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「現在の健康食品度星格付け制度は不備」

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消費者団体「Choice」が加糖食品を批判

 国内最大の消費者団体「Choice」は、現在、星の数で表示する健康食品度格付け制度(ヘルス・スター格付け制度)は不備として、根本的な改革を訴えている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 現在の制度では国内の食品のうち、30%程度しかヘルス・スター格付けを表示しておらず、さらには健康食品度を計る条件に不備があるため、過度に加工・パッケージ化された食品が5つ星の最高格付けを受けることがある。これは、「健康に良い栄養」と「健康にリスクのある栄養」を考慮して食品健康度を決めているためで、Choiceでは、食品を格付けするアルゴリズムを変更し、食品に自然に含まれる以外の加糖に対しては不健康として点数を減らすようにするべきだとしている。

 Choiceがアルゴリズムを代えてシリアル食品の採点をしたところ、Nutri-Grain、Uncle Tobyの Plus Protein、Miloなどは4つ星から1星半に転落している。また、Sanitarium Soy Milk Vanilla BlissとGolden Days Apricot Delightがそれぞれ星1つ分低下している。

 Choiceの政策キャンペーン・アドバイザーのリンダ・プルジェデツキー氏は、「現在のヘルス・スター格付けでは食品が正しく格付けされていない」としている。

 食品は、エネルギー、飽和脂肪酸、蔗糖、塩が含まれていると減点され、果実、野菜、タンパク質、繊維を含んでいると加点される。プルジェデツキー氏は、「この制度では乳製品や果実に含まれている自然の蔗糖と加工工程で加えられる蔗糖とを区別していない。ヘルス・スターは私達が店頭で商品の購入を決める際に重要になっている。だから、加糖分の多い食品の格付けを下げることで公平に扱うことができる」と語っている。
■ソース
Health Star Rating system shake-up proposes penalising cereals that contain added sugars

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