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クライストチャーチ・モスク乱射容疑者家族宅捜索

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NSW州北部海岸の家族の住宅など2箇所で

 週末にニュージーランド南島クライストチャーチで起きた2箇所のモスクでの半自動小銃乱射大量殺害事件は、事件直後に容疑者が逮捕され、NSW州北部グラフトン出身のブレントン・タラントだと断定された。タラントは事件当時まで南島南部のダニーデンに住んでおり、その自宅も既に家宅捜索を受けていたが、3月18日には、タラント容疑者がオーストラリアで住んでいた家族の家など2戸に捜索令状が執行された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 令状の執行されたサンディ・ビーチの住宅はタラント容疑者の姉妹が住んでおり、警察は、「容疑者の家族は警察の捜査に協力している」と発表している。

 サンディ・ビーチは州中北部海岸地域コフス・ハーバーの北にあり、警察は、「捜索はニュージーランド警察の捜査への協力であり、特に社会に危険があるということではない」と発表している。

 その後、さらに115km北のローレンスの住宅でも令状を執行しており、「令状執行の目的はニュージーランド警察の捜査に役立つ証拠があれば合法的にその証拠を入手するため」と発表している。

 クライストチャーチのモスクでは現場検証が進む間に女性の死体が新しく発見され、犠牲者は50人になっている。

 タラントの家族も衝撃を受けており、タラントが引き起こした事件について謝罪の言葉を述べている。

 タラント容疑者は2009年に学校を出て、2年間地元ジムのトレーナーを務めた後、アジア、ヨーロッパを旅行している。また、NSW州でもニュージーランドでも白人優越主義者などの要監視対象にはなっていなかった。しかし、長文の犯行宣言文や犯行に使われた銃にはヨーロッパ諸国とイスラムの抗争に登場する人物の名前がいくつも書き込まれており、そのような資料を読みあさっていたことがうかがえる。

 また、タラント容疑者は犯行9分前にアーダーン首相やメディアなど30箇所に犯行予告の宣言文を送りつけていたが具体的な計画を明らかにしておらず、防ぎようもなかったと発表されている。

 また、事件発生から36分後に2人の警察官が危険を冒して車上のタラント容疑者を逮捕している。
■ソース
Christchurch shooting investigation reaches NSW, police raid Brenton Tarrant’s sister’s house

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