連邦首相、日本国大使より新年の言葉

連邦首相・日本国大使より

新年の言葉

オーストラリア連邦首相
トニー・アボット

2014年は、未来への明るい希望に満ちた新年であることに間違いありません。

私たちは強靭で、忍耐強く、賢明な国民です。

それがオーストラリアという国の強さです。政府の強さではなく、生活を向上させようという国民1人ひとりの意志の強さなのです。

私は今年、より多くの人が「やってみよう」精神でさまざまなことに挑戦することを願っています。新しい事業を起こすのもよいでしょう。家を新築したり、進学したり、投資をしたり、将来設計を描くのもよいでしょう。なぜなら、私たちが望んでいる強くて豊かな国はこうしたことによって作られるからです。

政府としては、悪税を廃止し、官僚主義や行き過ぎた環境保護主義を排除し、無駄遣いをやめ、インフラを整備し、国家予算を拡充させるなど、政府の責務を果たしていきます。

私は、より多くの選択肢と自由を皆さんに提供し、政府はなるだけ後ろで控えるようにして、皆さんがご自身にとっても国にとってもより良い未来を築けるようにしたいと考えています。

強い国家というものは国の歴史に対する深謝を忘れないものです。今年はANZAC創設100周年記念事業が始まりますが、皆さんにもぜひご参加いただきたいと思います。

また、私は先住民の地位に関する憲法の国民投票についても取り上げるつもりです。それによって憲法が完全なものとなるでしょう。

オーストラリアはすばらしい国民が暮らすすばらしい国です。私たちは家族、コミュニティーを大切にし、お金のためだけではなく愛のために物事に取り組み、そして理想を持って生きています。

2014年がよりよい1年となることを願っています。

 
 

駐オーストラリア日本国特命全権大使
秋元義孝

日豪プレス読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。豪州に着任以来、早1年が経ち、キャンベラでの2度目のお正月を家内とともに迎えております。

着任したばかりのころ、いろいろな方々に抱負を聞かれ、豪州のできるだけ多くの場所を訪問し、できるだけ多くの方とお会いしたい、と申し上げました。この1年数カ月の間、北は西豪州のブルームから南はタスマニアのホバートまで、多くの場所を訪問させていただきました。早くも北部準州を除くすべての州・地域を訪問したことになります。

また、各地で多くの豪州の方々や邦人の方々とお会いし、お話をさせていただきました。これらを通じて、日豪両国間の友好関係が永きにわたる人と人の絆によって支えられている、との思いを改めて強くしました。

昨年は、豪州では連邦選挙を通じた政権交代によりアボット政権が誕生しました。また、日本では、参議院選挙を経て国会の「ねじれ現象」が解消され、安倍政権は安定した政権基盤の下で着実に政策を実現しつつあります。

日豪両国の強力な指導者の下で、両国関係をさらに強化し、「新たな段階」へと引き上げる環境がまさに整ったと言えます。本年は、両国首脳の相互訪問をぜひとも実現して、両国関係の発展に大きな弾みをつけることができればと思っております。

また、本年は、第2次大戦中のカウラ収容所での日本兵による集団脱走事件から70周年、また、日豪の最初の軍事協力、即ち1914年に日本の戦艦「伊吹」がエジプトに向かう豪州・ニュージーランド連合軍を護衛してから100周年に当たります。豪州においてそれぞれの記念行事が予定されています。両国の人々が、友好、協力の歴史を積み重ねてきただけでなく、困難な歴史、悲劇的な事件をも乗り越えながら、今日の揺るぎない友好関係を構築してきたことを改めて思い返す良い機会ではないかと思います。

本年も微力ながら日豪関係の発展のために全力を傾注する所存です。また、読者の皆様と、豪州のどこかでお会いできることを楽しみにしております。

最後になりましたが、本年が日豪関係にとり大きな発展の年となること、また、読者の皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る