【WH日記】パーク・レンジャーに憧れて-竹本栞さん

みんなの「ワーホリ・ダイアリー」

パーク・レンジャーに憧れて

第68回 今回登場のワーホリ・メーカーは?

竹本栞さん


1995年3月生まれ・東京都出身
大学卒業後、建設・環境コンサルタント会社の技術職に携わる。大学生の頃に留学生との交流や私生活で海外の人と関わる機会はあったが、オーストラリアでのワーキング・ホリデーが人生で最初の海外生活となる。


社会人となり、技術職としての業務にもひと通り慣れたころ、ふと自分が置かれている現状と自分が持つ将来像の乖離に気付くようになったという竹本さん。会社や仕事に対して大きな不満はなかったが、ただ漠然としたズレを感じる日々を過ごしていた。そんなある時、偶然にも学生のころから憧れていたパーク・レンジャーの仕事の求人を見つける。英語圏で、さまざまな異なる種類の生きものたちが生息するオーストラリアで、憧れの職業を体験できるというまたとないチャンスに、すぐに応募を決めたという。そして、インターンシップの終了後も滞在可能なワーキング・ホリデービザを取得し、オーストラリアへと飛び立った。

竹本さんが配属された部署では彼女が初の国際インターンシップ・メンバーであり、他にはアジア人がいない環境であった。そのため、感覚の違いやアジア人としての文化や考え方について聞かれる機会が多くあったという。日本人の特性や文化など、ある程度の知識は事前に身に付けており、日本についての質問に回答する準備もしていたが、世界各国から移民を受け入れ多様性に富んでいるオーストラリアでは、自分が持っていた視野が狭かったことに気付かされたという。

地元紙に取り上げられた竹本さん
地元紙に取り上げられた竹本さん
インターンシップ先での消火の様子
インターンシップ先での消火の様子

パーク・レンジャー体験をする中で、直面したのはやはり言語の壁。文化や言葉が違う国で働くということを頭では理解していても、驚かされることが多かったと語る。例えば日本にいる時の感覚で発言をすると、相手が自分に対し距離を感じてしまうことがあったり、反対に同僚の何気ない言葉を気にしすぎてしまったりもした。業務中に相手の質問が分からなかったり、こちらの意見が思うように伝わらずフラストレーションを抱えることもあったそうだ。それでもコミニュケーションを積極的に取り、共に時間を過ごしていく中で、彼らの感覚に少ずつ慣れていくことができた。

パーク・レンジャーの業務は6:30に始まるため、朝は5:00前に起床し、外が暗いうちに活動を開始する生活を送ることになる。竹本さんの部署はオフィス業務が多いチームと、主に自治体が所持している公園を見回り管理するチームの2つに分かれており、基本的に公園を見回るチームと行動を共にしていた。自然公園のトラックの確認や整備、公園内の生態系の確認、問題があればコントラクトに依頼したり自分達で改善を試みる作業を実施するなど業務内容は多岐にわたった。また、学生のインターンシップのカリキュラムの一環で、2日間かけて300本近い苗を植えるというものなどもあった。学生に主体性を持たせ、プロジェクトを完遂させようとする姿勢に感銘を受けたそうだ。

また、日本ではあまり身近でない森林火災についてのコントロール業務を体験することもあった。森林火災の発生率を下げることや発生した際の深刻化を防ぐこと、森のトリートメントを目的としており、管轄区内の公園で区画を決め綿密な計画の元、ブッシュバーンを行う。実際に火を取り扱う作業には携わることはなかったが、1人1人真剣に作業する姿と緊張感のある様子を見るたびに、気が引き締まる思いだったという。力仕事も多く、インターンシップが終了する頃には以前よりも筋肉がついて良かったと竹本さんは笑って話す。活動を通して、語学力の向上はもちろん、自然を相手にする業務だからこそ求められる柔軟なアプローチ、何より人にも仕事にも自ら進んで働きかけ続けることの大切さを実感できたと自信に満ちた様子で話してくれた。

◇ワーホリをすることに悩む方へアドバイス

ワーキングホリデーは、取得しやすいビザの1つなので、海外生活を送ってみたい方はぜひ1度考えて見ると良いと思います。悩んでいる方は目標や希望という前向きな理由と共に、一歩を踏み出せない理由を洗い出してみると良いかもしれないです。解決まで行かなくても新しい選択が見えるかもしれません。余談ですが、日本ではカラメル・プリンを髪の毛の状態を表す言葉として使うことがあると話すと高確率でウケていました。

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