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NSW州、淡水魚の大量死相次ぎ、連邦調査指示

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野党労働党がアカデミーに独自調査依頼した直後

 1月22日、NSW州内の河川水系でさらに魚の大量死が報告されており、連邦政府が調査を指示した。

 21日には野党労働党が豪科学アカデミーの学者に独自調査を依頼しており、保守連合連邦政権は、「労働党の政治的お芝居」と批判していた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 これまでにNSW州最西部のメニンディーに近いダーリング川で大量の魚の死体が川の表面を覆うなどの事故が繰り返し発生しているが、22日には州中北部のレーク・インバレルでも何百尾という数の死魚が浮かび、大量の幼魚も岸辺に打ち上げられている。

 マレー・ダーリング水系の魚の大量死については労働党が豪科学アカデミーの学者に調査を依頼している。これに続いて保守連合連邦政府もロワー・ダーリング川の魚大量死に対して独自の研究を指示した。

 また、マッキンタイヤ川のレーク・インバレルの魚大量死に対しては、NSW州政府第一次産業省(DPI)が調査を進めていると発表している。

 DPIは、「レーク・インバレルの魚大量死は、主に2cmから10cm程度の稚魚が死んでいるが、上流ではさらに大きな魚も死んでいる」と語っている。また、マコーリー川でも大量の魚の死が確認されている。

 連邦政府のデビッド・リトルプラウド農業水資源担当大臣は、「メルボルン大学のロバート・バーテッシー博士が正真正銘の独自のパネルを主宰し、どのようにして、またなぜ魚の大量死が起きたのかを調査する。この魚大量死の前には我が国の歴史始まって以来の最大の旱魃があった」と語っており、パネルにはバーテッシー博士の他、NSW州水産省の科学者らも参加する。
■ソース
Fish kill study ordered by Federal Government, as another mass fish death event reported in NSW

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