「留学→永住権→就職」から「留学→就職→永住権」の時代へ⑥

オーストラリア留学でキャリア・アップ

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「留学→永住権→就職」から
「留学→就職→永住権」の時代へ⑥

ここまで「熱意×能力×方向性」の内、「方向性」「能力」を取り上げましたが、今回は「熱意」について詳しく述べたいと思います。

永住ビザがなくてもオーストラリア(海外)就職を目指そう、という方においては熱意は十分にあるだろうと思い、本コラムでは取り上げていませんでしたが、実際にたくさんの人にお会いしお話を伺ったことを振り返りますと、熱意を履き違えている人もおり、やはり取り上げることにしました。厳密には「方向性」や「能力」と密接に関係していますので単純な熱意の話ではありませんが、それぞれの関係性を十分ご理解いただけるかと思います。

海外ならどこでもいい、あるいは就労ビザのスポンサーをしてくれるならどこでもいいし何でもやる、ということで「熱意」をもってとにかくレジュメを送る人がいます。まず何はともあれ行動する、ということは良いのですが、相手にその熱意が伝わるのかどうかが重要です。相手(企業)からしますと「どこの国でも、どこの会社でも、どの職種でもいいのか」と判断されかねません。ビザ・スポンサーを必要とするわけですから贅沢はいっていられませんし、個人側の視点から見るとある程度どんな仕事でもやりますよ、という気持ちになるのも分からなくはないのですが、企業側には伝わりにくい面ではあります。

企業側としては「何でもやる」という人を軽視するわけではないのですが、「こんなことができる、やってきた」という人や「具体的にこんな能力があるので会社に貢献できる」という人との比較においては、どうしても見劣りしてしまいます。つまり、ただがむしゃらに就職活動を行っても、その熱意は非常に伝わりにくいということになります。

では本当の意味で熱意のある人はどんな行動を取るのか、といえば、その情熱をがむしゃらにぶつけるのではなく、豪州就職における「方向性」を考慮に入れた上で「能力」の向上に努める、ということになります。つまり、まずは今の自分自身とオーストラリアが求める人材像のギャップを測り、そのギャップを埋めるために情熱を傾けるということです。今の自分自身を客観的に見つめることこそが、あなたの熱意を相手に伝える第1歩になる、ということです。一方的に情熱をぶつけるのではなく、相手が何を求めているのかを踏まえた上で、今何をすべきかを考えることが重要です。


オーストラリア留学でキャリア・アップ

山口幸司(やまぐち こうじ)

金融業界経験後、シドニー大学大学院MOTコースに留学。一時休学を経て2007年7月卒業。在学中から、スタッフ・ソリューションでマーケティング及び留学カウンセリングを担当、2010年4月代表に就任。日本での人事担当経験と現職の経験を活かし、就職に有利な留学アドバイスを行う。日豪の就職事情にも精通。

 

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