花のある生活「Foi D’amour 花への愛」

 花のある生活─ flower in life ─

第26回:Foi D’amour 花への愛

赤を全面に使い、ドライのアガパンサスに赤く着色したものと、中心にはホットなチリ(唐辛子)を花材に加えアクセントを付けています
赤を全面に使い、ドライのアガパンサスに赤く着色したものと、中心にはホットなチリ(唐辛子)を花材に加えアクセントを付けています

こんにちは。いけなば講師をしています、Yoshimiです。2月14日が近付くと、フラワー・ショップの店先が赤一色に変わります。そう、バレンタインの季節です。日本にいると煌(きらび)やかなチョコレートが売り出され、見ているだけでもワクワクしてしまいます。

Foi D’amour(フォア・ダムール)とはフランス語で「愛の証」という意味だそうで、「愛」は単に「LOVE」という意味ではなく、広い意味の愛を示しています。愛しい花に愛を込めていけていると、花たちが色彩豊かに輝き始める瞬間があります。それは美しさを見つけてもらった花たちの喜びのように感じます。店先でフローリストの方々によって丁寧にまとめられた赤いブーケは、喜びが詰まったとても良い贈り物になるのではないでしょうか。

バレンタイン・デーに甘いチョコレートを贈り合う習慣はオーストラリアにはないようですが、真っ赤な花を愛しい人にお渡しするのはとてもすてきです。赤い花のイメージには暖かみや、力強さ、情熱を感じ、何かドキドキワクワクするものを与えてくれる気がします。赤い花というと薔薇やカーネーションしかイメージが湧いてこないかもしれませんが、あえて乾燥させた花材に着色すると、眠っていた植物の力強さが浮き彫りになってきます。シドニーの夏に庭先で咲いていたアガパンサスの花が終わった後、乾かして赤い色に着色すれば弾けるようなイメージの良い花材に変わります。

季節の花ブーゲンビリアをふんだんに使用し、リゾートにいるような開放感をお部屋に演出します
季節の花ブーゲンビリアをふんだんに使用し、リゾートにいるような開放感をお部屋に演出します

お花を購入するのが照れてしまうような方には、自作のブーケがオススメです。数本の花と葉っぱと乾いた素材で作った自作の花材をブーケにしたら、とても愛のある唯一の贈り物になることでしょう。

赤い花にかかわらず、花は人を元気にする力を持っていると思います。季節に応じて元気に咲いている花を、愛を込めて束ねてあげることで、贈られた相手も贈る側も気持ちが優しくなるような気がします。ぜひ、花にあふれたこの季節、Foi D’amour「愛の証」として赤い花、季節の花を贈り物にしてみてくださいね。花のある生活は、心に潤いをもたらしてくれます。


Yoshimi
草月流華道講師。幼少の頃から花を嗜む。学生の頃、本格的に活動を始め大阪高島屋に出展。兵庫県議会公館迎え花を担当。シンガポール駐在中に趣味の油絵といけばな展をシンガポール高島屋で行う。現在はシドニーのセント・アイビスのスタジオで華道教室フラワー・イン・ライフ(www.7elements.me)を開講

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