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警察、1,700万ドルのドラッグ・シンジケートを壊滅

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数か月かけてオンライン密売活動の監視を続ける

 NSW州警察は、数か月かけて南部海岸地域の小屋などを根城に違法薬物をインターネットで密売する組織の監視を続け、遂に複数のアジトを急襲、キャンディに見せかけた1,700万ドル相当のドラッグを押収するなどして、ほぼ壊滅させた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 警察によると、このシンジケートは、ハッキングの技術に長けた25歳の男が取り仕切っていた。このシンジケートはインターネットの「闇ウエブ」で注文を取り、国中に郵便で発送していた。

 数か月の監視で証拠固めをした後、NSW州南部海岸地域のカララ・ビーチの小屋など数カ所に捜索令状を執行した。

 NSW州警察のスチュアート・スミス副長官代理は、「オーストラリアで初めてにして最大の闇ウエブの広がり」としており、2.5kgの白い粉、200gのMDMA、10万錠のLSD、かなりの量のXanaxなどを押収した。特にXanaxの場合、一部はキャンディに見せかけられている」と発表した。

 捜索令状執行で25歳の男、24歳と20歳の女2人を逮捕。いずれも数件の違法薬物違反行為で起訴された。また、シンジケートは1,700万ドルの取引のためにデジタル通貨を利用していたと発表されている。

 スミス副長官代理は、「シンジケートの中心人物の男はハッカーとしてかなりの技術を持っており、当局もそれに対抗して技術を向上させなければならなかった。男は政府機関が採用しているような非常に複雑なシステムを駆使していた」と発表している。

 また、「今回のシンジケート壊滅は、最近になってサイバー犯罪捜査班を改革したことが功を奏した」と語っている。
■ソース
Police penetrate dark web, find $17m of drugs ‘disguised as candy’

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