「留学→永住権→就職」から「留学→就職→永住権」の時代へ②

オーストラリア留学でキャリア・アップ

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「留学→永住権→就職」から
「留学→就職→永住権」の時代へ②

先月号のSkilled-Graduate(s485)に関する記事が予想以上の反響でした。スペースが限られているために言葉足らずな部分がありましたので、今号で補足したいと思います。

ワーキング・ホリデー・ビザ(WH)はどうか、という問い合わせが多かったのすが、WHビザは、1年の間に、旅行、英語学習、仕事、とさまざまな体験ができる一方、どうしても「遊び」に来ているイメージがあります。英語力やそれまでの経験次第ですが、平均的なWHメーカーの場合はそこからの就職はもちろん、就職を前提としないオフィス・ワークに就くことさえ困難な状況で、運だけが頼りといっても過言ではありません。

ただし、WHの前に英語圏の大学を出ている、あるいはそれに匹敵する英語力があり、相応の社会経験がある場合は、就労ビザのスポンサーについてもらえる可能性はやや上がります。運や縁任せになるのは否めませんが、少なくとも日本人WHビザ保持者の中においては有利な立場にあると言えるでしょう。もしも単に学位取得だけではなく、何か(何でもいいわけではありませんが)オーストラリアの資格を取得されていれば、就職の可能性は随分高まります。つまりWHビザの使い方次第では、現地での就職にもつながっていくということです。

永住ビザを保持していない人の就職活動は、残念ながらどうしても運や縁に頼る部分も大きくなってしまいますが、それでも必ず実力は必要です。WHビザを「切り札」として使っている、あるいは将来使おうとしている日本人留学生もいますが、やはり人生、運だけに頼るのではなく、常日ごろから自分自身で最大限に磨きをかけ、いざという時に備えておきたいものです。

最後に1点注意したいのは、WHビザは就職できる(可能性のある)ビザですが、就職するためのビザではないということです。同一雇用主の元では半年以内の就労しか認められないという制限もありますし、先月お知らせしたS485卒業生ビザ(1年半以上就労可能)と比べると、例えオーストラリアの大卒であっても不利であることは否めませんから、就職をするためにWHビザを取得することは得策ではありません。

同じような経歴を持っているケースなら、WHメーカーは大学院留学生や卒業生ビザ保持者には見劣りしてしまうことは承知しておく必要があります。


オーストラリア留学でキャリア・アップ

山口幸司(やまぐち こうじ)

金融業界経験後、シドニー大学大学院MOTコースに留学。一時休学を経て2007年7月卒業。在学中から、スタッフ・ソリューションでマーケティング及び留学カウンセリングを担当、2010年4月代表に就任。日本での人事担当経験と現職の経験を活かし、就職に有利な留学アドバイスを行う。日豪の就職事情にも精通。

 

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