BOOKSトレンド・チェック 『季節風 春』ほか

読書好き集まれ!

最新BOOKSトレンド・チェック

協力:オーストラリア紀伊國屋書店(Level 2, The Galeries, 500 George St., Sydney)

 

 本好きにとって、トレンドに取り残されてしまうのはつらいところだろう。本連載では、シドニーCBDに店を構え、KINOと親しまれるオーストラリア紀伊国屋書店協力の下、トレンド・キーワードとともに読み逃せない話題の3冊と、日本のトレンドをキャッチするための最新ランキングをご紹介していく。

日本では桜も満開となり、春真っ盛りを迎えたところ。春をイメージすると、やはり新しいことを始めたくなりますよね。オーストラリアでは、大学の新学期が始まり1カ月ほど経つころであり、日本人の皆さんの中にも、期に併せて渡豪してきたという人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は心機一転、気持ちを新たに生活を楽しむための3冊を紀伊国屋書店で新生活を始めたばかりの坂田さんにピック・アップいただき、紹介していきます。

 

今、売れている本は?ベストセラー・ランキング(集計3月1~11日)

 
■文庫ベストセラー

1  白ゆき姫殺人事件  湊かなえ  集英社文庫
2  美雪晴れ – みをつくし料理帖  高田郁  ハルキ文庫
3  永遠の0  百田尚樹  講談社文庫
4  麒麟の翼  東野圭吾  講談社文庫
5  幸福な生活  百田尚樹  祥伝社文庫

 

■新書ベストセラー

1  里山資本主義  藻谷浩介  角川oneテーマ21
2  呆韓論  室谷克実  産経セレクト
3  脳内麻薬  中野信子  幻冬舎新書
4  迷わない。  櫻井よしこ  文春新書
5  なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか  島田裕巳  幻冬舎新書

 

今週のトレンド・ワード 『気持ちを新たに、新生活を楽しむための本』

春の暖かさを感じる心地良い1冊

『季節風 春』
重松清

文春文庫(価格:A$13.38)

季節は日本と真逆でも、暖かい日でなくても、何かが始まるのであれば、それは春なのではないか。読み終えて、そんなことをふっと考えてしまう1冊。忘れかけていた「春の日」を思い出して、少し切なくなるような、家族に電話したくなるような、心温まる作品集です。そのほか、重松清の小説では『その日の前に』『卒業』(共に新潮文庫)、そして『季節風』シリーズ(文春文庫)など、短編集ならではの後味の良さを感じられます。

 

部屋の模様替えで心機一転!

『SPRiNG インテリアBOOK 2014』
宝島社

宝島社(価格:A$18.67)

1 人暮らしをしている人向け、あまり大きくない部屋を対象にした2014年最新のインテリア・ブックです。オーストラリアでは、ハウス・シェアやルーム・シェアをしている人が多いと思いますが、狭さを感じさせないアイデアや、リラックスできる空間を作るコツが満載で、こちらの暮らしにもぴったり。お金をあまりかけずにお洒落な部屋を演出できるので、新生活を始めたばかり人にも、部屋を模様替えをして気分転換したい人にもお薦めです。

 

歴史上の格言から、気持ちを新たに

『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』
編訳 池田貴将

サンクチュアリ出版(価格:A$31.28)

幕末の日本を動かす人々を輩出した松下村塾、これを開いた吉田松陰。明治維新を見ずして30歳で処刑された吉田松陰が、現代の日本人に伝えたいこととは。さまざまな文献から彼の思想が集約されています。この本では言及されていませんが彼は「万巻の書を読むに非ざるよりは、いずくんぞ千秋の人たるを得ん」(読書(勉学)をしなければ、立派な人にはなれない)という言葉を残しています。学びの多い1冊になるはず。

 
 

ランキングからPick up!

『里山資本主義』藻谷浩介 角川oneテーマ21

 課題先進国を救うモデル、その最先端は“里山”にあった。「社会の高齢化で日本は衰える」は誤っている! 原価0円から復活を果たした、安全保障と地域経済の自立のための究極のバックアップ・システムを、日本経済の原理として示す本作。地域振興での実見、統計数字、郷土史から地域特性を多面的に知ることができる。

KINOKUNIYA便り

 イースター期間中も通常通り営業をしています。4月24日~5月29日の期間中、洋書コミックは一部20%オフに。また、5月3日には洋書コミックの年に1度のお祭り「フリー・コミック・ブック・デー」を開催。仮装したスタッフやお客様でお店がにぎわいますのぜ、ぜひご来店ください。詳しい情報はフェイスブックをご覧ください。www.facebook.com/KinokuniyaSydney (シドニー店 M.O)
 

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