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オーストラリア産ワインとイセエビ禁輸、早く解除してよね! 豪中貿易相会談で改めて要求へ

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ファレル貿易相が26日にアブダビで

 オーストラリアのドン・ファレル連邦貿易相は26日にアブダビで開かれる世界貿易機構(WTO)の会合で、中国の王文濤商務部長と豪日貿易相会談を行い、オーストラリア産のワインとロックロブスター(イセエビ)の禁輸措置の解除を改めて要求する方針だ。

 ファレル貿易相は公共放送ABC(電子版)に対し、ワインとイセエビについて「(食事会の)メニューに含まれないとしても、(交渉の)議題にはのぼる」と述べた。オーストラリアの複数の牛肉加工業者で処理された牛肉の輸入を中国が依然として認めていない問題についても、貿易相は早期の対応を求める。

 オーストラリアと中国の外交関係が悪化した2020年、中国は事実上の報復措置として、石炭、大麦、牛肉、ワイン、イセエビなどオーストラリア産品8品目に対し、高関税を課したり通関を止めたりして、輸入を禁止または制限した。オーストラリアで22年に労働党政権が誕生して以来、緩やかに雪解けムードが熟成され、23年までに石炭や大麦など金額が大きい主要商品の輸入はほぼ再開された。

 ワインについてもオーストラリアが先にWTOへの提訴を取り下げ、高関税の撤廃でほぼ合意したと伝えられている。ABCによると3月には輸入再開が実現する見通しだが、ファレル貿易相は実現しなかった場合に「WTOに再び提訴することを中国側にもはっきりと伝えている」と語った。

■ソース

‘On the table, if not on the menu’: Minister to discuss wine, lobster trade restrictions with Chinese counterpart(ABC News)





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