第20回 「可愛い盛り」とは ?

働くママの妊娠・出産・育児奮闘記

Being A Mum
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初めて育児をオーストラリアでする!

第20回 「可愛い盛り」とは ?

 うちの娘は9月で満2歳。よく「可愛い盛りだね」と言われるが、子育てが初めての私には、最近までこの意味がよく分からなかった。つまり、「今が一番可愛い」ということは、これからは可愛くなくなるということだが、それはいつからか、またなぜなのか ?
 オージーの親たちに言わせれば、「ティーンエイジャーともなれば、親よりも友達優先で親とも遊ばなくなり、口も達者になって反抗するしで、憎らしくもなる」らしい。ならば、10歳くらいまでは可愛いだろうに、なぜ今が可愛い「盛り」なのか ?

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 しかし最近、間もなく2歳になる娘を見ていると、「可愛い盛り」といわれる理由が少し分かってきた気がする。およそ生まれてから1歳過ぎまでの子どもというのは、言葉による意思疎通はほとんどできず、ひたすら「食べさせて、飲ませて、お風呂に入れて、着替えさせて、寝かせて」という、こちらも必死な日々。が、2歳近くなってくると、知的能力の発達が目覚しい。言葉を覚えだし、大人のマネをあれこれし出す。
 例えばうちの娘は、最近、毎晩お気に入りのぬいぐるみにオムツをつけて、だっこし、“いい子いい子”をしてから、ベッドに寝かしつけるという、親がしていることをそのままマネる。その姿があまりにおかしくて可愛くて、笑ってしまい、仕事と育児の疲れもふっ飛んでしまう。
 そして、昨日までできなかったボタンの付け外しができるようになっていたりすると、「うちの子は天才じゃないか ?」と親バカ丸出しの感動を覚える。
 しかし、周りの大きな子たちを見回せば、ボタンの付け外しなんてできない子はいない。きっと言葉もできて、人間として何でもひと通りのことができるようになってしまえば、もう感動することもなくなってしまうのだろう。と思うと、子どもが大きくなったら育児は楽になるだろうが、ちょっとつまらないかもしれない、とさえ思う。
 たぶん「可愛い盛り」というのは、こういう成長の小さい過程を見て、親が笑って喜んで感動させてもらえる時期を言うのだろうな、という気がする。


はな プロフィル
◎シドニーの法律事務所勤務。初めての妊娠・出産・育児に挑戦することに。9月に無事、女児を出産

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