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メルボルン女性、検視で遺体の身許確認される

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他の犠牲者は遭難確実も検視の確認待ち

 12月9日、ニュージーランド北島ベイ・オブ・プレンティ沖に浮かぶ火山島ワカアリ/ホワイト・アイランドの突然の噴火で島に上陸していた観光客多数が遭難した事故は、ニュージーランド(NZ)警察や軍の部隊員が出動して遺体の引き上げ作業が始まっている。

 一方、オーストラリア人犠牲者も死亡確実とされながら、高熱の蒸気と灰のために損傷が激しく、遺体の身元確認は進んでいなかった。

 12月14日、メルボルン出身の女性、クリスタル・イブ・ブロウイットさん(21)が、初めて公式に遺体の身許と判明した。

 ABC放送(電子版)が伝えられている。

 また、島では2人の遺体が見つからなかったが、海に浮かんでいる一体が発見されており、NZ警察のダイバーが水中の捜索を始めている。また、オークランドでも、12月13日にワカタネ経由で回収された遺体の検視解剖が始まっている。

 オーストラリア人は生存者13人全員がオーストラリアに帰還して治療を受けている。

 クリスタルさんは父親のポールさんと姉妹のステファニーさんとともに島の観光に来ていた。ポールさんとステファニーさんは重傷を負っている。

 また、ワイカト病院に運び込まれていた被害者1人が死亡したと発表され、今回の噴火遭難事故死者は15人になった。

 オークランドの検視解剖では、被災者身許識別プロセスを用いて、13日に回収された6体の遺体の身許を調べており、そのほとんどがオーストラリア人と見られている。

 検視官は、「遺族が一刻も早い情報を心待ちにしていることは理解するが、身元の確認にはまだ何日もかかる」と語っている。
■ソース
Australian woman Krystal Eve Browitt first officially named victim of White Island volcanic eruption in New Zealand

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