留学で夢を実現しよう!留学特集2019

留学で夢を実現しよう!

留学特集2019

留学で夢を実現しよう!留学特集2019

安定した気候や治安の良さから海外留学先として人気のオーストラリア。語学学習だけにとどまらず、キャリア・アップのためにオーストラリアで新しいことを学びたいと考えている人も多いのではないだろうか。本特集では、学生ビザ取得や、学校選びのポイント、就職への生かし方までは留学に関する幅広い内容を紹介する。

学生ビザの習得
記事協力=山本尚子さん(MP Educationand Migration Services)

学生ビザ習得までの流れ

まず、学生ビザを習得するまでの流れを知っておこう。大きな流れは以下の通り。

  1. どこの学校のどのコースにするか決定
  2. 学校に申込む
  3. 学校側からのオファー・レター(入学確認書)を受け取る
  4. 学費の支払いとサイン
  5. 学校からCOE(入学許可書)が発行される
  6. 外国人留学生健康保険(OSHC)の購入
  7. ビザの申請に向けて必要な書類などの準備をする
  8. ビザ申請
  9. ビザの承認待ち

学生ビザ申請に必要な書類

学生ビザの申請には、パスポート、学校からの入学許可書(COE)、保険(OSHC)の証書、作文(GTE)が必要になる。原則、日本国籍の生徒の場合は英語の証明、健康診断、レントゲン診断は免除となるが、受講するコースにより別途書類を要求されることもある。例えば、医療系やチャイルド・ケア・コースを受講する場合には健康診断が求められる。

ビザの申請はオーストラリア移民局のウェブサイトからオンラインで行う。25ページもの入力画面があり、基本的な情報を始め、日本の連絡先、学歴、職歴、過去10年間の海外渡航履歴、家族の情報が必要となるので事前にしっかり情報をまとめておく必要がある。また、学校へ入学する際に必要な書類もあるので、どんな書類がどのタイミングで必要なのかを事前に把握しておこう。

学生ビザ習得に掛かる費用

学生ビザを習得するには学校の費用、保険の費用、ビザ申請の費用が必要になる。中でもビザの申請費用は、毎年値上がりの傾向にあり、2019年7月1日から申請費用は575ドルから620ドルに変更になった。学生ビザ申請料の支払いはクレジット・カード決済となっており、VISAやMastercardだと1.32%の手数料も発生する。

オーストラリア国内でのビザ申請が2回目以降の場合は、申請延長費として700ドルを追加で支払わなければならないので注意が必要だ。なお、1度目の学生ビザ申請は日本で行い、2回目の学生ビザ申請をオーストラリアで行う場合は申請延長費は発生しない。

学生ビザの習得に掛かる期間

移民局の状況によって日数はさまざまだが、オーストラリアの移民局から学生ビザ発給までに掛かる日数の目安が発表されている。日本国籍保持者の場合は、比較的早い段階で発給されることが多い。しかし、語学学校、専門学校、大学など、進学先によりビザ発給までの時間は変わってくる。学校種別ごとのビザ発給に掛かる日数は以下の通り(2019年10月現在)。

学校の種類 申請の75% 申請の90%
語学学校 36日以内 44日以内
専門学校 43日以内 77日以内
大学・大学院 29日以内 42日以内

ビザ申請から取得までに掛かる時間は人それぞれで、1~3日で取得できる人もいれば、追加書類を求められて2~3カ月程掛かる場合もある。何もかもギリギリになると精神的なストレスにもなりかねないので、じっくり将来を見据えて学校選びをするためにも、ビザが切れる3カ月前から準備をするのが理想的だ。

また、学校へ入学する際に、最終学歴の卒業証明など日本から取り寄せるのに時間を要する書類もあるので、どんな学校に行きたいのか決まっていない人は特に時間に余裕を持ってビザ申請に取り掛かることをお勧めする。

