第17回 魔の2歳

働くママの妊娠・出産・育児奮闘記

Being A Mum
働くママの妊娠・出産・育児奮闘記
初めて育児をオーストラリアでする!

第17回 魔の2歳

 うちの娘は今1歳9カ月だが、最近、早くも第1次反抗期が始まったらしい。時にはオムツを替えるのも、パジャマを脱ぐのも、「いや !(ノ〜ゥ ! )」なのだ。オーストラリアでは、よく“Terrible Two”とか“Devil Two”(魔の2歳)と言われるが、どうやらこれが噂の ? という感じなのだ。
 イヤな時は、日本人のくせに感心するくらいはっきりとした意思表示で、頭を180度近く後ろに振って「イヤ ! 」とそっぽを向く。オムツを替えたくない時は母親譲りのキック力で親をジタバタ蹴りまくって抵抗し、車のベビー・シートに座りたくない時は体を海老反りにして暴れまくる。おかげで、家族そろって決まった時間に家を出なくてはならない平日の朝はもう大騒ぎ。
 育児の専門家によると、これは赤ちゃんの自我が目覚めてきた証拠で、人間の成長として当然の通過点らしい。これまでは、身の回りのことは何でも親にやってもらっていたが、だんだん何でも自分でやってみたい、押し付けられるのはイヤ ! でも、まだまだ自分では思うようにいかないのに意思表示が十分にできず、かんしゃくを起こす、というものらしい。

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 とすれば、子どもの反抗を止めることはできないのなら、こちらの対処法を工夫するしかない。基本的には好きなようにさせるか、止めるかのどちらかだが、特に危険でなければ、また人(親を含む ?)に迷惑をかけないのであれば、ある程度好きにさせるといいとか。
 ということで、うちでは、お風呂あがりにパジャマを着たくなければ、「じゃ、もうスッポンポンで遊んでなさい」と、裸のまましばらく遊ばせておいている(単に追いかけ回す体力と気力がない時もあるが…)。また、頭ごなしに叱るのではなく、(例えまだ言葉が分からなくても)なぜダメなのかの理由をきちんと説明するといいとのことなので、「なぜ食べ物を床に投げてはいけないのか」を床を拭き拭き辛抱強く説明したり。育児は常に親の忍耐力が育まれるものなのだ…。
 と、家ではやりたい放題のわがまま娘だが、託児所の保育士から、「今日は、○○ちゃん(同じ部屋にいる生後2カ月の赤ちゃん)にミルクをあげたり、おやつの時間にほかの赤ちゃんたちに水を配ってから、自分が最後に飲んでいたりして、本当にいい子だったわよ」と報告されると、「オーストラリアの託児所は、いいことをすると大げさにほめてくれるからな」と思いつつも、少し驚く。既に家の中と外をある程度区別して行動している様子のわが娘だが、「やっぱり愛情いっぱいに育てていれば、本質的にはいい子が育つのかもしれない」と、育児で疲れ気味な親もなんとなく励まされる。
 そんな気にさせてくれるこちらの託児所の「ほめて育てる方針」に、子どもだけでなく、親も育ててもらっている気がする。


はな プロフィル
◎シドニーの法律事務所勤務。初めての妊娠・出産・育児に挑戦することに。9月に無事、女児を出産

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