苦しそうに何度も起きて泣くので、「何か対処法はないか」と看護師をブザーで呼んで相談した。するとまず「それぐらいの用事でブザーを押さないで」と言われ、さらに「添い寝しないで、別のベッドに寝なさい」と言う。
 その時、既に寝不足と疲労で精神的にギリギリだった私は、ついにキレてしまった。「ブザーを押したのは部屋から出るなと言われているから !」「それに、添い寝と痰は関係ないし、別のベッドに寝たからといって呼吸が楽になるとは思えない !」と反論。看護師は、私のキレ気味の反応に気付いたのか、「できることは何でもやってみるしかない」と、説得力のないことを言って、たじろぎ気味。その後も1時間半おきに目を覚ます娘のために、私はひるまずにブザーを鳴らし、同じ看護師に脱水症状防止のアイスキャンデーや氷枕を注文。娘がやっと深い眠りにつき、バトルが終了したのは朝の4時過ぎだった…。
 娘は今ではすっかり回復し、食欲も体重も復活したのだが、「付き添い入院がこんなに大変だとは知らなかった」と子持ちの親数人にこぼしたところ、なんと皆、経験者というから驚いた。赤ちゃんのうちは割とよくあることで、2度や3度という人も。しかも看護師とのケンカも当たり前らしい。ということは、うちの子もこれからまだまだ…。早くも、「先のことを考えて憂鬱になるのはやめよう」という、新年の決意を固めた私でした。


はな プロフィル
◎シドニーの法律事務所勤務。初めての妊娠・出産・育児に挑戦することに。9月に無事、女児を出産


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