「留学→永住権→就職」から「留学→就職→永住権」の時代へ

オーストラリア留学でキャリア・アップ

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「留学→永住権→就職」から
「留学→就職→永住権」の時代へ

移民法の厳格化で、留学後に永住権を取得できる人が減少しています。優秀な留学生がオーストラリアでの就職を断念し、帰国するケースも珍しくありません。

企業が優秀な人材を求めるのは当然ですが、多くの雇用主は、依然として求人の際に永住権保持を条件にしながら、優秀な人材の確保が難しくなってきたと口にしています。永住権申請者が減少している現実と、永住権保持者を求める企業の意識との間に、ギャップがあるように見受けられますが、昨年後半あたりからこの風潮が変わってきました。

留学生が取得しやすくフルタイムで就労可能なビザに、Skilled-Graduate(s485)があります。優秀な人材であれば必ずしも永住権保持者にこだわらないという考えから、最近ではこの保持者や申請者まで選考の幅を広げ、優秀な人材を確保できたという例が増えています。s485ビザの有効期間は1年半ですが、その審査期間が約1年で、通常、審査期間中も就労できるため合計で約2年半フルタイムで働くことができます。その間、企業側としては能力を見極める時間が十分にあるため、優秀な人材には(s485)ビザ失効前に、最長4年間就労可能なビジネスビザ(s457)をスポンサーして働き続けてもらい、さらに十分な成果を残してもらえれば、永住権の雇用主指名ビザ(s856)のスポンサーも前向きに検討するという制度です。

今後、s485ビザ保持者採用の成功例が増加していけば、他社に優秀な人材を譲らないためにも、永住権保持を採用の条件に掲げる企業が減り、永住権保持者にこだわる採用活動は次第に過去のものとなっていくでしょう。実際既に、長く当地で営業してきた一部の企業でこうした動きは始まりつつあります。留学後はs485ビザで就職、そして将来、永住権を取得するというこの形態は、「既に仕事が決まっている人に対しては優先的に永住権を発給する」という、政府が掲げる「需要主導型」の移民政策の方針と一致しています。

もう1つの流れが、学生ビザからの雇用です。WHビザと異なり、ビザ期限内であれば就労「期間」に制限はありません。学生ビザで大学、大学院に通うレベルの英語力とビザ期間があれば、「試用期間」として十分な時間が取れるため、企業側も正式に採用しやすいという利点があります。今はまだ大きな流れではありませんが、企業活動にも大きな影響を及ぼし得るとあって、今後間違いなくこの増えていくと考えられます。


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山口幸司(やまぐち こうじ)

金融業界経験後、シドニー大学大学院MOTコースに留学。一時休学を経て2007年7月卒業。在学中から、スタッフ・ソリューションでマーケティング及び留学カウンセリングを担当、2010年4月代表に就任。日本での人事担当経験と現職の経験を活かし、就職に有利な留学アドバイスを行う。日豪の就職事情にも精通。

 

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