学生ビザ申請の注意点

学生ビザを申請する際、入学先の教育機関が、政府認定校(CRICOS登録校)として認可されている必要がある。また、学生ビザの申請には外国人留学生健康保険(OSHC)への加入が必須で、申請期間全てをカバーしている必要がある。学生ビザの期間は、10カ月以上のコースの場合、コース終了日から2カ月後がビザの終了日となる。コース終了日が11月、12月の場合は、翌年の3月15日までがビザ期間となり、そこまでの期間をカバーする保険に加入する必要があるので注意。保険の購入時にはよく期間を計算して購入しよう。

英語+専門コース、幾つかの専門コースの組み合わせ、または専門コース+大学などのパッケージ・コースの場合は、学年度が終了する11月から新たに新学年が始まる翌年の2月までの3~4カ月は許容されているが、その他の期間の場合はコース終了日とコース開始日の間は2カ月以内にしなければならない。そのため、学校の入学日など含めたスケジュールをしっかり確認してパッケージを組んでくれるエージェントを選ぶことが大切だ。

また、学生ビザを審査する移民局側が最も重視しているところは「本当に学業が目的で学生ビザを申請しているのか」という点。そのため、学業ではない他の目的(永住権を取得したい、オーストラリアで働きたいなど)を作文(GTE)内などで言及してしまうと、学生ビザが却下される確率がとても高くなる。

ワーキング・ホリデー・ビザから学生ビザに切り替える際の注意

ワーキング・ホリデー・ビザ保持者の方がオーストラリア国内でビザを申請したい場合は、まず現在保持しているビザにCondition 8503 – No Further Stayが付いているかをチェックしよう。この条件が付いている場合、国内での申請は不可能なので、一度オーストラリアを出てからの申請になる。しかし学生ビザに変更すると、2週間で40時間以内の就労となり、更に学費も支払う必要があるので、まずは経済的に余裕があるのか考える必要がある。

また2回目のワーキング・ホリデー・ビザから学生ビザに切り替える際に、ビザの期限の認識が誤っており、切替ができなかったケースも起きている。オーストラリア国内で2回目のワーキング・ホリデー・ビザに切り替えた場合、1回目のワーキング・ホリデー・ビザでオーストラリアに入国した日から24カ月間滞在することが可能になる。2回目のビザが発行された日と間違えないようにしよう。

最近の傾向

申請基準の傾向として、日本人でも学生ビザが拒否されるケースが実例として挙がってきている。何度も学生ビザを申請している場合、既に学んだコースと新しいコースに一貫性がない、受講するコースが過去の学歴や職歴・職種などに全く関連していない、高い学位をすでに取得しているのに低い学位で申請しようとしている場合、年齢が35歳以上の人、家族がそろってオーストラリアへ渡航する場合、一度ビザをキャンセされたことがある人の場合などは、拒否される確率は通常よりも上がる。

学生ビザの更新を数回していて拒否されることは昔からあったが、ここ数年では1回目の学生ビザでも落とされるケースが起きている。

しかし、拒否されるケースの一番の理由は、「日本人だったら学生ビザは取得できる」という甘い考えから、移民局に提出する作文(GTE)の内容をおろそかにしたケースだと言われている。作文がしっかり書けていない学生ビザ申請は、通らない可能性があることを認識する必要がある。

また、近年ではSNSまで調べるケースもあると言われており、GTEの内容とそぐわないと判断された場合や明らかに滞在目的が学業でないことが分かる場合は、「本当の理由ではないように見える」という理由で拒否されることもある。ビザの申請についてはベストを尽くすという対策しかないので、移民局側の視点を理解しているエージェントやプロのビザ・アドバイザーに相談し、学生ビザが却下される事態を防ごう。

もし拒否されてしまった場合は、28日以内にオーストラリアから出国するか、またはオーストラリア国内からの申請のみ21日以内にThe Administrative Appeals Tribunal(AAT)へ不服申立てをすることができる。その際は必ずプロのビザ・コンサルタントを通すことをお勧めする。


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