クイーンズランド州の釣り情報/キャットフィッシュ(Catfish)という魚

クイーンズランド州の釣り情報

フィッシング・ライター:金園泰秀(YASU=ブリスベン在住)

川から海までどこにでもいるキャットフィッシュ
川から海までどこにでもいるキャットフィッシュ

第164回
キャットフィッシュ(Catfish)という魚

豪雨の影響でクイーンズランド州(QLD州)の多くの川には濁りが残っています。その影響で川から河口、沿岸の釣りポイントでは夜行性のキャットフィッシュとシャークが濁りが残る場所でよく釣れてきます。キャットフィッシュの背ビレと胸ビレには鋭いとげがあり、刺されると激痛が残ってやっかいな魚です。私もペンチで針を外そうとした時に、暴れるキャットフィッシュの毒ヒレに誤って引っ掛かり泣く思いをよくします。

キャットフィッシュは大きく2種類に分かれ、日本のナマズのようなEel Tailed(ウナギの尾びれに似た細長い葉っぱのような)タイプと、普通の魚のようにじゃんけんのチョキのような形状の尾びれのFork Tailedタイプがいます。Eelタイプは主に淡水地域に生息し、Forkタイプは淡水から汽水、海水まで広く生息していますが、主に下流の汽水部を好むようです。

いずれの魚も表面は薄い粘膜に覆われ、そして毒ヒレがあるので釣れると扱いが厄介ですが食用になるので持ち帰る人も少なくありません。QLD州では、Eelタイプのキャットフィッシュは35センチ以上を5匹まで、Forkタイプは大きさ制限はなく20匹まで持ち帰れます。

サメもよく掛かってくる厄介者だ
サメもよく掛かってくる厄介者だ

頭部と腹部がおたまじゃくしのように大きいので、食べられる身の部分は全体の3分の1くらいですが、癖もなく骨もない白身なので切り身は調理が簡単でフライなどにするのが人気です。

釣り方は、サメを釣るように魚や肉の切り身エサにした仕掛けを放り込んで待つだけの簡単なもので釣れます。

スーパーなどで売っているバサ(Basa)という魚の切り身は、東南アジアなどで養殖されているこのキャットフィッシュの仲間です。狭い養殖池で短い期間で成長して出荷できるので現地では盛んな産業ですが、成長促進剤などの薬の使用問題などが取り上げられています。

余談ですが、美人やイケメンの写真などを使って別の人になりすまして詐欺をする人は「Catfish」とも呼ばれています。そんな「Catfish」に釣られて(引っ掛かり)泣く思いをされないようにご注意くださいませ。

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Web: www.facebook.com/kanazonoyasuhide

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