小野伸二、勝ちきれず──対メルボルン・ビクトリー戦

小野伸二の所属するウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)は11月24日、ホームのパラマッタ・スタジアムでメルボルン・ビクトリー(MBV)と対戦した。MBVは、昨シーズンこそ10位と不本意な成績に沈んだものの、これまでレギュラーシーズン、ファイナルともに2度の優勝経験を持つ強豪。観客動員数は9,614人。

スタメンから登場の小野は、前試合でスタメンを外されてしまった悔しさを前面に押し出すように開始早々ロングシュートを放つなど、気迫あふれるプレーで健在をアピール。

豪州代表入りを決めたムーイとのコンビネーションも見所の1つだ(Photo: Rihard Luan)

終止攻め続けるWSWペースで試合が展開する中、前半15分、ペナルティ・エリア間際でFWのディノ・クレジンガーが倒され、MBVのサム・ギャラガーがレッド・カードで退場。小野が蹴ったフリー・キックは惜しくもゴール左に外れてしまうが、試合の流れは早い段階で数的有利を得たWSWが完全に掌握。再三、MBVのゴールを脅かすも最後の最後で決めきれぬ展開が続く中、前半終了間際、自陣内に入ってきたグラウンダー・パスをクリアしようとしたマイケル・ビューチャンプがなんとオウン・ゴール。まさかの0−1で前半を折り返すこととなる。

後半になっても試合はやはりWSWペースで続く。しかし、徐々に疲れが見え始める中後半14分、パスをカットされ、カウンター攻撃を浴びる。そしてキーパーとの2対1という数的有利の状況のなか、アーチー・トンプソンが冷静にゴールを決め0-2。その後、小野を起点に何度もチャンスを作るが決めきれず試合はそのままMBVの勝利となった。

試合序盤で相手チームにレッド・カードで数的有利を獲得。ボール保持率6割、シュート本数もMBV6本に対しWSW16本と圧倒的に上回る中、相手のタフなプレーに屈し、最終的にホームでの勝利をつかめなかった。この敗戦から何を学ぶか。チームの今後にとって非常に大きな意味を持つゲームとなったと言えるだろう。

■小野伸二、試合後インタビュー
──残念な結果になってしまいました。
「11月10日に行われたニュー・キャッスル戦もそうでしたが、前半いい形で入って、その後が続かないという流れが続いています。その中で点数を取られてしまったというのは非常に響きますし、流れを持ち返すのがすごく難しい展開になった試合だと思います」

序盤から積極的にゴールを狙い、負けるつもりなどさらさらなかった。それだけに今回の敗北はよほど悔しかったにちがいない(Photo: Rihard Luan)

──試合後の悔しそうな表情が印象に残っています。
「そうですね。負ける気はしなかったですし、1人多い状況になったので、そこからいい流れでゴール前まで持ち込むことはできていたのですが、最終的な得点というところまで届きませんでしたし、物足りない部分がありました。アンラッキーだったなという感じです」
──小野選手自身、今回はいつも以上に積極的に点数を取りにいっているように見えました。
「前回休ませてもらったので、今回は気持ちも入ってましたし、どうにか点を取りたいとは思ってました」
──対戦したMBVは非常にタフなチームでしたね。
「みんな一生懸命動いていましたし、今までで一番手応えがありました」
──約2カ月が経過し、対戦がひと通りひと回りしました。振り返ってみていかがですか。
「もっと勝てた試合もあったと思いますし、ポイント的には少ない気もします。でも、毎日みんなで力を合わせてトレーニングから1つになってやろうと頑張ってやっています。結果はまだ付いてきていないですが、チームとしては良くなってきているので、決定的な仕事ができるように自分の中でもクオリティを挙げていきたいなと思います」
(11月24日、パラマッタスタジアムで)

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