災害対策(その1)

GC在住日本人なら知っておきたい

ゴールドコーストの異文化サービス

第8回

災害対策(その1)

MCCGC(マルチカルチュラル・コミュニティーズ・カウンシル・ゴールドコースト)は、異なる文化背景を持つコミュニティーの問題や悩みを市役所、州政府、連邦政府へ報告し、政府・行政との橋渡しの役割を担っています。

豪州は地震が少なく比較的安心な場所ですが、ストームや山火事、洪水、テロなどの天災または人災が起こる可能性はあります。今年もQLD州のバンダバーグやサンシャイン・コースト、ドルビーなどが大洪水に見舞われました。ローガンやゴールドコースト(GC)でもリカバリー・センターが開設されました。

豪州の災害対策はどのようになっているのでしょうか。

豪州には「災害対策プラン(DisasterManagement Plan)」というものがあり、災害のレベルや範囲、職務に応じて、表のように4つのレベルに分かれています。特にローカルと、それよりも広域を管轄するディストリクトのレベルは、直接我々市民のサポートを行う対策です。ローカルはGC市役所が中心になり市長が座長を務めています。ディストリクトはGCとローガンを含む地域を対象としています。

この災害対策には多くの団体が所属していて、ディストリクトでは18団体、ローカルでは15団体がそれぞれの役割で動いています。GC災害対策グループの下にはウェルフェア・サブコミティーといわれるものが設置されています。これは被災害者にいち早くサポートを提供するための組織です。MCCGCも異文化コミュニティーのサポートという形で参加しています。


災害が発生した場合、まずディザスター・マネジメント(Disaster Management)が対策本部を設置します。すべての情報はディザスター・マネジメント・センターから発信されます。特にABCラジオは緊急時に災害情報番組が多くなりますので、ご自分の住む地域のABCラジオをチェックするようにしてください。対策本部は災害の種類や場所を検討し、必要に応じて緊急避難先を決定します。

ストームなどで家の屋根が壊れた場合は、応急処置をSES(State EmergencyServices)が担当してくれます。QLD州にお住まいの方は 電話(132-500)でサポートを依頼できます。

洪水などの広域災害で非難が必要な場合は、ラジオの指示に従うか警察の支持に従ってください。なおGC日本人会は、希望により緊急時に携帯のSMSメッセージへお知らせを送るサービスも提供しています。

旅行などでGCを訪れている皆さんは、ホテルや宿泊施設の従業員の指示に従ってください。

緊急避難先のサポートは赤十字(Red Cross)をはじめとした援助団体が行います。


リビング

〈著者プロフィル〉平野尚道
マルチカルチュラル・コミュニティーズ・カウンシル・ゴールドコーストコミュニティー・デベロップメント・マネジャー
1990年に来豪。現在までにゴールドコースト日本人会の会長職を8年務める。2006年から現在まで、ゴールドコーストの異文化からの移民をサポートする非営利団体MCCGCに異文化団体・育成担当として従事し、ゴールドコーストでただ1人の州政府プログラム異文化、育成担当を委託。09年在ブリスベン在日本国総領事館より在外公館長表彰を授与される。

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