米国撤退も国内は今期3割増益予想 シンガポールや日本も成長見込む

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米国からの撤退を発表したシドニー発のメキシコ料理ファストフード・チェーン「グズマン・イ・ゴメズ」(GYG)だが、コアビジネスのオーストラリア事業は好調だという。
国内では力強い成長を続けており、2025-26年度(25年7月〜26年6月)のオーストラリア部門の利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)は、8,500万豪ドルと前年度比29%の増益を見込む。今年度中に32店舗を新規開業するとの目標も達成しそうだとしている。
GYGは、店舗網を1,000店に拡大するとの長期目標を掲げている。現状278店舗(今年4月時点)の3.6倍という野心的な計画だ。創業者のスティーブン・マークス共同最高経営責任者(CEO)は「成長の余地が大きいオーストラリア市場に資本と経営資源を集中させることが、長期的な株主価値の向上につながる」と強調した。
一方、シンガポールと日本の海外事業も成長を見込んでおり、今後1年以内に新規出店を進める。米国からの撤退は特殊要因と位置付ける。「GYGのグローバルな可能性を否定するものではない」と、他の海外市場への新規進出も視野に入れる。
市場は米国撤退好感 株価10%上昇
直近2026年第3四半期(1〜3月)の売上高は、3億4,590万豪ドルと前期比で19.5%伸ばした。内訳は、オーストラリアが3億2,040万豪ドル、アジア(シンガポールと日本)が2,150万豪ドル、米国が400万豪ドルだった。既存店売上高はオーストラリアとアジアの合計で前期比6.6%増だったのに対して、米国は2.2%増にとどまっていた。
株式市場は、足かせとなっていた米国事業の「損切り」を好感した。取引開始前の撤退発表を受けて、22日のオーストラリア証券取引所(ASX)でGYG株は一時、前日比で20%以上急騰した。終値は1株当たり19.81豪ドル(9.57%上昇)だった。
■ソース
Update on US strategy and Australia Segment guidance, ASX Announcement(Guzman y Gomez)