“考え表現する力”を育てる塾 リーディング・タウンの教授法に迫る

■トピック

真の学力は、テストの点を上げるだけでは上がらない!

“考え表現する力”を育てる塾

リーディング・タウンの教授法に迫る

ニューヨークで約20年前に立ち上げられた塾「リーディング・タウン」。現在は、アメリカや韓国、カナダをはじめ、シンガポール、マレーシアなど、多くの国々で開校されている注目の学習塾だ。オーストラリアでも、シドニーのストラスフィールドとチャッツウッドで開校されている。両校の学生数は300人を超え、オーストラリアで生まれ育った子どもたちや、来豪まもない子どもたちが通っている。同校は「英語塾」と称されるが、なぜ英語圏で生まれた子どもたちにも支持されているのか。そしてなぜ多くの国で注目を受けているのか。本紙は昨年新設されたチャッツウッド校に赴き、マネジング・ディレクターのマイケル・アンさんに同校の特徴について伺った。


経験豊かな先生が、丁寧に教えてくれる

チャッツウッド駅からチャッツウッド・チェイス・ショッピング・センターに向かい徒歩約10分の所に同校がある。大きな窓から暖かな光の差し込む塾内に入ると、右手にコンピュータ・エリア、左手には授業が行われる小さな学習スペースがいくつかあり、部屋の奥にはたくさんの本が収まる大きな本棚があった。

リーディング・タウンというその名の通り、この塾では「本を読むこと」をベースにさまざまな授業が行われている。使用される本や絵本は、ニューヨーク市推奨の作品から世界中で愛されているベスト・セラーまで多彩で、それぞれ読解力やボキャブラリーなどを総合した上でレベル分けされている。

 

子どもたちは入塾するとレベル分けテストを受けることになり、その結果により、生徒1人ひとりのレベルに合った本が推奨され、クラス分けされるというシステムだ。

1クラスは生徒3人、先生1人。一般的な塾では生徒が10数人からというケースが多いが、ここでは徹底し

た少人数制クラスを行い、子ども1人ひとりに先生の目が行き届くようにしているという。

入塾する子どもたちの中には、もともと本嫌い、活字嫌い、授業嫌いの生徒が多くいるそうだが、通学するうちに本を恐れず、学ぶことの楽しさを覚え、考える力が養われていくという。その秘密は、授業内容と指導法にあった。アンさんはこう話す。

「普段の学校の授業ではクラスの人数が多く、すべての生徒に目が行き届かない上、生徒1人ひとりが授業や教科書の内容を理解しているかどうかを細かく確かめることができないために、ついていくのが大変だと感じる生徒の学習に対するモチベーションが下がったり、学力が伸び悩むようになるケースが、オーストラリアでは多く見られます。

保護者の中には、子どもの学力を上げるために塾へ送ったり、家庭教師を雇う人がいますが、塾や家庭教師の授業ではテストの点を上げることに力を注ぐばかりで、長期的な学力アップにはつながらないことがよくあります。子どもたちはテストの問題を機械的にこなしていくばかりで、創造力を働かせ考える力を養うことがないからです。小学生のうちはまだいいのですが、中高生になると、問題解決能力や論理的思考力を要する課題が増え、急についていけなくなる学生がたくさんいます。

一方リーディング・タウンでは、生徒1人ひとりの能力を先生が常に確認している中、生徒たちが本について意見を交換したり、プレゼンテーションや小論文を作成することで、考えて表現する力を楽しく伸ばしていくことができるのです」


本棚にはおもしろい本がいっぱい! 2ターム(6カ月)で24冊を読破する


マネジング・ディレクターのマイケル・アンさん

週1回の授業の前には1冊の本を読み、クラスへ意見を持ち寄る。授業が終わると、コンピュータ・エリアで授業についてのクイズを解き、学習内容を理解しているかを確認する仕組みになっている。そのため、生徒が取り残されるようなことはない。

「自分のレベルに合った本や授業を通して学習するので、理解することが楽しくなります。また、観た映画について友達とおしゃべりするような感覚と同じで、クラスメートと本の話をするのも楽しくなります。するとその楽しさが、『もっと学びたい』という気持ちにつながり、学習意欲が向上します。ボキャブラリーも増え、考える力や理解力、表現力も身に着くので、社会や数学、化学など、ほかの授業での学力も上がります」とアンさんは話す。

英語の本を用いるため、表向きでは「英語塾」と定義されるが、実際は「考える力」「表現する力」を伸ばす塾と言った方が適当かもしれない。そのため、子どもの日本語と英語のバイリンガル教育を進める上でも妨げにならず、これらの力は言語教育の面で、むしろ大きな助けになるとアンさんは言う。

「大人になって社会で必要とされるのは、天才並みの能力ではなく、問題を解決する力や柔らかな頭、好奇心、向上心です。それらを子どもの時に育てることで、今後の人生での大きな財産となるでしょう」

クラスはイヤーKからイヤー12まで開校されている。塾や家庭教師が必要だと感じている人は、1度訪れてみてはいかがだろうか。

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【チャッツウッド校】
場所:Shop 2, 58 Neridah St., Chatswood NSW
Tel: (02)9412-3667
Email: chatswood@readingtown.net.au

【ストラスフィールド校】
場所:Shop 2C, 56-60 The Boulevarde, Strathfield NSW
Tel: (02)9747-5049
Email: strathfield@readingtown.net.au
Web: chatswood.readingtown.com

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