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「フランクリン・ダム問題より大きな反対運動」になるか

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ボブ・ブラウン元緑の党党首が反アダニ開発リーダーに

 1980年代にTAS州のフランクリン・ダム建設計画反対闘争をリードし、遂に計画を廃止させたボブ・ブラウン氏は環境問題活動家として知られるようになり、長年緑の党党首を務めた。その後、緑の党党首の座からは降りたが顧問格を務めてきており、今回はQLD州のアダニ社の大規模炭鉱開発反対運動でもコンボイを連ねてアダニ社炭鉱開発抗議を進めるとしている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 ブラウン氏の財団は、「Stop Adani Convoy」を計画しており、4月17日にホバートを出発し、2週間かけてQLD州の石炭積み出し港の一つ、ボウエン港まで、抗議行動を続ける。

 また、ブラウン氏は、この「Stop Adani Convoi」は、フランクリン川をダムから救ったキャンペーンより大きく発展すると予想している。

 TAS島からフェリー、道路をたどっての抗議団行脚には800人を超える参加者が名乗りを挙げており、一行がメルボルン、シドニー、ブリスベンと旅を続けるうちにさらに経路途中でも人々が加わって大きな団体になると見込んでいる。

 さらに、「ギャリリー炭田のカーマイケル炭鉱は長年開発計画が進められていたが、最近になってさらに開発が早まっている」と語っている。

 1980年代初めのフランクリン川ダム反対運動は、1983年にボブ・ホーク労働党連邦政権が成立するとダム建設計画支持を破棄し、遂にダム計画は廃棄され、その後、フランクリン川の現場はフランクリン=ゴードンワイルド・リバー国立公園に指定されている。
■ソース
‘Bigger than Franklin’: Bob Brown to lead anti-Adani road convoy

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