【WH日記】パステル・アートの魅力を伝える─小澤真美さん

第6回

がんばるワーキング・ホリデー・メーカーにフォーカス

みんなの「ワーホリ・ダイアリー」

オーストラリアでがんばるワーキング・ホリデー・メーカーを毎月紹介。


 

 

今回登場のワーホリ・メーカーは?

小澤真美さん

1985年生まれ・兵庫県出身
趣味・特技:読書、カフェ・雑貨店巡り、料理、バドミントン、ウォーキング
 

「パステルアートの魅力を
オーストラリアで広めていきたい」

 

兵庫県の神戸近辺で海と山に囲まれ、のんびりと育った小澤真美さんは、ゆったりとした優しい雰囲気を醸す物腰の柔らかい女性だ。しかし、本人曰く「小さいころはかなりのいたずらっ子でいつも先生に怒られていた」という。そうは見えないと伝えると「よく言われます」と静かに微笑む。「両親が共働きでかぎっ子だったこともあって寂しくて、かまってほしかったんだと思います」 

しかし、そんないたずらっ子気質も中学・高校のころにはなりを潜める。厳しい規則にしばられる生活の中「自分らしさを主張しすぎてはいけないんだ」と考えるようになったからだ。そんな窮屈な日々の中、ふと目に飛び込んできたのが職員室の前に貼ってあった交換留学制度のポスターだった。「子どものころ、YWCAの塾に行っていたのですが、そこの英語の先生の子ども時代の話が本当に面白くて、ずっと海外に興味があったんです。それでそのポスターを見て『行きたいっ』て強く思いました」 

国外に1度も出たことのない両親に反対されつつも何とか短期のホームステイでアメリカ・フロリダ州のオーランドに行かせてもらった。

「地元の大学生の人たちと一緒に歌を歌ったり、ゲームをしたり、キャンプに行ったり、本当に楽しかったんです。見るもの、聞くものすべてが新鮮でした」 

進路相談では自分で調べた情報をもとにニュ—ジーランドの大学に行くことを希望するが受け入れられず、親の提案で作業療養士の専門学校に通うことになった。 

資格を取得し、精神科の病院やNPO法人などでそれなりに充実の日々を送るようになる。しかしそんな日々を4年半ほど送ったある日ふと思った。

「私は本当にやりたいことをまだやれていない」

 

そしてパステルアートの講師に

仕事を辞め、2011年10月に来豪。


毎週金曜日にはニュートラル・ベイのCafe Crepe Galleryで講座を行っているという。興味のある人はpastelart@japan.com まで問い合わせを

「仕事の関係でシドニーに移り住んだ友人家族がいて、それでオーストラリアに来ることを決めました。最初の3カ月はケアンズで寮制の学校に入って英語の勉強をしたのですが、その時パステルアートの教室の存在を掲示板で知りました。パステルアートは日本発祥のアートでオーストラリアでは全く存在を知られていません。私はその神秘的な絵を見て、キレイだな、どうやって描くんだろうと思って俄然興味が沸いてきたんです。老人介護施設で働いていた時に、高齢者の方と塗り絵をやったりもしていたのですが、そういったシーンでも役に立つとも思いました。 

ケアンズでの滞在中、見事インストラクターの資格を取った後、友人家族がいるシドニーへ移動。日本食レストランなどで働きながらシドニーで半年間を過ごし、その後セカンド・ビザを取るために、ウーフーで働く。

「当時はセカンド・ビザを取るか悩んでいたんですが、シェア・ハウスのオーナーに『良くも悪くも一生に残る経験になるから行ってみたらいいよ』と言われ、決心しました。その決断は正解でした。ウーフーのオーナーの奥さんがアクリル画の先生をやっていて、パステルアートのことを話したら理解を示してくれ、一緒にパンフレットやチラシの内容を考えたり、クラシファイドなどを活用して生徒を募ってくれたんです」 

この出会いがその後の彼女の生活を大きく変えるきっかけになった。スタート時は材料費など金銭面で苦しんだそうだが「それでも習った方の反応がすごく良くてこれはできる範囲ででも続けねば」と思い、ここまで続けてきたそうだ。 

現在は週1回の教室に加え、コミュニティー・センターなどでワークショップを開催するなど活動の幅を徐々に広げているという。

「パステルアートを描いている時にはいろいろなことを忘れて作品作りに没頭できます。絵を描くことが苦手な人でも技法が決まっているので想像以上に完成度の高い作品ができるのも人気の理由ですね。日本で働いていた時は病気になった方のリハビリが仕事でしたが、そうなる前の予防として、元気な体やストレスのない心を作るような活動を今後はやっていきたいなと思っています。このアートもその1つになると思っています。オーストラリアはナチュロパシーや自然治癒、代替医療とかがメジャーですし、今後もできる限りこちらにいたいと思っています」 

彼女の今後の活躍を暖かく見守っていきたい。

 

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