映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」、ワールドプレミア登壇の泉原豊を直撃 !!

「少佐」役を演じるスカーレット・ヨハンソン」

「少佐」役を演じるスカーレット・ヨハンソン」c2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved

 3月16日、東京・新宿の歌舞伎町シネシティで、日本の人気漫画/アニメ『攻殻機動隊』の実写化で話題を集める映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のワールド・プレミアが開催された。多くのメディアや招待者を前に、監督や出演者によるレッドカーペット・イベントが行われ、今やハリウッド随一の大女優で主演のスカーレット・ヨハンソン、世界の北野武(同作では、ビートたけし名義)、新世代の映像の魔術師と称されるルパート・サンダース監督などが、多くのカメラのフラッシュを浴び、観衆のサイン攻めにあった。

 同作は、2016年初頭からニュージーランドで撮影され、キャストやスタッフに豪州ベースの多くの日本人が参加している。その代表格が、ヨハンソン演じる主役「少佐」の脇を固める「公安9課」のメンバーのサイト―役でメインキャストに起用されたQLD州ゴールドコーストをベースに活躍する日本人俳優・泉原豊、その人だ。16日のプレミアではヨハンソンや北野武と共に壇上に上がってスポットライトを浴びた泉原本人を、プレミア翌日に直撃した。

レッドカーペットの感想は?
「いや、とても楽しかったので、思わずコマネチしちゃった。たけし(共演の北野武)さんに、それを見てもらえたかは分からないけどね(笑)」

ファンとの交流も?
「沢山、『攻殻』ファンの方が来てて、僕が「サイト―」役だって分かってくれてるので声が掛かり、サインをねだられた。『レールウェイ・マン』(泉原が以前出演した豪英合作映画)のパンフレットを持ってきた人がいたのにはビックリした」。

気になる映画の感想は?
「むちゃくちゃ面白かった! 本当にカッコいい。ハリウッド版『攻殻機動隊」の世界観はこうだとばっちり表現できていて、3Dで観たけど映像もとても綺麗」。

では、出来には満足している?
「もちろん! 攻殻ファンだけではなく、何も知識の無い、それこそ年齢の高い人でも楽しめる作品に仕上がっている。かつて、『ブレードランナー』が出てきた時と同じような衝撃を受ける人も多いんじゃないかな」

今回のような大作の出演で周りの環境も変わってくるのでは。
「帰国以来、色んな人に喜んでもらえるし、周りの海外を目指す俳優さんにも良い刺激を与えられている。たけしさんと今作で共演した縁で、お弟子さんでも年に数回しか会えない方とも何度もご一緒して、今日だって『久しぶり 」と親しく声を掛けてもらえるっていうのは幸せなこと」。

今回の映画での裏話を何か?
「僕も来日直前まで声を入れたりしたし、追加撮影をプレミア直前のギリギリでやったって話も共演者の方から聞いた。映画界に長くいる僕でも『そこまでやるんだ」って思わされた。本当に良い作品に仕上げようと最後の最後まで色んな人が作業しているっていうを、あらためて認識させられた」。

プレミア会場で何か印象に残ったことは?
「自分の席が、原作関係、アニメ版制作陣の方々の真ん前で、関係者の人たちがズラッと並んでいて、座ろうとしたときに声を掛けられた。『マジかよ。全員、真後ろかよ』ってドキッとした(笑)」。

その方々の映画が終わった後のリアクションとかは見ましたか。
「(原作の権利を持つ)講談社さんが、とても良いリアクションだったのは見た。総じて、かなりポジティブなものだった」。

ゴールドコーストから見守っていた奥さん(昭子さん)には、どのような報告を。
「色々、ネットとかでチェックしてたみたいで、『コマネチ、やっちゃんだって』って。格好悪いから止めてくれって駄目出しされた(笑)。(感謝の意を伝えたりだとか?)ま、もちろん、夫婦としてのそういうやり取りもきちんとね・・・」

日本から戻られたら?
「すぐに、(スタントや体力維持のための)トレーニングに復帰して、豪州での新しい事務所を決め、次にどんな話がきてもすぐできる態勢を整えたい。そして、今後自分がやりたいことで、今が何ができるかを考えながらやっていきたい」。

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の全豪公開は3月30日。日本では4月7日を予定。この話題の超大作のレビューも後日あらためて掲載できればと思う。なお、4月1日発行『Nichigo Press』紙面でも、泉原豊のインタビュー記事を掲載予定。そちらも是非併せてお楽しみいただきたい。

日本発原作のハリウッド実写化としては、最大級の期待と注目を集める『ゴースト・イン・ザ・シェル』の公開まで、あと少し。首を長くして待とう。

泉原豊 <いずみはら・ゆたか> ウーロンゴン大・演劇学科卒。19歳で渡豪。スティーブン・スピルバーグらが製作総指揮を担当した米TVシリーズ「ザ・パシフィック」(10年)豪英合作映画「レイルウェイ 運命の旅路」(13年)「不屈の男 アンブロークン」(14年)などの話題作に出演。今作で、主演スカーレット・ヨハンソンの脇を固めるメインキャストの座を射止めた。ゴールドコースト在住。

取材・文 植松久隆(本紙特約記者/ライター) 写真提供:Paramaunt Pictures

「世界のスカヨハとキタノの競演も注目が集まる」

「世界のスカヨハとキタノの競演も注目が集まる」c2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved

「舞台上にずらりと並んだルパート・サンダーズ監督とキャスト陣」

「舞台上にずらりと並んだルパート・サンダーズ監督とキャスト陣」c2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved

「レッドカーペット上の泉原豊。ハリウッド大作での本国逆上陸となった」

「レッドカーペット上の泉原豊。ハリウッド大作での本国逆上陸となった」c2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved

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