探知犬といっしょに水際でバイオセキュリティー守る! 新人ハンドラー、オーストラリア国境警備隊に配属

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優れた嗅覚で高リスク品見つけ、害虫・疫病の侵入防ぐ

オーストラリア国境警備隊の検疫探知犬(Photo: Australian Border Force)

 オーストラリア連邦政府は26日、バイオセキュリティー上のリスクが高い品物の侵入を水際で防ぐ検疫探知犬のハンドラー(指導手)を新たに採用したと発表した。訓練コースを修了した新人のハンドラー6人と現場統轄者2人を全国の国際空港や港湾、集荷施設に配属させた。

 周囲を海に囲まれ、独自の生態系を有するオーストラリアの動植物は、海外の害虫や疫病に対して非常に脆弱だとされている。いったん侵入を許し、繁殖したり感染が拡大したりすれば、国内の農畜産業にとって取り返しのつかない事態になる恐れがある。外部の生物の侵入に弱い生態系が破壊されるリスクもある。

 そのため、オーストラリアは厳しい検疫体制を敷いているが、持ち込みが禁止されたり制限されている食品や農林水産物は申告制。すべての品物を検査するには物理的に限界がある。そこで、頼りになるのがオーストラリア国境警備隊(ABF)の探知犬だ。人間の数千倍以上と言われる嗅覚を生かして、水際で検疫リスクの高い品物を探し出している。

 そんな探知犬とバディを組んで活動しているのがハンドラーだ。連邦政府によると、水際のバイオセキュリティー保安業務に就いている職員1,000人以上のうちハンドラーは60人以上いて、探知犬56頭(2025年8月時点)とともに任務に就いている。今回採用した8人をこれらのチームに合流させ、体制を強化する。

 年初からこれまでに、探知犬は全国で検疫リスクの高い品物1万4,000個以上の侵入を阻止したという。例えば、メルボルン空港ではこのほど、新人のハンドラーと探知犬が、口蹄疫の感染拡大につながりかねない未申告の牛肉約200グラムを発見し、押収した。

 探知犬はリスクの高い200種類以上の品物を嗅ぎ分ける訓練を受けている。生涯で1頭当たり平均約9,000個の品物を発見しているという。

 国境の検疫業務を所管するジュリー・コリンズ連邦農林水産相は声明で「探知犬とハンドラーのチームは、バイオセキュリティーの危険からオーストラリアを守るためのきわめて重要な任務に就いている。わが国の環境や農業に著しい影響を与えかねない害虫や疫病の侵入を防ぐために日夜、働いているのだ」と述べた。

■ソース

Next generation of detector dog teams strengthening Australia’s biosecurity frontline(The Hon Julie Collins MP, Minister for Agriculture, Fisheries and Forestry)

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